いつも死ぬ人

第1話 レーダージンの殺人電波アルファで、粉々に砕け散るサラリーマン

第2話 キラーカマキリの鎌に首を斬られる通行人

第3話 ムツメの石化光線で石像にされたあと鉄球でこなごなにされた人

第4話 サッチュウジンの毒ガスに巻き込まれたミュージシャン

第5話 アツサムが凍らせた町の出前持ち

特別編第1弾ジャイアント作戦 フリーカメラマン留歩雷太 ミヨシノドンを撮影中に平面カメラマンにされた

第6話 ダイクウとチョウタイホウが砲撃したビルの中にいた人

第7話 スナッキーが作った砂漠の砂に飲まれる人

第8話 キノコロリの胞子で命を落とすキノコ博士(スケジュール都合で福田氏の撮影ができかったため代役)

第9話 ミサイラーのミサイル攻撃に巻き込まれて爆発する人(スケジュール都合で福田氏の撮影ができかったため代役)

第10話 クロイツゲルトの暗黒空間で精神を侵された人(スケジュール都合で福田氏の撮影ができかったため代役)

特別編第2弾  サイバー美少女0指令 正義の傭兵ラソボー 横浜を襲う凶珍アンコウに単身立ち向かうも返り討ちに会う

第11話 ホーンテッドの爆音攻撃の直撃を受けるセールスマン。大事な携帯電話もこなごなにされてしまった。

第12話 メタリオンの放った炎で骨になる人

第13話 ライローカによって色まみれにされる人

第14話 タイフーンの起こした強風に吹き飛ばされる人

第15話 アデューの自爆に巻き込まれたPマンの頭部に頭を直撃される通行人

第16話 (特別篇第3弾ゴールドラッシュ) ロボット戦車の砲弾にぶっ飛ばされるヲタク

第18話 アリスの影の魔法で走り出した車にひかれてペラペラになるラッパー

第19話 ウンコをかけられてウンコまみれになって死ぬ人(スケジュール都合で福田氏の撮影ができかったため代役)

特別編第4弾 Pマンvs脳玉人 決戦東京トイフェスティバル  脳玉人が放った破壊光線で火の海になった町の住人

いつも死ぬ人の話

シリーズの企画段階で「お決まりのパターンを作っておくと、シリーズの特徴付けになるんじゃないか?」という話題が出ました。要はヤッターマンのビックリドッキリメカとかポパイのほうれん草のように、毎回毎回同じ事が形を変えて起こるというもの。

その考えとは別に、毎回出てくる怪人の能力のデモンストレーションとして被害にあう人がいるだろうと…

しかしそれは、画面上で人殺しが毎回行われるという事なので、楽しい活劇を描くという目的に対して、少し残虐性が強いのではないか???という疑問もはらんでいました。

そこで、その被害者の役を毎回固定する事によって、残虐シーンをパターンギャグにして「またこの人死んでるよ!」という笑いの方向に転嫁できないか?という実験的試みです。

演じてくれたのは、山口の前作『仮面フクダ―』で主役を演じた福田宗弘。要は身内からのカメオ出演ですが、続けていれば、それなりに意味を持つだろうと続けました。

残念ながら、8話9話19話では、スケジュールの都合で別の人が被害者となっています。その作品単独としては話が成り立つのですが、シリーズもののオヤクソクとしてはちょっと残念に思っています。(山口A二郎)