長野支部探鳥会マナー

 支部のフィールド・撮影のマナーは野鳥の会に準じます。

1. 参加費 は会員100円、 一般300円 です。

2. 集合場所受付にて、清書で氏名、住所を記入する。

 (当日の保険の台帳となる)

3. 案内人の指示に従う。

4. 案内人の先を歩く、離れた行動をする、大きな声で話すなど迷惑行為はやめる。

5. 組織入会、販売など個人的な勧誘はやめる

6. 参加の途中で帰る時は案内人に連絡をする。

7. コロナ禍ではマスク着用 する。

日本野鳥の会フィールドマナー

日本野鳥の会HPより (wbsj.org)

や:野外活動、無理なく楽しく

 自然は、人のためだけにあるのではありません。思わぬ危険が潜んでいるかもしれないのです。知識とゆとりを持って、安全に行動するようにしましょう。

さ:採集は控えて、自然はそのままに

 自然は野鳥のすみかであり、多くの生物は彼らの食べ物でもあります。あるがままを見ることで、いままで気づかなかった世界が広がります。むやみに捕ることは慎みましょう

(みんなで楽しむ探鳥会では、採集禁止が普通です)。

し:静かに、そーっと

 野鳥など野生動物は人を恐れるものが多く、大きな音や動作を警戒します。静かにしていれば彼らを脅かさずにすみますし、小さな鳴き声や羽音など自然の音を楽しむこともできます。

い:一本道、道からはずれないで

 危険を避けるため、自然を傷つけないため、田畑の所有者などそこにくらす人に迷惑をかけないためにも、道をはずれないようにしましょう。

き:気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑

 観察が野生生物や周囲の自然に悪影響を及ぼす場合もあるので、対象の生物や周囲の環境をよく理解した上で影響がないようつとめましょう。

餌を与える行為も、カラスやハトのように人の生活と軋轢が生じている生物、生態系に影響を与えている移入種、水質悪化が指摘されている場所などでは控える必要があります。 また、写真撮影や給餌、観察が地元の人や周囲の人に誤解やストレスを与える場合もあるので、十分な配慮をしましょう。

も:持って帰ろう、思い出とゴミ

 ゴミは家まで持ち帰って処理しましょう。ビニールやプラスチックが鳥たちを死にいたらしめることがあります。また、お弁当の食べ残しなどが雑食性の生物を増やすことで、自然のバランスに悪影響を与えます。責任を持ってゴミを始末することは、誰でもできる自然保護活動です。

ち:近づかないで、野鳥の巣

 子育ての季節、親鳥はとくに神経質になるものが多く、危険を感じたり、巣のまわりのようすが変化すると、巣を捨ててしまうことがあります。とくに、巣の近くでの撮影はヒナを死にいたらしめることもあるので、野鳥の習性を熟知していない場合は避けましょう。また、巣立ったばかりのヒナは迷子のように見えますが、親鳥が潜んでいることが多いので、間違えて拾ってこないようにしましょう。


野鳥撮影のマナー7か条

日本野鳥の会HPより 日本野鳥の会 : 野鳥撮影マナー (wbsj.org)

 野鳥は動きが俊敏で、体も小さく、撮影するには高い技術や高価な機材が必要でした。しかし近年、カメラやレンズの性能が向上したことで、野鳥撮影を趣味とする方が増えています。その一方で、私有地に立ち入ったり、公道を占有することで住民の方々の迷惑になったり、一定の距離をとらずに野鳥の生息圏に踏み込んだりといった撮影者のマナーの悪さも問題になっています。ここでは、野鳥撮影をする上で守ってほしいマナーを7つ紹介します。

①野鳥の巣には近づかない。

 春から夏にかけては、鳥たちの繁殖時期です。子育ての季節、親鳥はとくに神経質になるものが多く、周囲の危険を感じたり、巣の周りの様子が変化したりすると、子育てをやめて巣を捨ててしまうことがあります。親鳥が首を伸ばしてこちらを見ていたり、羽毛を逆立てたり、鳴き声を出しているときは、警戒しているサインです。野鳥の巣には、決して近づかないようにしましょう。

②野鳥を追い回さない

 日本国内への渡来が少ない、珍しい種類の野鳥たちは、主な生息地や渡りのルートから外れて渡来した場合が多く、体が弱ってしまっているケースがあります。その鳥が十分に休んで採食ができるように、接近しすぎたり、わざと飛ばすような撮影は避けましょう。

③珍重や人気の鳥を公開しない。

 珍鳥や人気の鳥が現れたという情報が出ると、最近ではとくにSNSやメールなど、インターネットを介してあっという間に拡散し、翌日には数百人が集まって地元の方々に迷惑をかける事態が増えています。出現場所の私有地への無断立ち入りや、道路で歩行者や車の通行を妨げたりしてしまうと、地元の人や利用者にストレスを与え、トラブルに発展する可能性があります。知り合いに特別に教えてあげるだけ」と思っても、輪になって広がっていくものです。情報公開は控えましょう。

④周囲の人や撮影場所選びには十分な配慮をする。

 撮影者同士の場所の取り合いや、私有地への無断立ち入りといったトラブルが増えており、時には警察が出動する騒ぎにまで発展することもあります。立ち入り禁止場所への侵入はもちろん、撮影場所確保のために歩行者が通る通路に三脚をセッティングしたり、長時間占有することも避けてください。譲り合いの気持ちを持って、撮影を楽しみましょう。また、住宅地にカメラを向けて撮影することも、あらぬ誤解の元となるので、注意してください。

⑤餌付けや、環境改変は行わない。

 野鳥は飼い鳥と違って、人の手を借りずに自然の中で生きていくべき鳥です。人間が撮影を目的として餌付けを行なってしまうと、本来は日本を離れるべき渡りの時期を逃してしまう可能性もあります。そうすると、野鳥本来の生活を変えてしまい、ひずみが生じます(秋に渡らず、冬の寒さに耐え切れず死んでしまうなど)。また、近年多く行なわれるのが、鳥が目立つように木や枝を伐採するという、環境改変の問題です。自然環境や野生動物の生活環境を変える行為は慎みましょう。

⑥自然にやさしいマナーを心がけよう。

 撮影に関するマナーはもちろん、山や川といった自然環境において、ゴミや吸い殻をポイ捨てしないというのは、最低限のマナーです。特に森での喫煙は、森林火災を引き起こす可能性もあります。絶対にやめましょう。鳥や自然を相手に、フィールドでの迷惑行為をしないということはもちろんですが、周囲の人や近隣の方から理解を得られるよう、撮影者同士で声を掛け合うなど、マナー向上に努めましょう。

⑦ストロボは使用しない。

 ストロボなどの人工照明は、野鳥たちにとって非常に強烈なものです。夜間の野鳥撮影では、ストロボの使用は絶対に避けてください。警戒心の強い野鳥たちを驚かせ、思わぬ事故につながる恐れがあります。暗い場所では、ISO感度を上げて撮影しましょう。


 日本野鳥の会では自然観察の心がまえとして、野鳥や自然に迷惑をかけないフィールドマナーを提唱しています。また当会では、営巣中の写真や、ストロボを使った写真、餌付けや環境改変が見られる写真については、すべての投稿部門で受け付けておりません。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。