SNSの通知をオンにしていると,バイト中でも気になってうっかり見てしまうことないですか.私はアップルウォッチをつけているのでスマホは見ませんが,ウォッチに通知が来るとやっぱり見ちゃいます.
しかし,バイトなどの勤務中は,スマートフォンなどのインターネット接続機器の使用は許可のない限り控えるようにしましょう.特にSNS(ソーシャルメディア・ネットワーク)への発信は勤務中は控えることが鉄則です.バイトであっても,雇い主もお客様も見ています.そして,お客様にとってはバイトだろうが正社員だろうがそこで働く人に違いはないので,社員が私用でスマホ触っている会社(お店)なのかなと判断されちゃうのです.
勤務中に,業務と関係ない写真や動画を撮影する行為,SNSに投稿,発信する行為もやめましょう.
勤務中の様子や勤務上知り得た情報などの投稿は,個人の発信であっても関係する団体,勤務先へ多大な迷惑をかけます.自身も勤務先も,社会的制裁,損害賠償支払いなどの責任を未来に渡り負い続ける可能性もあるんです.
インターネットには足あとが残ります.あなたはどのような「デジタル足あと」を残していますか.それは将来にどのような影響を及ぼす可能性がありますか.考えてみましょう.情報社会での自分のふるまいについて意識することは,「情報社会を担う良き使い手となるため」に大切なことなんです.
総務省の「国家公務員のソーシャルメディアの私的利用に当たっての留意点」(2013)には参考になる注意点がまとめてあります.ぜひ参考にしてください.http://www.soumu.go.jp/main_content/000235662.pdf
バイト中,勤務中,団体での活動中などの写真撮影は,許可を得てから行うようにしましょう!
ネットには面白い写真や動画がたくさんあります。自分もそんな写真や動画が撮れたら面白いですね。これを見たら友達が「ウケてくれる」ぞと思ってついつい悪ふざけをしたくなる心理もわかります。
でも、バイト中にお店の商品を使ったいたずらや、お客さんなどの写真を勝手に撮ったりすると、お店の名誉毀損や損害賠償請求、肖像権の侵害などの問題となる可能性があります。
また、公開範囲を「友達」のみにしておけば他の人は見ないだろう、というのも危険です。デジタル情報は簡単にコピーし、拡散させることができます。限定公開だろうと、ネットへの投稿は友達以外の「他人が見る可能性がある」ことを決して忘れてはいけません。
許可を得た場合を除き,勤務時間に撮影した写真や動画のSNS等への投稿も控えましょう.もちろんその内容も、よく考えれば撮る前にその「善し悪し」の判断もできるはずです。違法性や「炎上」する要素がある写真や動画は撮るべきではありません。
公開範囲を限定していても投稿は誰かが見ています.その人がもしコピーしたら,別のところに載せたら...拡散し炎上する可能性はあるんです.ネットは「デジタル足あと」が残る場所と覚えておきましょう!
もちろん,撮影,投稿する以前に,「問題や炎上になりそうなこと」ことをしてしまうのが一番問題なのですけれどね。
インターネットはその人の人間性が反映される場所なんです.