夏期講習について

入塾を検討されているご家庭向けに
~夏期講習の無料体験~
 新規のお子様向けに、夏期講習の【前期・後期16日間の無料体験】を実施します(中期・合宿は有料)。6月末までの申込であれば7月1日~13日までの授業もセットで無料体験できます。ご兄弟・ご姉妹・お知り合いの方で体験を希望される方がいらっしゃいましたら、ぜひこのタイミングでの体験をご検討いただければ幸いです。



夏期講習を迎えるにあたって

 日新義塾は今年創立28年目であり、結果28回目の夏期講習を迎えることになります。神奈川・東京という学習塾業界の中でも一・二を争う市場において、著しく変化し続ける社会情勢の中でもつつがなくやっていくことができたのは、ひとえに現在日新義塾に通って頂いている皆様のおかげです。

 

 アフターコロナという言葉がもはや死語になっていますが、昨年度以来ChatGPTのような生成系AIが一般に公開されたことが話題となり、今後の生活環境や労働環境を大きく変えると謳われる等、大きな潮流が現れ始めています。特に教育という分野においては、今後はAIが講師の代わりにものを教えるようになり、人間による授業が不要になる未来が待ち受けていると諸方面で言われています。既に大学受験においては、授業は全て映像で、生身の人間がリアルタイムかつ対話で授業をしない予備校が増えており、生徒側にとっても自分の都合を優先できてとにかく便利で楽、予備校側も人件費を投入する必要がなく、出来の管理もAIが行うことで経済合理性に適う、という価値観が一般的になりつつあります。

 

 では、対話による授業は価値を失っていくのでしょうか。人間は有史以来、プラトンや孔子の時代から、対話により他者を知り、人間関係を育み、その結果として自己を知り、思考を深めてきました。そして日新義塾は創立以来、最新のテクノロジーに常に気を配りつつも、これまでの人類の叡智に多大な敬意を払ってきました。別言すれば、私たちはある程度便利なものはそれなりに利用しつつも、対話こそ人間にとって大切なものであるという理念を堅持して経営を続けてきました。実際、普段の授業で生徒と講師が言葉を交わす中で一体感や緊張感が生まれるときの手ごたえを、各教室の講師が現場で感じています。したがって、どんなに教育産業全体が対話から離れていくことになろうとも、弊社は存続する限り肉声による対話の授業にこだわり続けます。

 

 毎年、夏期講習と夏期合宿による集中的な学習で、大きく伸びる子供達が大勢います。公教育では、公立・私立を問わず文部科学省の定める指導要領などに従わなくてはなりません。つまり、大枠では同じ内容の教科書を同じように指導することになります。ところが、私塾、特に学校法人でもない学習塾は、今も昔も指導内容、指導方法に関して国家の指導・規制を一切受けません。これは見方によってはかなり危うい話です。学習塾は見た目は大差がないようでいて、実は千差万別で玉石混淆、特に夏期講習のような長期の学習期間であれば尚更です。学習塾側の立場で言えば、よく言えば自由に自分達の信念なり、主義信条なりを実現する可能性が開かれている、ということであり、悪く言えば、好き勝手にレベルの低い授業をすることもできる、ということです。私達は、常にこうした私教育のメリット、デメリットを確認し、私達の考えるより良い私教育を実現するべく尽力いたします。ご期待いただけましたら幸いです。

 


 

1.夏期講習の意義

 

① 短期集中の連続授業

 平常授業では週に1・2回の間隔で授業が行われるため、学習内容の定着に時間がかかります。それは子供たちが忘れてしまったことを完璧に定着させるために、復習に多くの時間を割くからです。

 それに対して夏期講習及び季節講習では、毎日連続して授業を行います。そのため復習の時間を大幅に削減できるとともに、非常に効率よく多くのことを定着させることができ、進度もはかどります。

 

② 最低2カ月、最大6カ月以上分を超える学習時間

 夏期講習では前期・後期を合わせて最低でも16日間、43時間授業を行います。1か月分の授業が約22時間のため、これは平常授業の2か月分の授業時間に相当します。さらに合宿に参加する生徒は25時間、なんと3泊4日で1か月分以上の授業を行います。それに加えて中学3年生やオプション授業を受講する生徒は、中期講習で最大60時間の授業を行うため、夏期講習は最低2か月分、最大で128時間、つまり6か月以上分の授業を行う生徒もいるのです。

 短期集中で相当量の授業を行うため、年間カリキュラムの中でも最も難易度の高い、山場となる学習内容をこの時期に実施することが多くあります。

 

③ 私塾の理念は季節講習、特に夏期講習に表れる

 学習塾は指導内容・指導法に関して国家の指導、規制を一切受けません。しかし高校入試のシステム上、内申点つまり学校の成績を重視せざるを得ない平常の授業においては、学校の授業内容や進度を考慮した上で授業を行っています。

 季節講習は学校の授業が行われない時期にあたるため、学校のカリキュラムに拘束されず、学習塾の信念・主義信条に合わせた独自の授業を長時間にわたって行うことができます。具体的には以下のようなことを実施します。

 

1、上位クラスにおいては、平常授業では取り組むことのできない、学校の指導要領を超えた高度な学習内容に取り組み、真の学力の養成を目指します。私たちは常々、学校レベルの学力に限定して授業を行うことに疑問を持っています。実際に取り組めば理解ができる子供であるならば、年齢・学年に限定されず、子供の学力の可能性を追求するべきだ、と考えております。

 

2、前学年の学習内容など既習事項の定着に不安がある生徒には、復習に重点を置き、平常授業ではやりづらい基礎学力の徹底を行います。特に数学、算数の計算能力、英語の基礎などは、夏期講習の短期集中・長時間の授業を生かし、遅れを取り返すことが他の時期よりも容易です。

 

3、国語の読解能力育成のため、さらには子供たちのより良い人生の実現のために、読書体験は非常に重要であると私達は考えています。学校の授業内容に左右されない季節講習であれば、積極的に国語の授業で読書を取り入れていくことが可能です。

 

 以上のことを踏まえて、夏期講習の意義を子供達や保護者の方々と共有するとともに、誰よりも講師自身が夏期講習の理念を実現するべく邁進して参る所存ですので宜しくお願い致します。

 


2.スケジュール

 

    前期①ターム:7/21(日) ~ 7/24(水)  [4日間]

    前期②ターム:7/26(金) ~ 7/29(月)  [4日間]

    中期①ターム:7/31(水) ~ 8/2(金)    [3日間]

    中期②ターム:8/4(日) ~ 8/6(火)     [3日間]

◎夏期合宿:8/8(木) ~ 8/11(日)                        [4日間]

    後期①ターム:8/18 (日) ~ 8/21(水) [4日間]

    後期②ターム:8/23(金) ~ 8/26(月)  [4日間]


  ※時間は教室までお問合せ下さい。