第𝟚𝟙期

定期公演「ありさんとキリギリスさんがゴッツンコ

あらすじ

雪が降る中、ぼろぼろになったキリギリスが、ありの家を一軒一軒回っていた。

「どうか、食べ物を恵んでください」

ところがありがたちは「あんたにあげる食べ物なんかひとつもない!」と、けんもほろろ。

怒ったキリギリスは、「なんで、誰も助けてくれないんだ?」「こうなったら訴えてやる!」・・・かくして、裁判が始まった。

厳しい冬を乗り越えるために、必死に働いていたあり。

そのそばで、バイオリンを弾いて、楽しく歌い暮らしていたキリギリス。

どう見ても、ありたちが勝つように見えた。

その時、子どものありが、「でも、キリギリスさんがバイオリンを弾いていると、みんな働くのが楽しそうだった」

果たして、裁判の行方は?