教員と子ども
がつながる
1人1台端末を活用した交流学習
【小学校国語】
【小学校国語】
那覇教育事務所より、那覇市立古蔵小学校での授業実践報告がありました。
5年生の国語科の授業で「固有種が教えてくれること」(読むこと)統計資料の読み方(情報)グラフや表を用いて書こう(書くこと)の複合単元の授業を参観しました。
本時では「資料の良さをみつけ,資料の効果について捉えること」をねらいとし、教科書で提示されている資料について、本文との関連性を踏まえながら、その効果について考え・グループ交流・全体交流へとつなげていきました。
「書くこと」のとの複合単元のため、児童が読み手として捉えた視点が「書き手」となった際にも活用できることを理解することができ、言語活動の際には、書き手の視点と読み手の視点を往還させながら、文章を作成することができました。
掲載日:令和5年2月9日 那覇市立古蔵小学校
Googleスプレッドシートを活用した
帯活動と振り返り【中学校社会科】
帯活動と振り返り【中学校社会科】
中学校3年社会科「どうして裁判員制度が導入されたのだろう?」
沖縄県教育センター長期研修員の仲松俊郎教諭の中学3年生の社会科の授業を参観しました。
授業の冒頭で「書きまくりシート」という帯活動を取り入れています。これまでの既習事項の確認を毎時間行い、その答えをFormsに入力することで学習記録が蓄積され、生徒自身で振り返ることができる工夫がなされていました。
本時の学習課題である「3つの裁判の判決を考える」では、自分自身で判決を考えさせ、ペアやグループ活動を通して意見を出し合うことで、多様な考えを共有し、自分の考えを更に深めていました。
グループで考えをまとめてアウトプットする際に、スプレッドシートへ入力することにより、グループ毎の意見を電子黒板に提示させ、スムーズな発表へつなげていました。そのため、話し合いの時間がより確保されていました。
振り返りでは、単元を貫く問いを意識させて入力させることで、次時の学びへつなげていました。
掲載日:令和4年11月4日 宜野湾市立真志喜中学校
生徒の特性に配慮したICT活用
【中学校通級教室】
【中学校通級教室】
中学校通級教室「認知機能診断・トレーニングアプリの活用」
北谷中学校の山内淳子先生の通級学級での授業を参観しました。
北谷中学校の通級教室では、生徒1人1人の特性に配慮して、ICT等を効果的に活用した学習活動を行なっています。
前半は、認知機能診断・トレーニングアプリ(Windows・iOS用)を活用することで、生徒の特性を視覚的に診断することができ、個々に合った学習を支援していました。
後半は、ソーシャル・スキル・トレーニングのカードゲームを行うことで、安心して学級に戻り、スムーズに学習につなげていけるような工夫もありました。
また、授業の流れを明確に示すなど掲示物を工夫することで、特性のある生徒たちが戸惑うことなく、スモールステップで学習に取り組めていました。
掲載日:令和4年10月26日 北谷町立北谷中学校
1人1台端末によるスライド作成と交流学習
【中学校家庭科】
【中学校家庭科】
中学校2年家庭科「住居の機能と安全な住まい方」
長嶺中学校の仲座奈穂教諭の中学2年生の家庭科の授業を参観しました。
新しい単元「住居の機能と安全な住まい方」の導入の2時間目を参観しました。前時で、他府県の住居を参考に、基本的な機能や気候風土に合わせた工夫を学びました。その後、自分たちの地域について振り返らせるため、「沖縄の家の工夫」について調べ学習を行いました。
本時は、そのスライド作成のまとめと各班の発表を参観しました。生徒1人1人が「沖縄の家の工夫」について調べたものを、文字だけでなく、写真もうまく活用したスライドを作成し、交流学習を行っていました。
掲載日:令和4年10月20日 豊見城市立長嶺中学校
一人一台端末を有効活用したプログラミング学習【小学校理科】
小学校4年・5年・6年「スクラッチを活用したプログラミング」各2時間
宜野座村教育委員会より、松田小学校での授業実践報告がありました。
NTTドコモ、名桜大学佐久本ゼミ(ゼミ生4人)の協力のもと、スクラッチを活用したプログラミングを行い、Embot(ロボット)を動かすプログラムを作成することで「プログラミング的思考」を学ぶ授業です。
実施学年は4年・5年・6年生の理科の授業を2時間ずつ連続で行いました。(1日計6時間)
担当した山城稔基(としのり)先生の授業の構成が素晴らしく、わずか2時間の授業でしたが、「児童がそんな短時間でこれだけスクラッチを活用出来るのか」と驚く授業でした。
山城教諭は、村の夏期教職員研修でNTTdocomoさんの研修を受け、自分なりに工夫してオリジナルの授業を実践しました。
特に、児童がスクラッチの課題動作プログラムをタブレットで作成しながら、ロイロのタブレット画面では教師から送られた課題動画を確認するなど、タブレットを2つ併用してEmbotの動作をさせるプログラミングを行う様子は、まるで本物のプログラマーのようで壮観でした。
