三原麗珠サイトの墓場

このページは三原麗珠の Web サイトの墓場です. 他に適当な居場所をもたなくなった死者たちすべてを記念して, 特にはなばなしい活躍をした英霊たちをここに祀っています.消えたページの多くは WayBack Machine のアーカイブで見ることが出来ます.


西暦20209月没

Google サイトの移行に失敗した.「公開」しようとした時にエラーが起きたため新サイトは公開とならず,旧サイトだけ消えてしまった.改めて別のサイトを立ち上げ重要なページをコピーして再開したものの,過去の開講科目ページをはじめ多くのページが失われた.バックアップは取ってあるけど,それらのページに復活の日が来るかどうかは分からない.

西暦2018年2月没

サービス終了につき,atpages に置いたアーカイブサイト全体が消滅.その直前にほとんど丸ごと https://reijum.web.fc2.com に移行することにより復活.文字コードを utf-8 に変更し,いちぶに見られた文字化けも解消.

西暦2014年9月没

atpages のアーカイブサイトから以下の記述を削除.他の3項目を researchmap の業績リストに移したら,未出版の『ブスには分からない経済学:奇麗な女子学生のために』一項目だけになってしまったため.笑

Somewhat Academic Works

This category includes slightly (or mildly, or somewhat, or not terribly, or not so) academic works. Some of them may be useful for pedagogical purposes.

  • [3項目略]

    • 『ブスには分からない経済学:奇麗な女子学生のために』(仮題;ほかに『大人のための経済学』などのタイトルを考えている) 2071 年出版予定. Economics for Adults: Not for Busu, unwritten manuscript to be published in 2071. もと女子大(帝塚山)へのお誘い(の一歩手前?)をお断りして香川へやってきた経済学者によって書かれた,知性と感性を磨くエッセイたち.昨日経済新聞社「市場自由賞」残念部門特別候補予定作品. 作者によるエッセイのサンプルは「れ・イジュ」のページから入手できます.

西暦2014年9月没

西暦2013年8月没

[outdated; 古文書] Directions to Mihara's Office; 三原麗珠オフィスへのアクセス の Step 3 を大幅に削除した.2014年4月まで一時的に図書館外に研究室を移動中のため.

西暦2010年7月没

「香川大学図書館 研究開発室 (Research Division, Library and IT, Kagawa University)」という非公式な組織名を載せるのをやめた.かわりに「香川大学図書館 (Kagawa University Library)」を用いるように変更した.もともと「研究開発室」あたりの名称を公式のものにしようという話はあったのだが,特に支障もないのに新たな学則を作るのは無駄だし,他の戦略上の理由もあって単純に「香川大学図書館」を用いることにした.Institute for Advanced Study (高等研究所) という名称にしようと秘かに思ったこともあったが実現しなかった.

西暦2008年10月没

旧サイト http://www.gsm.kagawa-u.ac.jp/~reiju/ にあった以下の記述を削除:

Why has the site moved?

香川大学のサーバ www.gsm.kagawa-u.ac.jp の設定が,2007年末ころ香川大学総合情報センターによって一方的に変更され,学外からファイルをアップロードできない状態になりました.情報発信という大学の使命を実現するためには物理的に大学キャンパスに居ないといけないということであり,(民間レンタルサーバの例などをもちだすまでもなく) まったく満足できるものではありません.センターの web サイトには以下のようにあります:

「本センターは、学内情報基盤担当組織として、学内外・キャンパス間等を繋ぐネットワークの管理、維持、整備を通して、教育研究活動...などを行うネットワーク環境を提供しています。」

総合情報センターが,みずからのミッションを果たすことができなくなったわけです.自分はもともと大学サーバに民間レンタルサーバ並のサービスは期待していませんでした.既成ブログや既成 wiki,そしてブラウザによるファイルアップロード機能など,無料サーバでも提供できているサービスさえ期待していませんでした.しかしファイルを世界中からアップロードできるというのは最低限のサービスでしょう.その最低限のサービスも受けられなくなったいま,学外サーバに個人サイトを移さざるを得なくなりました.

「そういうテクニカルな事情ではなく,きっとべつに事情があったにちがいない」と思う読者もいるかもしれません.(たとえば「教員の個人ページに載せる内容を大学が指示するようになった日」にあるような事情?) 長期的にはいろいろ不確実な要因があるのは否定できなかった,とだけ答えておきます.

