2023 年111月 「株式会社彩の国でんき」
いま、気候危機、地球環境の激変がすすんでいます。
今年の夏、世界各地で4040℃を超え50 度にせまる気温となり、世界の平均気温は10 万年ぶりの高温を記録しました。熱波による死者、森林火災、干ばつと洪水の多発、海水温の上昇など海の異変等々があらわとなっています。
世界は、気温上昇を産業革命前より1.51.5℃に抑えようと合意してきましたが(2015 年のパリ協定、2021年のグラスゴー合意)、科学者は、このまま推移すれば、2030 年代初めにも、1.51.5℃上昇は避けられないと警告しています。それは、現在発生している異常気象をさらに深刻化させるとともに、熱帯雨林のサバンナ化、シベリアの永久凍土融解による温室効果の高いメタンガスの大量放出、北極・南極・グリーンランドなどの氷床の融解による海面上昇、海流の変化・酸性化などの海の異変など、地球環境を後戻りできないステージに移行させようとしています。これは、食糧危機を招き、大規模な難民の発生を不可避とします。
残念ながら、世界では、昨年2 月ロシアのウクライナ侵攻が起こり、石炭などへの需要が高まり、CO2 排出量が過去最高となるなど、温室効果ガスの排出量削減の取り組みが足踏みしています。再エネの活用へ意欲をもっている途上国への先進国からの資金援助も具体化されていません。日本では、2050 年のネットゼロ目標の実現も危ぶまれる状況です。石炭火力発電の廃止時期も明瞭にされず、再エネ開発の目標も低く(電源の55~6 割程度)、脱炭素は原発に依存する方向にあります。
世界では市民が立ち上がり、ドイツで若者の訴えを憲法裁判所が認め、ネットゼロ目標が2050 年から2045 年に前倒しされました。日本でも、若者が行動しはじめました。
こうしたなか、「彩の国でんき」は、脱炭素・脱原発、自然エネルギーの地産地消をめざして、市民の力で温暖化防止に寄与しようと活動しています。現在も、営農型太陽光発電(ソーラーシェリング)設置などに取り組んでいます。この事業には、場合によっては、1 カ所、数千万円の出資が求められます。この資金確保のために、私たちは、表題のCN(カーボンニュートラル)未来基金を設置し、多くの市民のみなさんに協力をよびかけます。
この基金は当社への借入金と募金で賄われます。
◆借入金として拠出された基金は、太陽光発電所などの再エネ発電事業の投資につかわれ、そこから生まれた利益をもって、元本の返済と一定の利息の支払いを行います。
借入金の条件については、個々にご相談し、契約書を取り交わします。
◆募金については、金額の多寡を問わず、受領し、再エネ事業の資金として活用します。
口座:埼玉りそな銀行 武蔵浦和支店口座番号 5430007
名義 カ)サイノクニデンキ
この基金に協力される方は下記にご連絡ください。
「株式会社彩の国でんき」 さいたま市南区別所2- 29- 8
電話:048-711- 2312 //048-711-3197 携帯:090 7843 8653(吉村文則)
URL: https://sites.google.com/view/sainokuni-denki
E mail: info@sainokunidenki.co.jp
FAX:048-864-8686/048-711- 9336
なお、当社は、資本金の増資も呼びかけています(ホームページをご覧ください。問い合わせは上記にお願いします)