旧ワタナベ美容室活用プラン公募事業
(募集開始)2023年11月6日~(最終審査会)2024年5月10日
(募集開始)2023年11月6日~(最終審査会)2024年5月10日
浄興寺大門通りスクエアの一角「旧ワタナベ美容室」の活用するビジネスプランのグループ内コンペを行いました。
百年料亭宇喜世・多賀茶焙煎所(いろり庵・あん味堂)・宿泊施設 izen高田に加え、2024年9月には久遠チョコレートもオープンし、年間4~5万人の集客を見込むこの場所をさらに魅力あふれるエリアに進化させるアイディアとは?
2023年11月から募集を開始し、約2か月間で、なんと24件もの応募をいただきました。
審査は、「独創性」「スクエア内の相乗効果」「賑わい創出」「事業化の可能性」「採算性」を基準に、1次審査で5組に絞り込み、最終審査会で最優秀賞1組、優秀賞1組、アイデア賞3組を決定しました。
《物件》
【住所】上越市仲町3-3-2 【構造】木造 亜鉛メッキ鋼板ぶき 2階建 【面積】80.6880.68㎡
狭い間口
長い奥行き
通りに面した大きな窓
二階の半分は和室
《事業内容》
大島代表の「今月の一言」メッセージの中で、公募事業の内容を説明し、OSHIMAX!にて募集要項や提出書類のフォーマットを公開し、募集を開始しました。
事業概要、スケジュール、必要書類、審査基準、物件詳細などを説明。
グループの中で、どのくらいの方がこの事業に関心を寄せているのか不安もありましたが、説明会には約15名の参加があり、少しホッとしました。
大島グループ周年祭で、2023年度に発足した「大島グループ観光事業創造プロジェクト」の紹介と、「旧ワタナベ美容室活用プラン公募事業」のPRを行いました。
新年方針説明会では、浄興寺大門通りスクエアの発展に向けたトークセッションの中で、応募締切間際の最後のPRを行いました。
募集開始から約2か月。グループ各社の皆様からたくさんのご応募をいただき、予想を大きく上回る24件ものアイディアが集まりました。
応募の際には、事業の採算性などを見るための数字に関する提出書類もありましたが、このような書類を作成したことがなかったり、数字面は不完全だけどアイディアはキラリと光るものがある、など、書類不備で落とすにはもったいない案がいくつもあり、一次審査に入る前に、担当者が各応募者に対してヒアリングし、ブラッシュアップの相談対応を行いました。
事前の担当者ヒアリングの中で、残念ながら応募を断念された方も少なくなく、一次審査では13プランが対象となりました。
企業活力研究会の幹事会メンバーが一次審査の審査員として、すべての案に目を通し、それぞれが良いと思う案を挙げていき、意見を交換しながら絞り込んだ結果、5プランが最終審査会に進出することになりました。
一次審査を勝ち抜いた5組の方々に、最終審査の方法や審査会のスケジュール・会場・審査員などを説明。審査会では、パワーポイントを使ったプレゼンテーションを行うため、その資料作りのための勉強会を開催する旨をご案内しました。
最終審査進出の皆さんには、リフォーム119保坂部長協力のもと、旧ワタナベ美容室の中を一緒に見ながら、イメージを固めていただき、事業に伴う改修工事をどのような規模で行うのか、そのために資金がいくら必要かなど、より具体的に考えていただきました。
また、大島代表からは、事業の収支予算書や、借入金の返済計画を含めた収支見通しなど、数字の考え方についてのオンライン勉強会を実施していただき、プレゼンでの説得力強化を目指しました。
意外と広い店内。どこまで使うかも重要なポイント
1階と2階の雰囲気の違いを空間づくりに生かす
苦手な人も多い「数字」についての考え方の授業。習得することで今後の自社での事業提案にも生かせる。
最終審査会の会場はあすとぴあ5階の「ミュゼ雪小町」。
審査会当日は、グループ社員に限り観覧自由としたところ、各社から35名もの方々にご参加いただきました。会場は多くの来場者で賑わい、活気あふれる雰囲気の中、発表が行われました。
会場設営
各社の方々にご協力いただきました
発表順はくじびきで決定しました
外部審査員の皆様に事業の概要と審査基準を説明
最終審査会 外部審査員
新潟ベンチャーキャピタル/永瀬社長
上越信用金庫高田中央支店/渡辺支店長
上越市文化観光部魅力創造課/渡来課長
本山浄興寺/稲田華湖さん
最終プレゼンテーション
稲垣仁美さん(エイブルプロモーション)
(プラン名) DIG MORE NAKAMACHI
百年料亭をはじめ、古くからの文化を発信する浄興寺大門通スクエア。旧ワタナベ美容室ではサブカルチャーを発信する場として古本・レコードショップとして活用し、地域の文化度を高めるコンテンツを行っていく。
高頭昂太さん(バーツプロダクション)
(プラン名) 寺カフェ
