2023年度人工知能学会全国大会(JSAI 2023)
「不動産とAI」特設サイト
JSAI 2023企画セッション KS-8
少子高齢化と「住まい」産業のDXを考える
開催期日:2023年6月6日(火)〜6月9日(金)
企画セッション実施:2023年6月7日(水)17:30〜19:10 C会場
会場:熊本城ホール(オンラインとのハイブリッド開催)
来たる2023年6月に開催される人工知能学会全国大会(JSAI 2023)において、企画セッションKS-8「少子高齢化と「住まい」産業のDXを考える」を開催いたします。少⼦⾼齢化の進展に伴う「住まい」の課題に取り組まれている方々をお招きし、AI技術、ビッグデータを新たな「住まい」産業の秩序形成に⽣かす⽅策について議論を展開します。
2017年から3回にわたり開催したオーガナイズドセッション「不動産とAI」(JSAI 2017@名古屋、JSAI 2018@鹿児島、JSAI 2019@新潟)、2020〜2022年に開催した企画セッション(JSAI 2020@オンライン、2021年@オンライン、2022年@京都)では、毎回多数の方々にご参加いただき、活発な議論が行われてきました。今回の企画セッションでは空き家の増加、加齢によるニーズの変化と住宅ストックの不整合、さらにいわゆる2025年問題に伴う労働⼒の不⾜などの諸課題に対し、「住まい」に関する産業のデジタル変 ⾰(DX)を進めていくことがどのように寄与するか、多岐にわたる議論の展開を予定しております。
多数の方々のご参加をお待ちしております!
お知らせ
2023年5月28日
直前・当日参加に関する情報、および懇親会の参加募集に関する情報を掲載しました。
2023年4月3日
JSAI 2023「不動産とAI」特設サイトを開設し、企画セッションKS-8の情報を公開いたしました。
※事前参加登録(早期割引)の締切が4/21(金)18:00になります。ご登録をお願いいたします。
企画セッションKS-8 少子高齢化と「住まい」産業のDXを考える
「住まい」に関連する産業は、いずれも巨⼤な市場規模(不動産: 45兆円、住宅リフォーム: 6 兆円、建設: 57兆円など)を有し、多くの雇⽤を⽣み出すとともに、各地域の経済に⼤きな影響を及ぼしてきました。しかし、近年の少⼦⾼齢化の急激な進展は、住まいの市場にさまざまな問題を引き起こしつつあります。空き家の増加、加齢によるニーズの変化と住宅ストックの不整合、さらにいわゆる2025年問題に伴う労働⼒の不⾜などの諸課題にどう取り組むかが、各地域の 経済の⾏く末を⼤きく左右しかねません。
現在、住まいに関するAI技術、ビッグデータを⽣かして「住まい」に関する産業のデジタル変 ⾰(DX)を進めることが、こうした諸課題に取り組む上での強⼒な⼿段になることが期待されています。本企画セッションでは、少⼦⾼齢化の進展に伴う「住まい」の課題に取り組まれている⽅々をお招きし、AI技術、ビッグデータを新たな「住まい」産業の秩序形成に⽣かす⽅策を議論いたします。
開催日時
2023年6月7日(水)17:30〜19:10
会場
C会場 + オンライン
プログラム
イントロダクション(企画趣旨の説明)(5分)
パネリストからの研究事例紹介(20分×3)
LIDAR測量、簡易BIMによるリノベ・維持管理へのデータ活用
清水 哲志 氏(株式会社スターツ総合研究所 主幹研究員/スターツアセットマネジメント株式会社 新規事業開発室 課長)
城戸 祐一 氏(スターツCAM株式会社 設計部 デジタルR&D LABO BIMテック開発室 副部長)
リノベーション事業の最前線の話題(ビンテージビルの活⽤など)
吉原 勝己 氏(スペースRデザイン株式会社 代表取締役)
地⽅⾃治体における⾼齢社会デザインへのビッグデータ活⽤ソリューション事例
⼤屋 誠 ⽒(ヤフー株式会社 データソリューション事業本部 パブリックエンゲージメント部部⻑)
パネルディスカッション(35分)
登壇者:清水 哲志 氏、城戸 祐一 氏、吉原 勝己 氏、⼤屋 誠 ⽒ + セッションオーガナイザー
パネリスト プロフィール
清水 哲志 氏
株式会社スターツ総合研究所 主幹研究員、スターツアセットマネジメント株式会社 新規事業開発室 課長。
千葉工業大学大学院 修士課程修了。一級建築士。
スターツグループに入社後、建築設計部門、営業部門、新規事業推進部門を経て現職。主にBIM(Building Information Modeling:3Dモデルによるデータベース構築技術)を基軸にした不動産・建設分野とITの組合せによるシステム開発、新規事業推進業務に従事。