掲載日:令和4年9月15日 宜野座村立松田小学校
各々のタイミングで活用できる教材共有【小学校外国語】
小6外国語「What country do you want to visit ?」旅行案内のパンフレット作成
義務教育課の学校訪問で志真志小学校の伊良皆教諭の外国語の授業を参観しました。
「ツアープランナーとして世界のいろんな国のことを伝え合おう」という単元のゴールに向かって学習してきており、前時でFinal Activityを実施しました。本時では、単元の最後で、これまで伝え合った内容で、十分に慣れ親しんだ表現を教科書やワークシート、PCを見ながら書き写して、パンフレットにする活動です。
ICTを活用した場面では、教師が作成した正しい英文と間違いのある英文の両方の教材を児童1人ひとりの端末にデー タで送信し、それを基にペアで「間違い探し」の活動をすることで、正しい英文を書くポイントを確認していました。さらに、今日のゴールに向けて、自分の考えた内容をワークシートに書くときに、そのポイントをタブレットで確認する児童の姿も見られました。
掲載日:令和4年7月15日 宜野湾市立志真志小学校
サブモニター代わりのMeetの活用
5学年国語「報告する文章の構成について考えよう(環境問題について報告しよう:東京書籍)」
糸満小学校では、テーマ『「書くこと」における思考力、判断力、表現力等の育成〜ICTを活用した「個別最適な学び」の充実に向けた学習指導を通して〜』で国語を中心に研究を進めています。
今回の単元では、教科横断的な視点から、国語と総合的な学習の時間のクロスカリキュラムで計画し、実生活を意識した授業となっていました。
ICTの活用では、Meetを活用することで、教師モデルや友達の考えを共有する場面において、電子黒板だけではなく、1人1台端末をサブモニターとして活用していました。また、授業の振り返りはGoogleFormを活用していました。
掲載日:令和4年6月25日 糸満市立糸満小学校
思考する時間の確保のためのICT活用
小学校2年算数「1000までの数(数をいろいろな見方で考えよう)」
兼原小学校2年生の算数の授業において、1人1台端末の活用での子供たちの思考する時間の確保のための工夫を行っていました。
数直線やテープ図などをJamboardで配布することで、ノートに図などを書き写す時間が短縮され、子供たちの考える時間が多く確保されていました。確認問題もJamboardで配布し、終わり次第提出させているので、子どもの理解度を視覚化することができ、習熟度に応じた対応を行っていました。
また、登校が出来ない児童に対してもオンラインで接続し、スクリーン・黒板を写したり、Jamboardで授業に参加させるなど、学びを止めない配慮がありました。
掲載日:令和4年6月24日 うるま市立兼原小学校
組織的に計画されたICT機器の活用
高江洲中学校では、うるま市で導入している「スタディサプリ」を利用して、ICT機器の活用を組織的に計画して実践している。
学校全体の共通実践事項として、「端末も持ち帰らせ、スタサプなどの課題を行う家庭学習」と「端末を活用した朝学習(朝スタ)」を設定することで、学校全体で取り組むことができ、端末を活用した学習の導入がスムーズに行える利点がある。
また、朝学習や家庭学習にスタディサプリなどのデジタルドリルを活用することで、個別最適な学びにもつながる好事例である。
掲載日:令和4年6月11日 うるま市立高江洲中学校
ロイロを活用した意見文を書く学習活動
山内中学校の1年生国語の授業では、ロイロノートを活用した意見文を書く学習活動を行っていた。
文章構成の型を意識できるよう、論ごとにノートを分けて色づけし、意見の根拠となる事柄をインターネットで検索し、意見文に活用する生徒の姿も見られた。
書き上げた意見文はロイロノートで提出するため、必ずしも授業で提出する必要はなく、放課後等の隙間時間を利用して書き上げ、いつでもどこででも提出できるようになっていた。
また、漢字の豆テストをGoogleFormsで行い、結果もすぐ子どもたちにフィードバックできるようになっていた。
掲載日:令和4年5月27日 沖縄市立山内中学校
録画機能を活用した音読練習とパフォーマンステスト
糸満中学校の英語科では音読練習やパフォーマンステストに1人1台端末を効果的に活用している。
生徒全員の音読のチェックやパフォーマンステストを1時間の授業内で評価することが難しいことから、その様子をカメ ラを使って録画し、Classroomで提出させている。
また、録画することで自分のことを客観的に評価することも可能とな る。
さらに、ルーブリックを事前に提示することで、生徒が見通しをもって活動できる工夫も行っている。
掲載日:令和4年2月14日 糸満市立糸満中学校
分散登校時のリモート授業スタート!