主にお寺の副住職や若のお時間とお力をお借りして行う、お坊さんと話せる小さなカフェ。プチ座禅、プチ写経、プチ仏教講和体験など、国内外のお客様に上越市(新潟県)の仏教文化に触れてもらう。
栗田浩子さん(バーツプロダクション)
(プラン名) 漬物屋 あてこて
漬物の仕入・製造・販売の店。ここらへん(おもに上越・妙高)の郷土料理、家庭料理である漬物を事業として継承し、次世代と地元外の人に伝える。
小林裕造さん(ジェイズ・クリエイション)
(プラン名) 歴史的文化・食文化・観光等複合型施設「きなせや」
大門通りスクエアの周辺環境と連携できる新たな集客装置として、飲食・文化・歴史・観光等の情報発信拠点を企画運営。飲食では角打ち。文化歴史ではギャラリー。観光では、PR情報と物販の情報発信基地とする。
山﨑美百合さん(井手塾)
(プラン名) 城下町スタイルで上越を楽しもう~時代を旅しよう~
衣装(コスプレ)を着て高田の町を旅する。普段できない格好で普段は入ることのできない場所などでの写真撮影もできる。また和装などのコスプレをしながら上越ならではの歴史文化に触れる体験を楽しめるツアーを提供する。
5名のプレゼンテーションを終え、控室に戻って、審査員の皆さんによる意見交換。ここで各賞が決まります。
それぞれ異なる立場で、さまざまな視点での審査をいただきましたが、最終的には満場一致で最優秀賞が決定しました。
最終結果は、大島代表から発表され、あわせて審査員の皆様からもそれぞれのプレゼンに対して講評をいただきました。
最優秀賞は、
バーツプロダクション高頭昂太さんの「心を癒す寺カフェ」!
大学で仏教を学び、仏具店で働いていた経験から、若い世代の住職の方々が抱えている悩みや課題にもよりそった、高頭さん自身の強みを存分に発揮したプラン内容。
仏教文化を通じて、浄興寺大門通りスクエアのある仲町と寺町をつなぐアイディアは、上越のまちの特徴や上越市が目指すべき方向性ともリンクし、地域活性化の大きな可能性を評価されました。
最優秀賞(賞金30万円):
高頭昂太さん
優秀賞(賞金10万円):
栗田浩子さん
アイデア賞(賞金3万円):
稲垣仁美さん/小林裕造さん/山﨑美百合さん(※発表順)
《事業振り返り》
課題
最終審査会の20日後、反省会を行い、今回の事業を振り返って、いくつかの反省点と課題を共有しました。
①応募者に対するリスペクト
本業で多忙な中、この事業と「浄興寺大門通りスクエア」の発展に関心をもっていただいた応募者の皆さんに対して、感謝を伝え、安心して参加していただけるよう努めたつもりでしたが、連絡体制や声掛けの面で丁寧さに欠ける点があったことは否めず、今後の課題としたいと思います。
②プランのブラッシュアップのサポート体制
今回、申請は個人・表彰は会社という形式を取っており、個人のアイディアに対して所属会社からのバックアップを期待していましたが、実際は十分に体制が構築できていませんでした。各社に対しての協力体制に関する認識を共有するアプローチが不足していたことが一因と考えます。
③事業の目的や方向性
一次審査の事前ヒアリングでは、収支見通しや収支予算など数字の部分で、辞退を申し出た方も少なくありませんでした。さらには、最終審査に進んだ方の中にも辞退を考えていた方もいらっしゃいました。その背景には、この事業が「旧ワタナベ美容室をどう活用するか」というアイディアコンペでありながら、個人の事業構築力を磨く学びの機会という側面もあり、その目的や方向性が十分に周知されていなかった点があります。
また、必ずしも最優秀賞のプランを採用するわけではない中で最終審査会が行われましたが、「旧ワタナベ美容室」の今後の方向性を明確に示してほしいという要望もいただいています。これに応えられるよう、方針を早急に検討し共有する必要があると感じています。
成果
今回の事業において、いくつかの反省点がある一方で、大きな成果も得られました。まず、24件という予想を上回る応募をいただけたことは、この事業全体に対する高い関心と評価の証であり、非常に意義深い結果となりました。
また、最終審査では、審査員の方々から各プレゼンテーションに対し、発表者を温かく励ますとともに、前向きで次につながるようなコメントをいただきました。これにより、大島グループの取り組みに対する期待が感じられ、発表者にとっても今後の成長につながる貴重な機会となったと考えています。
さらに、観覧に参加した方々からは、「発表者のプレゼンに刺激を受けた」という声が寄せられました。この事業が各社の人材育成に寄与し、グループ全体の成長のきっかけとなる可能性を感じさせる結果と言えます。
これらの成果を踏まえ、今回得られた経験や学びを、今後のプロジェクトの取り組みに活かしていきたいと考えています。グループ全体でのさらなる成長を目指し、引き続き挑戦を続けていきます!ありがとうございました!