開発したシステムとして、AIを活用した建築・事業計画立案サービス「ARCHSIM」(特許取得済み)、BIMビューア付きWEB数量集計システム「BIMgo」、BIMを用いた不動産鑑定、LiDAR測量による修繕・リフォーム用BIM構築・活用システム「Re:BIM」(特許申請中)などの開発を行っている。
城戸 祐一 氏
スターツCAM株式会社 設計部 デジタルR&D LABO BIMテック開発室 副部長。一級建築士。
スターツCAM株式会社に入社後、設計担当者として建築設計業務に従事。その後建築VIZ・DX領域に転向し、2013年から社内BIM立ち上げに参画。
企画~設計~施工~維持管理に至る建設ワークフロー全般において、合理的なデータ活用を目的にBIMの技術開発・推進を務め、2019年から大学でのBIM講義・演習、社外BIMセミナー等、社内外へのBIMの普及活動も行う。
吉原 勝己 氏
スペースRデザイン株式会社 代表取締役。
1961年福岡市出身。清川で生まれ育ち、街の変化を見てきた。製薬会社の研究開発員を辞め、経営難に陥った築古マンションを父親から引き継ぐも、試行錯誤してリノベーションやDIYの分野を開拓し古いビルの再生を次々に実施。リノベーションミュージアム冷泉荘は福岡市都市景観賞やその他表彰を獲得し、古ビル再生の事例として全国より視察が来る。築100年のビル活用を目指しNPO法人福岡ビルストック研究会を立ち上げ、福岡DIYリノベWEEKなどを企画している。
<webサイト>
⼤屋 誠 ⽒
ヤフー株式会社 データソリューション事業本部 パブリックエンゲージメント部 部長。
クラウドサービス事業の立ち上げ、IoTプラットフォーム事業のR&D等を経て現職。 ヤフーのビッグデータを活用したデータソリューション事業において、官公庁及び公共セクターのコンサルティングに従事。観光、交通、都市開発からCOVID-19対応など幅広く対応を行っている。
西宮市 DX推進指針策定アドバイザー、八代市 やつしろ×Techコンソーシアム構成委員、総務省 ICT人材育成特別研修 講師(令和2年度〜令和4年度)などを担当。
関連発表 プログラム
2日目 一般セッション [2T1-GS-10] AI応用:一般
6月7日(水)9:00-10:40 T会場(遠隔)
9:40-10:00 深層学習を用いた特許審査での類似不動産間取り図検索の効率化手法
〇津熊 哲朗1、沖 拓弥1 (1. 東京工業大学)
企画セッション・一般セッション参加募集
不動産分野にとどまらず、「住まい」領域へのAI適用に関する研究・開発・ビジネスに取り組まれている方々、ご関心をお持ちの方々など、多数の皆さまのご参加をお待ちしております。
企画セッション、一般セッションへのご参加にあたっては、JSAI 2023への聴講参加申込が必要です。
聴講参加申込
3月1日より聴講参加申込の受付が以下のページにて開始されました。5月12日(金)18:00までにお申し込み、事前登録をお済ませください。
事前登録は締め切られましたが、6月2日(金)15:00頃より、直前・当日参加登録の受付が開始されます。
人工知能学会に入会すると、参加費が大幅に安くなるだけでなく、人工知能に関する最新情報が満載の学会誌「人工知能」の送付、研究会への参加・発表、人工知能学会が主催するセミナー・講演会など、たくさんの特典がございます。この機会にぜひご入会をご検討ください。
懇親会の参加募集
本セッションの終了後、ささやかではございますが懇親会を会場近辺にて開催いたします。
ご参加希望の方は、以下のページにお名前をご記入くださいませ。
→ 調整さんページ
宿泊・交通について
現地参加を予定されている方は、JSAI 2023のWebサイトをご参考に、各自ご手配ください。
共同企画者
リンク集
人工知能学会誌 2018年9月号 私のブックマーク「不動産と人工知能」
第15回情報科学技術フォーラム(FIT 2016)イベント企画「Real Estate Tech:不動産×IT ~ITが拓く不動産の未来~」(2016年9月8日、富山大学)
第16回情報科学技術フォーラム(FIT 2017)イベント企画「不動産テック ~不動産×AIが拓く不動産の未来~」(2017年9月14日、東京大学本郷キャンパス)
国際オーガナイズドセッション Consumer Electronics as Real Estate Tech(IEEE GCCE 2019、大阪府豊中市)
国際特別セッション Multimedia for RETech 2021: Innovations of Housing and Real Estate Industries(IEEE MIPR 2021、東京都)