小中学部コース

1.小学部本科

  シビアな到達目標を持たない「受験をしない小学生」は、ご家庭、生徒本人、さらには教師でさえ、勉学に対する意識が低くなりがちです。私たちは「非受験クラス」を「受験クラス」よりもレベルが低いクラスとは全く考えていません。実際、非受験クラスに優秀な子供達が在籍していることは珍しいことではありません。私達は、進学指導を大学受験まで含めたトータルで考えているので、両クラスの違いはレベルではなくてカリキュラムであると考えています。よってたとえ非受験クラスであっても、教室で最高の講師が入り、高い理想を掲げて、子供たちの可能性を将来的に最大限引き出すべく、日々の授業に臨んでいます。

2.小学部α(アルファ)

  中学受験の学習内容は、義務教育を超えたハイレベルな内容や、定着に膨大な演習量と時間が必要なものが多く含まれます。そのため多くの子供が学習内容を消化しきれなかったり、勉強に対する意欲を失ったりしています。日本における多くの受験の中でも、難関中学受験はもっとも落ちこぼれる生徒の率が高い受験だと、私達は考えています。日新義塾におけるαクラスの指導方針は以下のようになります。

◎まずは困難(おそらく人生初の)に立ち向かう覚悟と闘争心を鼓舞することに力を尽くします。受け身の姿勢、義務感、あきらめの心境では、成功はおろか逆にぬぐうことが難しい挫折感を子供に与えかねません。

◎授業内での理解を重視、それを可能とする腕自慢の講師が担当します。ご家庭の監督や補助は必要ありません。

◎個々の子供の理解度に応じて早出・居残の補習授業を行います。

◎試験や宿題などで消化不良の子供を追い詰めるのではなく、子供の意欲を引き出すために、勉強の意義や目的、学ぶ喜びなどを教えていきます。

◎真の学力とは、塾・教師に依存しない自学自習の精神と受験知識を超えた学問的好奇心が培います。この観点から、課題や宿題の質と提示の仕方に細心の注意を払います。

3.中学部本科

  高校進学は、公立・私立に関わらず学校の成績(内申点)に大きく左右されます。その内心を大きく左右するのが学校の定期試験の点数です。それゆえに、中学部普通科クラスは、定期試験・入試における高得点を目標とします。定期試験は、各々の中学校において、さらには同じ中学校内においてもクラスによって範囲・内容が異なります。日新義塾においては、週3回の通常授業はもちろんのこと、通常授業の居残り・早出・補修などを活用して、徹底した定期試験対策を行います。その一環として、土日には試験対策である「特別講座」を行います。

 また、個々の具体的指導内容が重要なのは言うまでもありませんが、私達は説得を重視します。強制や脅しよりも、生徒自らが納得し困難に立ち向かうことが大切であると考えるからです。そもそも塾は学校と異なり、義務的・強制的な要素よりも、自主的要素が強い場です。私達は「塾は自らが選択し、自らが来たいから来る場所であるべき」という信念を堅持して、授業を展開します。

4.中学部α(アルファ)

 公立高校ならトップ校に合格可能な能力を既に持っている子供達は、実はどこで誰に教わろうが問題ない優秀生です。このような優秀生をさらに磨き上げる教育、つまり英才教育は、実は塾・教師の力量が最も問われるものです。文科省の定める指導要領の学習内容では、できることばかりになり、優秀生の潜在能力を引き出すことは難しく、難関高校合格のための受験テクニックばかりでは、私達の考える真の学力から遠く離れます。αクラスでは、教科・学年・カリキュラムを超えた私達の指導を通じ、単なる知識の暗記のみならず、合理的思考能力と多彩な想像力の涵養と「善なるものを目指す向上心」の高揚を目指します。私たちの経験では、一見迂遠に見える指導が実は飛躍的な能力向上をもたらしてくれます。担当講師は難関国私立受験で長年にわたって実績を残している自慢の講師陣です。