2022年10月1日にハウス内で甘藷(サツマイモ)の苗を植え付けました。こちらの苗は農研センターの方からご提供していただいたもので、品種は、「ちゅらまる」「沖夢紫」「ちゅら恋紅」「備瀬」「白夢きらり」の沖縄県産品種の5種類です。品種ごとに区画しました。
私たちは「秋植え」で甘藷(サツマイモ)を栽培しています。
元々は「夏植え」を行い、10月から11月にかけての収穫を目指していましたが、予定していた農地が急遽、借りれることができなくなり「夏植え」の夢はかないませんでした。
どうにか使える畑はないか探したところ、農学部の畑はかなりの部分が使われており、その捜索はかなり難航しました。何とか関根先生のお借りしているハウス内の一部をお借りすることができ、ぎりぎりでの「秋植え」をすることができました。
沖縄は年中温かいその環境から、年中甘藷(サツマイモ)の栽培が可能となっています。また、話によれば「秋植え」の方が主流で行われている「春植え」よりもイモの食味がいいともいわれています。その有効性を確かめる意味でも、この「秋植え」の栽培は非常に意味があります。
定植は先端に輪を作った支柱を使って、横に寝かせるようにして苗を植えました。適度な深さに植え付けるのが難しく、浅く植えたものは、土から苗が出てきてしまうので、露出しないように土を被せました。葉の付いた節の部分から根を伸ばしていき、イモがなっていくので、苗を十分に土に埋めることが必要でした。元気よく生長してほしいと願いながら、植え付け後にたっぷりと水をやりました。
(編集者 和田)
イモの苗の定植後、最初の2週間は発根するまで毎日水をあげました🚿
きちんと当番を割り振り、何曜日は~さん、何曜日は~くんというように、全員で取り組みました。一人一人が責任をもち、忘れずに水やりを行いました。イモの苗は問題なく生長しましたが、雑草との闘いが始まりました⚔
抜いても抜いても次々に生えてくるので、終わりのない闘いに何度も挫けそうになりました。我々の闘った相手は雑草だけではありません。虫です。彼らは葉を食害し、へなへなにしてしまいます。また、毛虫が服に付くこともあります。刺されたら痒くなるので大変です。収穫まで彼らとの闘いは続きます。
定植から1か月後、最初の花が咲きました!
品種は「ちゅら恋紅」で、とても綺麗で感動しました。
定植から約2か月後、追肥を行いました。サツマイモ専用の化成肥料を葉や茎などの植物体に当たらないように、土の上に撒きました。植物の根元からちょっとだけ離れた場所に撒くことで、根を強く張らせることができます。