探鳥会でのクマ遭遇への対処
探鳥会でのクマ遭遇への対処
2025年9月
日本野鳥の会長野支部 支部長 藤田伸二
会員 案内人の皆様
昨今の各地でのクマ出没の現状から、支部として以下のような「探鳥会でのクマ遭遇への対処」を作成しました。安全で楽しい探鳥会のため、ご協力をお願いします。
1 探鳥会での参加者の行動について
・別コースを行くなど別行動はしない。
・列の間が空いて集団が長くならないようにする。
・途中での帰宅は避ける。やむを得ない場合は必ず案内人に連絡し、単独行動はしない。
2 探鳥会での案内人の役割について
・開催地のクマ情報を収集し、開催の可否・コースを支部(探鳥会担当泉または藤田)に確認する。
・探鳥会集合時に、「長野支部探鳥会でのクマ遭遇への対処」を参加者に周知する。
・参加者に別コースを行くなど別行動はさせない。
・参加者の列が長くならないようにする。
・集合の時に支部からクマ撃退スプレーを受け取る。
・人数確認を休憩時、終了時に行う。
・下見が必要な場合は、事前に情報を収集しできるだけ複数で行う。
・クマに遭遇した際は落ち着いてマニュアルに従った行動を参加者に指示する。
3 クマに遭遇した場合の対処 ※「クマ類に遭遇した際にとるべき行動 環境省」を要約
ア 遠くにクマがいることに気が付いた場合
・落ち着いて静かにその場から立ち去る。
×やってはいけないこと 急な大声や急な動き。
イ 近くでクマがいることに気が付いた場合
・まずは落ち着くこと クマを見ながらゆっくり後退する。
×やってはいけないこと 背中を見せて逃げ出す。 慌てて走って逃げる。
ウ 至近距離で突発的に遭遇した場合
・両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつ伏せになる。
エ 子グマだけがいた場合
・近くに母グマがいる可能性が高いため、すぐに立ち去る。
オ クマ撃退スプレーによる撃退
・クマ撃退スプレーをクマに噴射する。※集合時に支部からスプレーを案内人に渡します。
※「クマ類に遭遇した際にとるべき行動 環境省」
クマ類出没対応マニュアル -改定版- || 野生鳥獣の保護及び管理[環境省]
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/