特別編第1弾 ジャイアント作戦/第15話大逆転/特別編第4弾 決戦!東京トイフェスティバル に登場
元々はF団のアンドロイダーではなく、PG成星系の惑星Dに生息するデジタロイド(機械生命体)の1人。F団が惑星Dを侵略した際に捕虜となり、記憶の一部を書き換えられてF団の科学技術主任としてアンドロイダーや兵器類の製作を行なっている。
地球の組織内ではゴールド階級の幹部に匹敵する実力者だが、F団は実戦に出ないものを軽んじるため階級はシルバー。
腰にある水晶状の球体が、頭脳であり本体であるCPUユニットで、その他のボディパーツは自由自在に取り換えが可能。基地内では、科学実験などを行う精密作業用ユニットだが、その他にも、高速飛行ユニット、水中潜航ユニット、重起動パワーユニット等、作業に合わせて取り換えるらしい。
宇宙一の時計マニアを自称しており、宇宙の様々な文明の時計をコレクションしている。
解説
Pマンの第1期とも言える5話までを見直した上での強化策の1つとして、女性のキャラクターを登場させようと考案したキャラクターです。
加えて、自分のルーツでもある人形アニメのキャラクターの登場に挑戦しました・・・と言っても、CGキャラのカイハダーと同じく、ジャイアント作戦制作当初はムービーを編集できるコンピュータはなかったので、ビデオを1フレームづつ編集していく形で動きをつけています。
デザインについては、発案者の山口が顔のイメージだけ作り、幻視人の鈴木亮が全身のデザインをフィニッシュ、造形の初沢がデザイン画を元にアニメーションモデルを制作しました。
まず、顔のデザインはマジンガーZに登場するアフロダイAへのオマージュ+敬愛する藤城清先生の影絵の瞳から成り立っています。(若干のメフィラス星人成分もありますが…)
全身のデザインは鈴木亮が担当し、『明らかに人体であり、女性の体なんだけど、人間とは異なる形』という監督側の無茶なワガママに対してかなり真摯に応えてくれたデザインだと思っています。
立体化の前に様々なパターンのカラーリングを考えましたが、その際に考えていた事は大きく2つあり、1つ目は『宇宙人は服を着ないのではないか?』という考えです。地球の生物だけを考えてみても服を着るのは人間だけです。つまり服という文化は地球人固有の習慣であり、他の天体の生き物は服なんか着てないんじゃないか?という発想です。そして2つ目の発想ですが、設定上は自分自身で自分の体をデザインしているはずだから、その体の事をすごく好きだろうと思うわけです。つまり自分の体を隠すよりは、見せびらかしたいのではないか?との考えから、敢えて裸にみえる現行のカラーリングに落ち着きました。