情報モラル教育

総務省「普及啓発リーフレット集」

 青少年のインターネットの利用が急速に拡大している一方、その利用は様々な危険と隣り合わせです。青少年を守るために、内閣府をはじめ関係省庁や団体では普及啓発リーフレット等を作成しています。

青少年の保護者向け普及啓発リーフレット(令和4年1月版)

情報社会に主体的に参画する態度を育む指導

NTIS独立行政法人教職員支援機構  校内研修シリーズ №82

本動画では、情報モラルのねらいを整理した後、「トラブル事例の紹介だけでいいのか」「家庭や学校のルールをつくればよいのか」「何をいつやればよいのか」の3点について整理し、情報社会に主体的に参画する態度を育む指導について解説しています。

学校における情報モラル教育

    携帯電話・スマートフォンやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が子供たちにも急速に普及する中で、GIGAスクール構想により、学校では児童生徒一人一人が端末を活用して授業を受けることができる環境となりました。


     児童生徒が自他の権利を尊重し情報社会での行動に責任を持つとともに、犯罪被害を含む危機を回避し、情報を正しく安全に利用できるようにするため、学校における情報モラル教育は極めて重要であります。


     学習指導要領解説における情報モラルは、『情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度』と記載されており、具体的には、他者への影響を考え、人権、知的財産権など自他の権利を尊重し情報社会での行動に責任を持つことや、犯罪被害を含む危険の回避など情報を正しく安全に利用できること、コンピュータなどの情報機器の使用による健康との関わりを理解することと解説されています。このため、以下の活動などを通じて、児童生徒に情報モラルを確実に身に付けさせるようにすることが重要です。


《児童生徒に考えさせる学習活動》

・情報発信による他人や社会への影響について

・ネットワーク上のルールやマナーを守ることの意味について

・情報には自他の権利があること

・情報には誤ったものや危険なものがあること

・情報セキュリティの重要性とその具体的対策について

・健康を害するような行動について


     そこで、先生方には、再度「教育の情報化の手引」の「学校教育における情報モラル教育」について一読いただき、学校における情報モラル教育の充実をお願い致します。


     また、このページには、情報モラル教育に役立つコンテンツやリンク集を取りそろえております。ご活用ください。

情報モラル教育.pdf

教育の情報化に関する手引(追補版)令和2年6月より抜粋

「情報モラル指導モデルカリキュラム

  平成18年度の文部科学省委託事業において作成・公表されたものです。このモデルカリキュラムは、情報モラル教育を「情報社会の倫理」「法の理解と遵守」「安全への知恵」「情報セキュリティ」「公共的なネットワーク社会の構築」の5つに分類し、小学校低学年、中学年、高学年、中学校、高等学校の5つの発達段階に応じた指導目標を示しています。

   このモデルカリキュラム表を参考にしながら、地域や学校、昨今の児童生徒のスマートフォンやタブレットの利用状況の実態に応じて、表内の各目標を適切な学年等に配置するなど、系統的なカリキュラムを作成することが必要です。それぞれの学校で情報教育の年間指導計画の中に情報モラルの項目を設定し、指導事項や指導内容を位置付けるなどの工夫をお願い致します。

情報モラル指導ポータルサイト

   平成19年度の文部科学省委託事業において作成・公表されたものです。上記の「情報モラル指導モデルカリキュラム」の各目標の詳細や指導にや役立つ資料や情報が掲載されています。このポータルサイトは、下のリンクより閲覧することが可能です。ご活用ください。

ネット社会の歩き方

   日本教育情報化振興会では公益財団法人JKAの競輪の補助金を受け、IT弱者ともいえる子どもとその家庭を対象に、IT社会のメリットを認識してもらうと同時に、ネット被害に遭わないため、加害者にならないための正しい知識を持たせるためにWebコンテンツ等を作成しております。

 このWebコンテンツでは、子どもたちがIT社会に正しく対応できることを目的として、先生方が指導に活用できる情報モラルやセキュリティに関する教材の提供と新指導要領に基づく情報モラルの取扱いについて情報を提供、さらに家庭等でも「情報モラル」が親子のコミュニケーションの題材となるようなコンテンツ等情報の提供を行っております。