西暦2008年3月没

サイトを http://www.gsm.kagawa-u.ac.jp/~reiju/ から http://www5.atwiki.jp/reiju/ へ移動し,更新予定のないファイルは http://www6.atpages.jp/reiju/ へアーカイブ.以下は更新時に残っていた「新着情報」である:

・Journal of Mathematical Economics 掲載論文の巻号ページが決定.Acknowledgements に注目.1/08

・ワーキングペーパー 1 本を改訂 (関連記事あり).11/07

・ワーキングペーパー 2 本を改訂.(今年の研究は終了したのだが,これらは改訂なので例外.) 無限を許す理想化された仮想的な世界と,有限なものの積み重ねのみを許す現実世界を橋渡し.まだ始まりにすぎないけれど,哲学者・法学者・数理社会学者にたいする問題提起を意図しつつ執筆.8/07

最強学生だったもと教え子のサイトにリンクを張ろうと前々から思っていたけど,リンク集がないこともあって適当な場所がなかった.とりあえず「新着情報」に載せておく.それほど年月が経ったわけでもないのに,すでに脅威となるほど成長してしまったよ…….(学部段階での指導がよかったにちがいない.笑) 7/07

・研究業績にワーキングペーパー 1 本追加: The Nakamura numbers for computable simple games. 今年の研究はこれにて断念 (インプットと投稿論文の修正を除く).今年じゅうに 9 割がた完成したかったもう一本は着手さえできなかった (「今年は 1.9 本!」と宣言していたんだが……). 6/25/07

・研究業績のワーキングペーパー 1 本を改訂.5/07 (Journal of Mathematical Economics のサイトに掲載 6/07)

・このサイトは http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~reiju/ からこちらに移動してきました.新しいメールアドレスは reiju に続いて @ そして gsm.kagawa-u.ac.jp です.2/22/07

・2007 年度のシラバスを掲載.2/15/07

・シンプルゲームの計算可能性にかんするペーパーから平凡助教授による関連記事へリンク.11/06

・研究業績にワーキングペーパーを2本追加.10/06

・Solomon's dilemma を解決するペーパー追加.平凡助教授のコメントも参照.9/06

・トップページの写真が変わった.8/06

・三原麗珠の研究環境 7/06 (のちにこちらへ移動)

・(ヒマなのか忙しいのか知らないが) けっこう出張している大学教員もいることを発見したので,自分の分を調べてみた.ここ二年間に香川を離れた記録を近況報告に載せた.GSM に移ってからの出張回数は1回.3/06

・「資源配分の公理的分析: 公平の理論」の受講生の感想を掲載.3/06

・いろいろ削除したり移動したり.6/05

西暦2007年2月没

サイトを www.ec から www.gsm へ移動.

日本語入り口 (?) (indexj.html) のトップにあった「もと香川大学再建委員会のページ (旧ページはよそに保管)」という記述を削除.

大学が法人化した2004年4月をもって更新を終えていた Department of Economics at Kagawa University: An Unofficial Guide (香川大学経済学科ガイド) を削除.

ミクロ経済学高速入門レクチャーノート の pdf のみ残し, texhtml を削除.

西暦2005年6月没 (香川大学再建委員会「新着情報」)

粛正終了につき,10日間ていど新着情報に現れていた「おわび: 香川大学 Web サーバー利用ガイドラインの改訂にともない,このサイトは近々粛正されます」の文句を削除.

西暦2005年6月没 (香川大学再建委員会の見出し)

香川大学に大学を

あるいは

香川大学を大学に

香川大学を復興・再生させるための個人研究プロジェクト

(2000年3月に団体解散後,プロジェクト名として再出発)

香川大学再建委員会

オフィシャル・ホームページです

西暦2005年6月没 (香川大学再建委員会の巻頭言)

大学評価・学位授与機構は社会主義者の陰謀か?」を提携ブログに移動.

西暦2005年6月没 (香川大学再建委員会のメイン記事)

香川大学で経済学を学ぶために: モデルプログラムを削除.そこからリンクされていた「香川大学研究者総覧」の発刊にあたっても削除.

