2022年度人工知能学会全国大会(JSAI 2022

「不動産とAI」特設サイト


JSAI 2022企画セッション KS-09

「住みたい街ランキング」を再考する


開催期日:2022年6月14日(火)〜6月17日(金)

企画セッション実施:2022年6月17日(10:00〜11:40  L会場

会場:国立京都国際会館(オンラインとのハイブリッド開催)

来たる2022年6月に開催される人工知能学会全国大会(JSAI 2022において、企画セッションKS-09「『住みたい街ランキングを再考するを開催いたします。街の「魅力」や住みやすさに関わる要因をビッグデータで測定する取り組みをされている方々をお招きし、人々の住まい探しに大きな影響を与えている「住みたい街ランキング」のこれからについて議論を展開します。

2017年から3回にわたり開催したオーガナイズドセッション「不動産とAI」(JSAI 2017@名古屋JSAI 2018@鹿児島JSAI 2019@新潟)、2020〜2021年に開催した企画セッション(JSAI 2020@オンライン2021年@オンライン )では、毎回多数の方々にご参加いただき、活発な議論が行われてきました。今回の企画セッションでは、「住みたい街ランキングがもたらした正負双方の側面、街の主観的評価から客観的・科学的評価への移行の可能性、人々のライフスタイルの多様化をどのように取り入れるかなど、多岐にわたる議論の展開を予定しております。

多数の方々のご参加をお待ちしております!

お知らせ

2022年5月16日

企画セッションの開催日時が6/17(金)10:00〜11:40に確定いたしました。

事前参加登録の締切が5/20(金)18:00に迫っておりますので、忘れずに登録をお願いいたします。

また、関連発表4件(一般セッション2件、インタラクティブセッション2件)の情報を掲載いたしました。

2022年4月1日

パネリストの方々のプロフィール、参加募集情報を掲載いたしました。

2022年3月10

JSAI 2022「不動産とAI」特設サイトを開設し、企画セッションKS-09の情報を公開いたしました。

また、パネリストの情報を掲載いたしました。

企画セッションKS-09 住みたい街ランキングを再考する

人生に大きな影響を与える選択には、「何を」(職業や教育の選択)、「だれと」(パートナーや友人選び)とともに、「どこで」、すなわち居住地の選択があります。得られる仕事、出会う人々、子どもや伴侶に与えられる選択肢などは、居住地によって大きく左右されます。

「どこに住むべきか」が多くの人々にとって重要なテーマであるがために、「住みたい街ランキング」には大きな需要があり、各不動産情報ポータルなどがこうした情報を発信し、マスメディアに取り上げられる機会も多いです。 一方で、個人の価値観が多様化する中で、画一的に「こういった街に住むと良い」といった提案にとどまることの限界もあります。ドラマ化もされた漫画作品「吉祥寺だけが住みたい街ですか」では、「住みたい街」によく取り上げられる吉祥寺に憧れを抱いてやってくる女性客に、本人が本当に住みたい街を案内する不動産仲介業の双子の姉妹が描写されています。また、コロナ禍が人々のライフスタイルを大きく変えつつある中で、これまでの「みんなと同じような選択」が必ずしも最善ではないのでは、といった疑問ももたれるようになっています。

本セッションでは、街の「魅力」や、居住地が人々に与える影響について定量的・定性的な調査にもとづく研究を行われている方々をお招きし、ビッグデータにもとづく居住地選択支援のこれからについて議論いたします。

開催日時

2022年6月17日(10:00〜11:40

会場

L会場(Room B-1)+オンライン

プログラム

イントロダクション(企画趣旨の説明)

パネリストからの研究事例紹介

パネルディスカッション

パネリスト プロフィール

情報・システム研究機構統計数理研究所 医療健康データ科学研究センター 特任准教授。慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 特任准教授。一橋大学経済研究所 客員教授。