総務省「インターネットトラブル事例集」

  総務省では「上手にネットと付き合おう−安心・安全なインターネット利用ガイド−」HPにより、色々な情報を発信しています。その中に「インターネットトラブル事例集」があり、「メッセージアプリ内の会話による悪口や仲間割れ」「なりすまし投稿による誹謗中傷」「フリマサービスやオンラインショップでのトラブル」「不正アプリやウイルスによる個人情報漏えい」「ワンクリック詐欺やウイルスなどによる不当請求」などの内容が掲載されており、指導案や動画コンテンツも充実しています。情報モラル教育の指導にご活用ください。

インターネットトラブル事例集チラシ.pdf

インターネットトラブル事例集のチラシ

情報化社会の新たな問題を考えるための教材

文部科学省では、安全なインターネットの使い方を考えるため、動画教材や指導の手引を作成しています。情報モラル教育の指導にご活用下さい。

なお、これらの動画教材は、「導入編(ストーリーのみ)」と「解説編」があり、その2つの動画を一つにまとめたのが「全編」となっています。

各教材の授業の進め方などは、下の「指導の手引き」「ワークシート」を御覧ください。

【令和2年度作成動画教材】

教材⑲ 学習用タブレットの上手な使い方(小1〜小4)

導入編 ( 7:17 )

全編  ( 9:40 )

解説編  ( 2:24 )

教材⑳ 思ったままにSNSに送信しただけなのに(小5〜中1)

導入編  ( 7:36 )

全編  ( 10:15 )

解説編  ( 2:39 )

【平成26・28・31年・令和2年作成動画教材】

ネットの使い過ぎ

教材① ゲームに夢中になると…(小5〜中1)

導入編  ( 3:56 )

全編  ( 9:41 )

解説編  ( 5:36 )

教材② 身近にひそむネットの使い過ぎ(中2〜高3)

導入編  ( 4:41 )

全編  ( 10:22 )

解説編  ( 5:54 )

教材⑯ スマートフォンやタブレットの使い過ぎ(小1〜小4)

導入編  ( 5:29 )

全編  ( 9:12 )

解説編  ( 3:48 )

SNS等のトラブル

教材⑦ ひとりよがりの使い方にならないように(小5〜中

導入編  ( 4:46 )

全編  ( 9:17 )

解説編  ( 4:24 )

教材⑧ 情報の記録性、公開性の高さ(中〜高3)

導入編①  ( 1:28 )

導入  ( 0:53 )

導入編③  ( 1:05 )

全編  ( 7:38 )

解説編  ( 4:18 )

教材⑨ SNSへの書き込みの影響(小5〜中1)

導入編  ( 4:25 )

全編  ( 8:04 )

解説編  ( 3:30 )

教材 軽はずみなSNSへの投稿(中〜高3)

導入編  ( 3:53 )

全編  ( 9:36 )

解説編  ( 5:35 )

教材 スマートフォンやタブレットなどの利用マナー(小1〜小4)

導入編  ( 4:19 )

全編  ( 7:05 )

解説編  ( 3:02 )

教材 著作物を公開するためには(小〜中

導入編  ( 7:19 )

全編  ( 10:29 )

解説編  ( 3:25 )

ネット被害

教材③ そのページ、確認しなくて大丈夫?(小5〜中1)

導入編  ( 2:44 )

全編  ( 8:05 )

解説編  ( 5:14 )

教材 ネット詐欺等に巻き込まれないようにするために(中〜高3)

導入編①  ( 3:28 )

導入編②  ( 3:40 )

全編  ( 12:30 )

解説編  ( 5:27 )

教材 写真や動画が流出する怖さを知ろう(中〜高3)

導入編  ( 5:02 )

全編  ( 10:25 )

解説編  ( 5:15 )

教材⑮ SNSを通じた出会いの危険性(小5〜中

導入編  ( 6:33 )

全編  ( 10:38 )

解説編  ( 4:10 )

情報セキュリティ

教材⑪ パスワードについて考えよう(小5〜中1)

導入編①  ( 1:11 )

導入編②  ( 4:56 )

全編  ( 12:31 )

解説編①  ( 1:52 )

解説編②  ( 4:50 )

教材⑫ 大切な情報を守るために(中〜高3)

導入編  ( 4:23 )

  ( 11:20 )

解説  ( 6:50 )

適切なコミュニケーション

教材⑬ うまく伝わったかな?(小5〜中

導入編  ( 2:32 )

全編  ( 6:39 )

解説編  ( 4:21 )

教材⑭ コミュニケーションの取り方を見直そう(中〜高3)

導入編  ( 1:41 )

全編  ( 7:08 )

解説編  ( 5:19 )