神社創建時の大正時代より続く
当神社に於ける年間最大の重儀
「温根湯神社例大祭」
正式名を「温根湯地域市民秋祭り」という、温根湯地区に於けるこの行事(通称:秋まつり)は、温根湯地域市民秋祭り実行委員会の主催により、9月下旬の土曜日と翌日曜日の2日間に亘って開催される、温根湯温泉郷を代表する年間行事のひとつです。そして、その2日間の秋まつりを構成する各種行事(紅白餅まき、飲食等の出店、芸能発表、子どもビンゴ大会、ビンゴゲーム大会など)のうち、宵宮祭・本祭・神輿渡御など神事の部分は、当神社の例祭行事でもあります。
例祭とは、一言で言うと「その神社もしくはその神社でお祀りしている神様に由緒ある日に執り行なわれる、年に一度の特別に大きなお祭り」の事で、どの神社にとっても年間の定例祭事の中では最大の重儀として位置付けられており、当神社に於いてはこの「秋まつり」がその例祭行事に当り、「温根湯神社秋季例大祭」もしくは「温根湯神社例大祭」とも称されています。神社で斎行される祭典は、大祓式や遥拝などの一部の例外を除き原則として「大祭」「中祭」「小祭」の3つに分類されるのですが、秋まつりは、当神社に於いては春まつりや温泉まつりと同じく大祭に分類される重儀です。
但し厳密な意味では、温根湯神社の年に一度の例祭(所謂 例大祭)に相当するのはこの秋まつりだけであり、春まつりは、大祭ではありますが厳密には秋まつりと同格の例祭ではなく(そのため春まつりでは宵宮祭も神輿渡御もありません)、また温泉まつりは、行事としての全体的な規模は秋まつりよりも盛大であるものの神事としてはあくまでも被合祀社である温根湯温泉神社の例祭行事であり、温根湯温泉神社や北見総社大山神社といった被合祀社を含む温根湯神社全体の、年に一回の例大祭行事に相当するのは、この「秋まつり」となります。
秋まつりは、前述の通り2日間に亘って執り行なわれ、1日目は宵宮祭が、2日目は本祭(例祭)、神輿渡御(市中渡御と子供神輿渡御)、還御祭などがそれぞれ行なわれ、神事だけに注目すると、夜間の川渡御が無い事以外は温泉まつりと概ね同じ内容となっております。例祭直後に行なわれる市中渡御では、御神輿を中心とした神幸行列の車列が温根湯温泉街にある十数か所の御旅所を回り、それら全ての御旅所で厳粛な神事(駐御祭)も斎行されます。
ちなみに、温泉まつりと秋まつりは、それぞれの神事だけを比較するとそのような差は特にありませんが、それぞれ2日間の行事全体を比較すると、これはあくまでも主観的な見方であり明確にそのような区別があるわけではないものの、温泉まつりのほうは、どちらかというと温根湯温泉を訪れる観光客や宿泊客の方々、留辺蘂町民のみならず北見市民の皆様方、北見市近隣・道内外・国内外の皆様方などを対象とした “外向け” のおまつりという要素が強く、それに対し秋まつりのほうは、普段から温根湯地区で暮らしておられる住民の皆様方(温根湯神社の氏子さん達)のための “内向け” のおまつりという傾向がやや強いと言えます。
▲ 温根湯神社秋まつり 宵宮祭
▲ 温根湯神社秋まつり 神輿渡御準備
▲ 温根湯神社秋まつり 本祭当日
▲ 温根湯神社秋まつり 市中渡御
▲ 温根湯神社秋まつり 市中渡御
▲ 温根湯神社秋まつり 子供神輿渡御
※ 本年の秋まつりが近くなった頃に、秋まつり関連の諸々の情報をこちらのページに掲載する予定です。もう暫くお待ち下さい。
温根湯神社 公式ホームページ
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