与那原中学校では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、学級を出席番号の前半・後半に分けて交互に登校し、それぞれ で同じ授業を2回実施していました。
しかし、授業進度が遅いこと、分散登校期間が長期化したことを受け、1月21日(金) より、全クラス一斉に在宅者もオンラインで授業を受け、通常通り進めるリモート授業をスタートしました。
訪問した日は開始初日でしたが、まずは黒板を映してリモートでつながることを目標に取り組んでいたので、それを基本にGoogleアプリやプレゼン資料等を取り入れるなど、各先生それぞれが色々と工夫を凝らして授業を行っていました。また、普段から端末を使用して授業を行っている先生は、生徒の端末画面の一覧で成果を見取りながら授業を行っていました。
掲載日::令和4年2月9日 与那原町立与那原中学校
全職員が組織化されたオンラインの学習支援
高江洲中学校では、12月から感染拡大時の対応を想定して、分散登校やオンライン授業の準備を進めてきました。
分散登校は学年ごとに実施しており、訪問当日は1年生が分散登校、2・3年生がオンライン授業を実施していました。 午前は分散登校・オンライン授業の対応を行い、午後は参加できなかったり、途中で退出してしまった生徒などに連絡を行ったり、職員ミーティングを行い、オンライン授業や分散登校の状況を振り返り、改善に向けての話し合いを行っていました。
オンライン授業は、国語・社会・数学・理科・英語で実施していました。
掲載日:令和4年2月8日 うるま市立高江洲中学校
同時双方向を意識したオンライン学習
玉小学校では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い臨時休校しましたが、その期間はオンラインによる学習支援を実施 し、iPadとGoogle Meet、ロイロノートを使って同時双方向のやりとりを行いました。
秋休みの時期から「まずはつなが る」「まずはやってみる」ことを目標に、委員会と連携して校内でミニ研修を積み重ね、準備を進めていました。
授業では、一方向の説明だけにならないように、オンラインで参加している児童が発言する場面やロイロノートを活用して考えを共有する場面を意図的に設定するなど、オンラインでも普段通りを目指して取り組んでいました。また、高学年の児童は、必要に応じて紙に書いたり、タブレットに記録したり、共有された考えを参考に学びを進めていました。
掲載日:令和4年2月7日 北谷町立北玉小学校
対面とオンラインのハイブリッド型授業
南風原中学校では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、学級を出席番号の奇数・偶数に分けた分散登校を実施し、対面とオンライン同時進行のハイブリッド型授業を行っていました。
普段通りの生活習慣の確立を目指し、普通日課の時間割で授業を実施し、オンラインで参加する場合も教室にいる生徒と同じように6校時まで授業を受けていました。
国社数理英音道は、デジタル教科書、プレゼン資料、板書等を活用し授業を展開していました。美術や体育などの実技を伴う授業では、対面では実技、オンラインで参加している生徒には別課題を与えて取り組ませていました。
オンラインで参加している生徒にも意図的に発言させるなど授業参加を促す工夫がありました。
掲載日:令和4年2月3日 南風原町立南風原中学校
子どものつまずきに寄り添うオンライン補習
宮城小学校においては、新型コロナウイルス感染症対策のために、オンラインによる学習支援を行っていました。
午前中は、生活と学習習慣の確立の観点から8時15分から朝の健康観察を行い、45分×3コマをZoomとロイロノート 電子教科書を使用して授業を行っていました。休憩時間を20分確保するなど、子ども達が集中できるように、ゆとりのあ る時間割編成となっていました。
午後は、午前中の学習内容を教員が子どもと振り返り、確実な学習内容の定着を目指した補習指導を実施していました。 単にドリルを進めるのではなく、ロイロノートで成果を提出させて、子どものつまずきを確認しながら、端末やホワイト ボード等を使って個別指導を実施していました。
掲載日:令和4年2月2日 浦添市立宮城小学校