慶應義塾大学院健康マネジメント研究科博士課程修了。博士(健康マネジメント学)。

専門領域は、健康社会学、社会疫学、コミュニティ心理学など。日本で“最も”自殺の少ない町での調査を行い、コミュニティにおける「自殺予防因子」を示した。近年では、小学生が成人するまでを追跡するコホートスタディ「未来を生き抜く力、見つけたい」を開始した。また、路地をはじめとした町の空間構造特性の調査に着手するなど、コミュニティの在り方をテーマに多様な研究を展開している。

著書に、「生き心地の良い町-この自殺率の低さには理由(わけ)がある」、講談社、2013。

東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 准教授。2003年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。独立行政法人建築研究所住宅・都市研究グループ主任研究員を経て、2014年より現職。

都市環境と人間活動との関係に研究関心を持ち、犯罪の起こりにくいまちづくり、歩行などの身体活動を促すまちづくりなどを研究テーマとする。

アーバンデザインセンター高島平(UDCTak)副センター長、福岡県警察犯罪予防研究アドバイザー、川口市空家等対策協議会副会長などを務める。日本都市計画学会論文奨励賞(2010年)、都市住宅学会賞論文賞(2017年)、日本計画行政学会論文賞(2019年)など受賞。

京都大学東南アジア地域研究研究所/白眉センター特定助教。2019年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。東京大学空間情報科学研究センター特任助教を経て、2021年から現職。

修士課程までランドスケープアーキテクチュアを専攻するが、肌感覚で理解した都市の課題を定量的に解析、表現することに関心を持ち、博士課程で住宅・都市解析を専攻する。空き家問題をはじめとする自治体課題を定量的に捉え、社会実装に結びつけることを主眼に研究している。

主な関連研究として「Walkabilityと不動産価値: Walkability Indexの開発」CSIS Discussion Paper, 163などを執筆。

関連発表 プログラム

2日目 一般セッション [2J4-GS-10] AI応用:経済

6月15日(水) 13:20 〜 15:00 J会場 (Room J)

14:20 〜 14:40 リカレント・ニューラルネットワークによるオフィス床需要予測とDiPasquale-Wheaton型オフィス賃料予測 東京オフィス市場を事例として

〇水田 岳志1 (1. 一般財団法人日本不動産研究所)


2日目 一般セッション [2K4-GS-10] AI応用:一般

6月15日(水) 13:20 〜 15:00 K会場 (Room K)

14:40 〜 15:00 オノマトペを用いた街の雰囲気のスコア化と統計情報からの回帰予測(※オンライン発表)

〇家田 大希1、野崎 裕二1、坂本 真樹1 (1. 電気通信大学)


4日目 [4Yin2] インタラクティブセッション2

6月17日(金) 12:00 〜 13:40 Y会場 (Event Hall)

[4Yin2-44] 不動産物件画像分類におけるラベルノイズの影響

〇市原 大也1、岡本 一志1、柴田 淳司2 (1. 電気通信大学、2. 東京都立産業技術大学院大学)

[4Yin2-54] カルマンフィルタによる住宅価格の説明変数の逐次推定

〇山田 慧1、岡本 一志1、柴田 淳司2 (1. 電気通信大学、2. 産業技術大学院大学)

企画セッション・一般セッション参加募集

不動産分野にとどまらず、「住まい」領域へのAI適用に関する研究・開発・ビジネスに取り組まれている方々、ご関心をお持ちの方々など、多数の皆さまのご参加をお待ちしております。

企画セッション、一般セッションへのご参加にあたっては、JSAI 2022への聴講参加申込が必要です。

聴講参加申込

3月1日より聴講参加申込の受付が以下のページにて開始されました。5月20日()18:00までにお申し込み、事前登録をお済ませください。

JSAI 2022 聴講参加申込ページ

人工知能学会に入会すると、参加費が大幅に安くなるだけでなく、人工知能に関する最新情報が満載の学会誌「人工知能」の送付、研究会への参加・発表、人工知能学会が主催するセミナー・講演会など、たくさんの特典がございます。この機会にぜひご入会をご検討ください。

人工知能学会 入会案内

宿泊・交通について

現地参加を予定されている方は、JSAI 2022のWebサイトをご参考に、各自ご手配ください。

共同企画者

リンク集