第𝟙𝟝期

15周年記念公演「嗚呼 しまなみ学園に雪が降る

あらすじ

穏やかで、明るく、友愛に満ちていたしまなみ学園に、大椿事が起こった。丸山園長を祝う会で、くす玉を割ると丸山園長を侮辱する文字が書かれていたのだ。くす玉を作った生徒たちが集められた。が、犯人を特定することはできなかった。そこで指導の小山田は、担当グループ全員が責任をとって、この町に逃れてきている被災者たちを慰めるイベントを作ることを命じた。生徒たちは、劇をすることに決めた。けれど、劇作りなど、生徒たちにとって初めてのことだった。リーダーに選ばれた才気煥発な瀬戸内にしても、皆目見当がつかなかった。しかし、その瀬戸内の前に、かつて演劇部に所属していたという茂田井が現れた。瀬戸内は茂田井の協力を得て、脚本を作り、稽古を進めていった。瀬戸内のライバルの姫野の離反もあったが、瀬戸内の妹・遊の嘆願によって、分裂は免れた。そして、公演前日、最終稽古で主役の遊が足を骨折してしまった。絶体絶命のピンチ。果たして劇はできるのか?被災者の方々を喜ばせることができるのか?はたまた犯人は誰だったのか?