1月のオンライン学習の様子
冬休み明け、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が急速に増加したため、各学校においては、地域の実態に応じて臨時休校や分散登校、午前中授業などの対応をとっておりますが、オンライン学習や分散登校とリモート授業を合わせたハイブリッド型の授業を行うなど工夫を凝らし、児童生徒の学びの保障に取り組んでいただいております。
今回は、ホームページにオンライン学習や学校行事の取り組みを掲載している学校の一部を紹介します。各学校の下線の引かれた記事のタイトルをクリックするとホームページを閲覧できますので、ぜひ御覧ください。
掲載日:令和4年2月1日 各学校のホームページより抜粋
Pepperをプログラミングしよう
読谷村教育委員会研究指定校「プログラミング教育の実践」
4・5・6学年「Pepperをプログラミングしよう」
読谷村教育委員会ではR2〜R4にかけてペッパー君の貸出(1年間で2校、約4ヶ月)を行っており、渡慶次小学校では 9月より検証授業を行っています。
自閉・情緒学級では、自立活動の中でプログラミングの学習計画を立て取り組んでいま した。本時では、登校できなかった児童も遠隔で参加しながら、ペッパー君の動きからどのようなコマンドが使われている か予想し、論理的に説明していました。また、個々で作成したプログラミングを使ってペッパー君を動かし、どのようなコマンドを使ったのかをクイズ形式で出題するなど、楽しみながらも論理的思考力を鍛えていました。
掲載日:令和3年12月23日 読谷村立渡慶次小学校
考えの集約や全体共有&学びの足跡【中学校社会】
大宮中学校の3年生の社会では,常に授業でタブレットを活用しており,主にGoogleスライドを使って進めています。また,授業始 めには「今日のNEWS」をインターネット検索で調べ,記事や感想についてペアで共有する活動も行っています。
第4章「私たちの暮らしと経済」では,生徒に自分事となって考えてもらうために,「働く目的の理由」や「こん な会社はいやだ!」についての考え方をGoogle フォームで集約し、全体共有していました。また,他の学級の考えや教科 書にある資料も確認し,年代ごとに働く目的が異なる理由について考え,自分の考えと比較していました。その後,労働者の権利やワーク・ライフ・バランスについて学んでいました。
授業後にはClassroomに本時で使用したスライドを残しているので,家庭での学習にも活用することができます。授業終末には,学習過程を振り返って,Classroomにある振り返りシート(スプレッド シートで作成)にまとめと振り返りを打ち込みます。単元ごとにまとめられているので、学びの足跡として活用することが できます。
掲載日:令和3年12月15日 名護市立大宮中学校
予習・復習・小テストでの活用【中学校理科】
石垣第二中学校の理科の授業では、端末を活用した予習や復習、小テストの実践が行われています。活用する際の利点としては、以下のことが挙げられます。
〇プリントと違い、オンライン上で何回も練習問題の取り組みが可能
〇授業時での板書を載せることにより、欠席や不登校などで授業に参加できなくても、後日ノートに板 書することができる。
〇練習問題から小テストへの変更が即時可能で、かつ自動採点のため採点に時間をとられない。(テ スト終了と同時に生徒には結果が返され、すぐ復習が可能。また、教員側にはどこが間違ったがすぐ分 かるので即フィードバックが可能。)
〇Google フォームから Google スプレッドシートに出力が容易で、番号順に並べ成績処理がスムー ズに進む。
〇各 Google フォームで作成した問題を、Google サイトに掲載することにより、生徒たちへの指示が 容易。
掲載日:令和3年12月2日 石垣市立石垣第二中学校
学びの足跡を残すためのロイロノートの活用【中学校数学】
神森中学校の1年生の数学では、日常の授業の中でタブレットを活用した授業を実践しています。
この事例は、生徒が学習端末の操作に慣れた時期から、ロイロノート上に単元名のノートを作成し、その中に1単位時間の学びを生徒自身で残していきます。