西暦2005年6月没 (香川大学再建委員会「今後開設を予定している授業科目」)

2004年に GSM (Graduate School of Management) に移籍して状況がだいぶ変わりました. 今後は,すでに提供されている資源配分の公平にかんする科目をはじめとして, 協力ゲーム,インセンティブ,離散数学などの科目をやってみたいと思っています.

西暦2005年6月没 (香川大学再建委員会「開発した教材」)

数理権利論スライド を削除.セクション4.3と5以外の内容はべつのレクチャーノートに取り込まれている.

西暦2005年6月没 (香川大学再建委員会「入試問題予想コーナー」)

西暦2005年6月没 (香川大学再建委員会「研究関連」)

未完成だった「規範経済学のページ」を削除.

「研究業績・文献リスト」の文献リストから,以下を削除.最終バージョンは WayBack Machine から入手できる:

    • すべての文献データベース(ほぼ著者名順: bib) 1/02; 削除予定

    • すべての文献リスト(日本語最適化版, 入力順: text/tex/bbl ) 1/02; 削除予定

    • 三原麗珠の本棚 (図書館での書籍購入記録; text) 5/02

    • 規範経済学:文献リスト(text/tex/bbl, pdf)1/8/99

      • 数理権利論,社会選択理論,メカニズム・デザイン,経済数学などの背景知識,リバタリアニズムと無政府資本主義など. 案内つき.古くなってしまった.

    • 法と経済学:文献案内にかえて(text/tex/bbl, pdf)1/8/99

      • 「伝統的な法学研究の根本的な誤りは,法を『法学』という学問として取り扱おうとしたところにあったのである.」(マーク・ラムザイヤー)

      • こちらも古くなってしまった.

西暦2005年6月没 (H. Reiju Mihara as a Normative Economist; Research Interest)

In my future research, I plan to study economics of anarchy. (It is, to say the least, public economics with an accent. Although they don't explicitly say so, many economists think taxation is wrong but necessary. Economics of anarchy attempts to establish that taxation is wrong and unnecessary.) In particular, I'm interested in examining anarcho-capitalist society (advocated by David Friedman (http://www.best.com/~ddfr/ ))---a society in which institutional coercion is not legitimized. It is a free society without a government. It is a society where every human interaction is taken place voluntarily in a market---including provision of law and order. I plan to study feasibility, stability, and desirability of such society, applying contemporary methods of economic theory.

-Link to Anarchist Theory FAQ by Bryan Caplan (Excellent!):

http://www.gmu.edu/departments/economics/bcaplan/anarfaq.htm

西暦2004年7月没 (香川大学再建委員会「今後開設を予定している授業科目」から)

2004年に GSM (Graduate School of Management) に移籍して状況がだいぶ変わったので,以下を削除しました.

三原はすこし路線を変更しようとしているのかもしれません.いまいちばん開発したいと思ってるのは,非協力ゲーム理論や社会選択理論にもとづく政治理論 (analytical/positive political theory) の科目です.内容は規範的というよりむしろ実証的なもの.Morrow, Ordeshook, Shepsle & Boncheck, Banks あたりのテキストをもとにした標準的な科目を考えています.毎年出してもいいような科目ですね.(経済学科にいるかぎり,毎年出すのは無理があるかもしれませんが.) どなたかこれらのテキストのレクチャーノートもってらしたら,ぜひわけてくださいませ.

これまでは実際に開講した科目も予定していた科目も,繰り返し出すことを前提としないトピック風のものが多かったようです.知っていることを教えるのが苦痛だったのかもしれません.そんなわけで,いつになっても初めて出す科目があるのでした.その傾向は今後も変わらないかもしれません.でも新しい科目ばかりやるのもコストが大きいので,そろそろ標準科目の開発を目指そうと思うわけです.

西暦2004年7月没 (香川大学再建委員会 から)

教育12ちゃんねる掲示板 (by K. Kumo)

教育・大学・ 学部学科などに関する自由な議論の場を提供するために,地域社会システム学科教員の雲さんが設置した,匿名書き込み可の掲示板でした.2003年1月に閉鎖しました.

