ワークショップを学生が企画して、幼稚園から小学生までの子供達と一緒に廃材を使ってものづくりをするサークル。年に2、3回のワークショップを行っており、毎年夏には、2、3日かけて作品を作る大規模なワークショップを開催する。
ワークショップを学生が企画して、幼稚園から小学生までの子供達と一緒に廃材を使ってものづくりをするサークル。年に2、3回のワークショップを行っており、毎年夏には、2、3日かけて作品を作る大規模なワークショップを開催する。
2018 夏
テーマ「美大生体験ワークショップ」
このワークショップでは小学生10人を募り、3日間美大生として迎え、一緒に大きな作品を作り発表するところまでを体験した。それぞれが作りたいものを実現させるため、アイデアを出し合い廃材を最大限利用して大きな作品がたくさんできた。
2019 夏
テーマ「つくろう宇宙のびじゅつかん」
想像を膨らませて、2019年のテーマは宇宙。カナビ星という星に、いろんな星の宇宙人が自分の星にあるものを持って集まり、カナビ星にある美術館にそれを展示するという設定。子供達にはそれぞれ自分だけの星を想像してもらい、そこにある乗り物や建物など自由に作って宇宙の美術館をみんなで完成させた。
トマト星からやってきたトマト宇宙船や、お菓子の星からきたお菓子の家など、小学生の楽しい発想に、自分たちもワクワクしながら一緒に制作した。作品発表では、子供達が自分で自分の発表を進める姿に驚いた。
2019 冬
テーマ「みんなでつくろうゆめの『まち』」
このワークショップは、富山県の文化施設と産学連携の形で開催。ものづくりが好きな小学生が、放課後に立ち寄れる場所となるよう、1週間開かれた。テーマは、少子化が進む富山県の村を舞台に、これからどんな町を作りたいか想像してもらい、みんなでゆめの町を作る、というもの。
富山県の子供達も元気いっぱいに作品制作をしていた。私は女の子と一緒にお城を作った。作りたいものがどの材料でどう作ったらいいか話し合いながら実現。また、個人の制作を見守りながら、全体が計画通り動いているか確認する。
企画から開催までの流れ
①企画・アイデア出し
ワークショップのテーマを考え、テーマに関する簡単なお話を作る。
②参加者募集・材料集め
フェイスブックやインスタグラム、ポスターを通して参加者を募集。2019年はポスターのデザインを担当し、写真とイラストを用いてワクワクするような雰囲気に仕上げた。また、部員は家から廃材を持ち寄る。
③作りかた検討
応募してもらった参加者から、事前に作りたいものを絵に描いて送ってもらう。そこから作り方や材料の量を検討する。
④グッズ制作
オリジナルTシャツや、参加者にお礼にプレゼントするグッズを手作りで制作。
⑤ 当日の流れを計画
初めの挨拶から解散までの流れを細かく練る。安全第一を大切に、部員と参加者の休憩時間を確保したり、写真撮影の順番を組んだりする。
⑤ワークショップ当日
2、3日ずっと一緒に過ごすため、制作の合間にゲームをして遊んだり、みんなで輪になって遊んだりする。その中でお互い仲を深めながら思いのこもった作品ができあがっていく。
⑥作品発表
できた作品の前で子供達が一人で発表。部員が質問をし、美大の授業と同じような体験ができる。