教師からの授業内容をもとに、生徒は板書の写真や自分のノートの写真、振り返りカードなどを、学びの足跡として蓄積します。さらに、これらをロイロノート上で紐付けたり、並び替えたりできることで、単元全体を見通して、生徒が思考を整理しながら学びの自覚化を図る工夫ができるのではと実践しています。
掲載日:令和3年11月18日 浦添市立神森中学校
ロイロノートのテストカードの活用【中学校数学】
神森中学校の1年生の数学では、日常の授業の中でタブレットを活用した授業を実践しています。
この事例は、単元の小テストにおいて、簡単な方程式の問題を出題し、計算して求めた解を選択肢から選ぶ形式でロイロノートのテストカードを活用しています。
生徒が解答を送ると、自動採点された結果がすぐに本人に返ってくるため、教師が採点して返却する時間を気にする必要がありません。また、クラスの正答率もグラフ化されているため、教師が提示しながら、誤答の多い設問を生徒と共に振り返ることができます。
(現状は、知識・技能の観点を見とる計算問題に絞り、指導に生かす評価としています。)
掲載日:令和3年11月18日 浦添市立神森中学校
GeoGebraによる図形の考察【中学校数学】
神森中学校の2年生の数学では、GeoGebraを活用した授業を実践しています。
この事例は、第4章の「図形の性質と証明」で、生徒自身が図形を観察したり、操作したりできるように、GeoGebraを活用しています。GeoGebraで作成したテンプレートをロイロノートで生徒に配布するだけで、学習活動で効果的に活 用できます。
例えば、多角形の内角の和を求める授業では、図形が三角形から十角形まで変えられたり、具体的な角度の実測値も表示されたりする設定になっているため、生徒は自分で図形を観察することができます。
他にも、多角形の外角の和を求める授業では、多角形の外角が1点に集まるような考察を見いださせ、そこから360° になるのでは?と予想することができました。
本事例では、GeoGebraのテンプレートを教師が作成していますが、わざわざ作成しなくてもすぐに活用できる簡単な 図形や関数のグラフを用いることもでき、生徒の思考する時間の確保や思考の深まりが期待できます。
掲載日:令和3年11月18日 浦添市立神森中学校
カメラ機能を活用した実験動画の活用【中学校理科】
神森中学校の1年生の理科では、実験を考察する場面で実験動画を活用しています。
2時間設定で実験を伴う学習活動を行う際、考察を2時間目に行うことが多いが、これまでは実験を振り返る場合はノートの記録や教師の説明が中心となっていました。
この事例では、各グループごとに生徒がタブレットを活用して実験の様子を動画撮影をします。また、録画した実験動画 はAirDropを使ってグループのメンバーの間で共有ができます。
次時の考察の際に、生徒は自分のタブレット上で実験を振り返りながら、その考察を自力思考することができます。自分たちが実際に行った実験であることから、考察しようとする意欲の高まりもみられます。さらに、実験動画は早送り・巻き戻しすることで、自分が注目したい場面に絞って振り返ることができ、生徒の考察の深まりが期待できます。
掲載日:令和3年11月18日 浦添市立神森中学校
久米島博物館とつないだ漢詩の授業【中学校国語】
第54回沖縄県へき地教育研究大会那覇大会の中学校国語の公開授業において、久米島博物館の学芸員とZoomでつないだ遠隔学習を実施していた。
博物館に展示されている久米島の漢詩(掛け軸)について、学芸員から専門的知見を学んだり、生徒がロイロノートを活用して感想や質問などを行い、学芸員が答えるなど、双方向の意見交換を行った。
掲載日:令和3年11月2日 久米島町立久米島西中学校
オンライン授業スタート
現在、沖縄市では、持ち帰り学習やオンライン学習等についても積極的に実践してもらえるように、教育長、指導部長、指導課長から臨時校長会等でもお話頂き、研究所での支援体制を構築して取り組んでいます。
添付した資料は、「緊急事態宣言下における沖縄市立小中学校のICTを活用した学習指導等の対応について」として小中学校へ配布した資料で、資料①では「対面授業とオンラインのハイブリッド授業を想定した授業の流れ」を例示しています。
資料②では「オンライン授業等を想定した最小限必要なスキル等について」とし、沖縄市が導入、使用している教材の身に付けておくべき内容を示しています。