西暦2001年8月没 (香川大学再建委員会「今後開設を予定している授業科目」から)

なお2001年度集中講義に三原を呼ぼうとしてくださった K 大学大学院のみなさま,ご期待に応えられずゴメンナサイ.研究分野である社会選択理論の講義ということだったので,準備の大変さも何も考えずぜひ行こうと頑張ってみたのです.でも在外研修中ということで学内の了解がえられずに断念せざるを得ませんでした.なにがダメなのかよく分からなかったのですけど.だけどよく考えてみたら,じつのところは学内の了解以前に自分の準備もまだまだなんですよね.(すでに開発した学部向けの教材ばかりでは申しわけないし.) というわけでこんご数年間は本務校で標準科目でも開発することに専念したいと思うのです.出講は〈将来〉の話.

将来,大学・専門学校・予備校・高等学校,そして宗教団体などにお届け( 出講サービス)できるように,いくつかのコース(授業科目)を開発しているところです.予備校のコンサルタントをしながら,情報を収集している会員もいるようです.待つだけのサービスを提供している「香川大学生涯学習教育研究センター」とは関係ありません.

    • 特別講義「自由と権利の理論への数理的・経済学的アプローチ

      • 教養教育の色彩の濃い専門教育科目.先端的な学術論文を題材にする.Sen, Gibbard, Suzumura, Pattanik, Hammond, Gardenfors, Peleg, Lagunoff, Oakada, David Friedman, Benson, Hershleifer など.内容は数理的権利論,私有財産制への協力ゲームアプローチ,Tieboutの政府間競争モデルの新展開,n 人囚人のジレンマによる国家形成論,無政府資本主義論など.「教養科目は退屈」というひとにぴったり.高度な内容をできるだけ平易に解説する.

    • 特別講義「アナーキー

      • Caplan, D. Friedman, Lemieux, Benson, Nozick, Rothbard.

    • 特別講義「Internet の『病理』

      • The Internet においてポルノや嫌がらせとされるものの実態を把握し,それらへの規制の根拠や方法,そして予想される帰結について,社会的,技術的,哲学的,国際比較的観点から考察する.シラバスの参考文献には,いわゆるアダルトサイトへのリンク情報満載.

西暦2001年8月没 (香川大学再建委員会「香川大学案内」から)

法学部 以下の情報は古くなってしまいました (1996, 97年ころの話).貴重な歴史として記録に留めておきます.

「法学系の博士課程を作ろう!」と言っている人がいるのがこの学部です.その人によれば,博士課程を作ると法 学部のレベルがアップするそうです.なぜって法学系の博士課程を作ると, 香川大学法学部の先生たちが香川大学で博士号をとれるようになるから. その結果,香川の法学部に博士号を持った人が増え,法学部のレベルはアップすると.この人,本気で言っているらしいので,多分われわれには 想像できない深遠なお考えでもあるのでしょうね.再建委員会の委員 [当時再建委員会は団体だった] としては,少数意見であることを願います.まんいち法学部にこういう考えの人が多いとしたら,香川の法学部 はいずれ香川大学出の法学博士ばかりで埋め尽くされ,それこそ驚くべきレベルになるでしょうから.

香川の法学部では,〈公共選択〉(政治過程の経済学的分析)で人を採るなど,国内の法学部としては新しいことをやっているよう です.〈法と経済学〉といえる研究成果(ただし経済法の分野です) も出ているようですね.

[法学を学ぶ方々へ素敵なプレゼント をお贈りします.]

西暦2001年8月没 (香川大学再建委員会「民族学校出身者関連」)

ある会員が勉強の相談に乗ってあげている女の子の話です.彼女は親がある民族団体の役員をしている都合で, その民族系の高校に入らなくてはならなくなりました.(この点を信じがたいと思う人は,その親がひじょうに慎重であることと, その団体の背後にひじょうに抑圧的な体制が存在する[とその親が信じている] こととを仮定してください.そうすれば理解できない状況でもないでしょう.)しかし彼女がその民族系高校を卒業しても, 彼女の入りたい大学(日本の国立大学)を受験することはきません.その大学を受験する資格を得るため, 大学入学資格検定試験(大検)合格をめざしています.しかし彼女は中学も民族系だったので,大検の受験資格がありません. そこで民族系の学校側に黙って夜間の高校にも通い,「中卒以上」の学歴をつくろうとがんばっています.大検に通れば, 夜間高校はやめることになるでしょう.そういう彼女たちに,定時制高校側は「うちは本当に勉強したい社会人が来るところ」 と言います....香川大学再建委員会にとってプライオリティーの高い問題ではないので,とりあえず事実だけを書いておきました.

三原麗珠