北信支部から長野支部へ
-支部誕生の頃-
細野哲夫
文・写真:支部報300号記念誌 (平成7年3月)より
日本野鳥の会の長野県内支部で最も早く発足したのは軽井沢支部である。次いで諏訪支部となる。ところで長野支部ができる前に、日本野鳥の会北信支部があった。ご存じのように昭和24年8月、十三崖にチョウゲンボウの集団繁殖地が発見された。これを契機に故細田善熙氏が支部長になって日本野鳥の会北信支部が設立された。十三崖の繁殖地は国の天然記念物に指定され今日に至っている。活動域は中野市周辺であった。当時の会員で現在長野支部所属は森三郎氏と私だけであろう。支部はメンバーがよそに転出することで自然消滅した。昭和24年~昭和30年の6年間のことである。
それから6年ほどして、昭和36年に宮沢氏の音頭で長野支部が設立され、合わせて志賀高原で第7回日本野鳥の会全国大会がもたれた。
山ほととぎす
作詞・作曲 宮沢憲衛
1. 一声は月がないたか ほととぎす
ただゆきずりの黒ひとみ 山ほととぎす ヤーイ
お前の住んでいる山は 涼しくていいな
2. ひなぐもり 必ずよ山ほととぎす ヤーイ
山桑の花 こぼれつつ 山ほととぎす ヤーイ
お前の住んでいる山は 涼しくていいな
3. 兄憶う 弟こいしと 啼く鳥は
なぜか心にしみる声 山ほととぎす ヤーイ
お前の住んでいる山は 涼しくていいな