これらの資料を参考に、市内の小中学校では1人1台端末の持ち帰りやオンライン授業に向けた取り組み等が始まっています。その様子をホームページ等で発信している学校を紹介します。
掲載日:令和3年9月3日 沖縄市立教育研究所
3年生以上でオンラインの時間設定
小学校3年生以上のクラスで、時間を指定して、担任の先生と自宅にいる児童がつながる時間を設定。この時間では難しい家庭には夜の時間帯設定につないでもめあて達成!※こちらで紹介した内容は学校ホームページから一部を抜粋したものです。学校名をクリックすると、学校ホームページを閲覧することができます。
夏休み明けの全学年オンライン授業
平良第一小学校では、臨時休校となった9月1日から3日の間、オンラインで朝の会、午前中の3時間をオンライン授業を実施しています。
児童数が559名と宮古島市で一番規模が大きい小学校です。前回の6月の休業時に、ICT活用指導力のある教諭がオンライン授業に挑戦し、その課題を全職員で共有、今回は全クラスで実施することにしました。
低・中・高学年ごとに時間割編成し、ネットワークの障害をできるだけ生じさせないようにしています。オンラインでない時間帯については、何に取り組むのかを明確に指示を行い、次の授業へ活かすようにしています。また、低学年の2学年にはホワイトボードを持ち帰らせ、考えや答えを書いて発表共有するなど、機器操作をできるだけ少なくする工夫を行っています。
掲載日:令和3年9月3日 宮古島市立平良第一小学校
GoogleMeetのつなぎ方・オンライン学習時間割
相談したい時に、相談したい相⼿に相談できる体制づくり
今帰仁中学校では、夏休みでも、「困っている⽣徒が相談したい時に、相談したい相⼿に、相談できる体制」を作るためGoogleクラスルームを活⽤した。
夏休み⽤のクラスルームを⽴ち上げ、⽣徒に登録してもらうために、 授業の欄に「匿名で相談できる窓⼝」に関する欄を設定している。また、学校外のいくつかの相談窓⼝(特に匿名でも相談できる窓⼝)に関する情報(電話番号や HP へのリンク)を添付し、⾃分だけで、すぐに(親や教師以外の)⼤⼈に相談できるよう工夫している。
また、「健康観察」フォームの内容を工夫している(2枚目以降)。⽣徒が夏休み中でも先⽣やカウンセラーに気軽に相談できるよう、フォーム(様式)を工夫した。
掲載日:令和3年9月1日 今帰仁村立今帰仁中学校
Scrapboxを活用した家庭学習の支援
今年度6月初めの予期せぬ休校措置を受け、生徒端末・生徒アカウントも無い中でどのように生徒と教材を共有し、家庭学習の支援をするか考えこの取組がスタートしました。
職員自主研修を開き、各教科でScrapbox のページを開設、そのURL をQR コードにして配布したり保護連絡システムを使って一斉送信したりしました。
各ページの内容は、自作プリントのPDF やフォームを利用したミニテストや諸連絡などを掲載しました。数学に関してはGeogebra を利用したゲームなども用意しました。
掲載日:令和3年8月5日 石垣市立石垣第二中学校
休校中の健康観察とオンライン授業
緊急事態宣言の発出、2週間の休校が決定となり、学校に何が出来るかを検討した結果、オンライン授業の取り組みを決定した。事前準備として、休校前に情報担当が中心となり、全学級でタブレット端末へのログイン方法等の基本操作の授業を実施した。
休校1週目は職員の研修と授業準備期間とし、生徒は事前に配布した課題に取り組んだ。研修では情報担当を中心に ICT支援員と連携してオンライン授業への準備を進めた。休校1週目の木曜日に時間帯を分けて生徒を登校させ、学校タブレット端末、時間割を配布した。金曜日にGoogleフォームを用いた接続テストを実施。接続出来ていない生徒へは電話連絡し、方法を伝えた。
休校2週目は担任が8時30分に出席確認を行い、1校時から3校時まで1日3コマの50分授業を行った。初日の1校時は特活とし、健康観察を行いながら、操作方法や情報リテラシーについての授業を実施。出席確認として、Google フォームを用いたアンケートでオンライン授業の感想や質問、職員への伝言を送信する。2日目以降は職朝もオンラインで実施。概ね生徒の評価は高かった。職員への激励のコメントも目立った。
掲載日:令和3年7月1日 那覇市立真和志中学校
「つながり感」と「手応え感」
那覇市立小禄小学校では,朝の会の後各学級でいろいろな学習支援を行っていた。家庭科・平和教育など休校明けに学校に来るのが楽しみになるような内容でした。また,情報機器の機能を児童の発達の段階に合わせて効果的に使っていました。
掲載日:令和3年6月28日 那覇市立小禄小学校
つながる笑顔
神森小学校では,限られた情報機器で職員一丸となって子供と繋がっている。また,「次はこんなことやってみたい」と職員が前向きにチャレンジしようとしている。
zoomのブレイクアウトルームの活用や音楽の授業をやるなど「学び」もつないでいた。
掲載日:令和3年6月24日 浦添市立神森小学校
「心も身体も」オンライン
天妃小学校では,「心と身体のスイッチ」をオンにして1日を過ごせるように,動画を見ながら体操をしたり,声を出したりしている。
また,普段の授業もオンラインで配信し,教室に入りづらい児童が授業に参加できるように配慮している。
掲載日:令和3年6月21日 那覇市立天妃小学校
全学年オンライン朝の会(健康観察)
玉城中学校では、6月8日(火)からの臨時休校に伴い、7日(月)に端末を持ち帰らせ、8日(火)から全クラスでオンライン朝の会を実施している。毎朝、生徒はGoogleフォームで作成したアンケートに回答することで健康状態を報告し、各学級の指定された時間からGoogle Meetでオンライン朝の会に参加する。一度に全校生徒をつなぐと通信が途絶えることがあるため、各学年1組からスタートし、20分間隔で10:20まで実施している(6・7・8組は支援学級)。健康観察が一番の目的であるが、各学年1学級ごとに実施するので、学年主任や副担の先生方が機器操作のフォローに入ったり、子どもたちとコミュニケーションをとるなど、各学年で連携しながら実施していた。
掲載日:令和3年6月14日 南城市立玉城中学校
臨時休校時における全学年オンライン学習
糸満小学校では、6月8日より1〜6年の全クラスで端末を持ち帰らせ、オンライン授業に取り組んでいる。すべての学級で、朝の会から3校時までの時間割を組み、Googleミート(web会議システム)を使って授業を実践していた。先生方は板書や掲示物、Googleスライドなど試行錯誤しながら教材を提示し、電子黒板に写っている子どもや登校している子どもに声かけながら授業を進めていた。最初はログインさせたり、オンラインでつなぐだけでも大変だったらしいが、回を重ねるごとに先生と子供も慣れてきて、スムーズに授業を行うことができていた。
掲載日:令和3年6月10日 糸満市立糸満小学校
共有ドライブを活用した委員会活動
生徒会顧問の先生の共有ドライブに「企画委員会」のフォルダを作成し、各クラスの企画委員(学級役員)と文書データなどを共有できるようにしている。共有ドライブにあるデータは、それぞれの端末からアクセスすることができるだけでなく、同時進行で協同作業を行うことができる。企画委員がそれぞれで分担して作業している内容を、先生は離れた場所にいても確認ができ、それぞれにコメントをすることもできる。共有ドライブを効果的に活用することで、委員会活動の効率化と生徒のICT活用能力も向上していく。
掲載日:令和3年6月2日 今帰仁村立今帰仁中学校
スタディログの活用
Google Classroomを活用して課題を提出させることで、教員は生徒の課題の進度を端末上で確認することができる。また、スプレットシート(表計算アプリ)を活用して、生徒自身で課題に取り組んだ時間を記録させることで、進度を客観的・相対的に確認することができ、課題への取り組み方も変化してきた。
掲載日:令和3年6月2日 今帰仁村立今帰仁中学校
Googleフォームで評価問題・自己評価
授業の最初に、振り返りとして前時の評価問題で正答率の低い部分を全体で確認している。評価問題は単元の評価計画を元に、Googleフォームで作成し、Google Classroomを利用して生徒の端末に配信している。授業のまとめの後に、生徒は各自の端末を使って評価問題を解いている。評価問題は自動採点なので、個人や全体の結果もすぐに表示でき、共有することもできる。最後はGoogleフォームで作成した自己評価を行い、本日の振り返りを行っている。
掲載日:令和3年5月31日 名護市立屋部中学校