2022年度

2022/04/29-05/01 屋久島~縄文杉と酒造見学~(F.W.)

屋久島に行ってきました。

今回の目的は2つ。

①屋久島にある本坊酒造の工場見学

 焼酎だけではなくてウイスキー工場もある酒造。日本最南端で作られるマルスウイスキーとは?

②縄文杉トレッキング

 言わずと知れた縄文杉トレッキング。

■4/29

朝から大雨。船は出港するのか?という不安以前に、ゼミ生からJRが徐行運転で間に合うかわからないという連絡が来て焦りました(結果、ゼミ生たちは全員間に合いました)。

が、今度は海が時化ているからフェリーが引き返すかもしれないという不安があるまま出港。最終的に、なんの問題もなく屋久島の宮之浦港には着きましたが、酷い揺れでした。

港に着いて、トレッキング一式のレンタルの手続きをしてから屋久島の自然を学べる文化村センターを見学して少し経ったら雨も上がり、そこからは民宿に荷物を置かせてもらってから酒造見学へ!

焼酎の作り方は、本で読んだときよりもはるかに分かりやすかったです。(質問もさせてもらい、丁寧な解答をしていただきました)

そして、一番の楽しみだったマルスウイスキーの貯蔵庫へ。ウイスキーの良い匂いが充満していて、ステキな空間でした。

その後は、トローキの滝へ。海に直接流れ込む滝は日本に2箇所しかないそうです。

なお、この日の夕飯は屋久鹿の焼肉。

■4/30

AM3:30起床。

ガイドさんを付けたかったのだけれど、GWでどこもいっぱいだったので、自分たちだけで頑張って縄文杉を目指します。

朝食と昼食は前日に宿を通して発注していたのを受け取りました。

4:30発のバスに乗って屋久杉自然館で乗り換えて荒川登山口へ。朝食を取って6:15過ぎに出発しました。

最初の2時間半はトロッコ道をひたすら歩く。柵のない橋では高所恐怖症の学生の手を他の学生が引いてあげていました。

トロッコ道が終わると本格的な登山開始。

開始早々、最年少の学生がリタイヤしそうな様子でしたが、頑張って登り続けました。

2時間半の登山の途中で、ウィルソン株を見たり、大王杉を見たりして、そうしてようやく縄文杉に到着!!達成感が凄かったです!

今は縄文杉に触ることはできませんが、2つの展望台の両方に登り、じっくり見てきました。

帰りは遅れる学生を時々待ちながら下りました(山育ちの学生がいて、遅れる学生の面倒を見てくれるので心強かったです。ありがとう!)。

誰も怪我をせずに全員無事に下山したのが16:30過ぎ。10時間と少しのトレッキングでした。

その後は、他のグループのガイドさんと地元の人の親切のおかげで、夕飯までの時間で休憩が取れたり、予約していたお店で夕飯をしっかり食べたり。

■5/1

7:30に起床してチェックアウトしてから、宿の近場にある枕状溶岩へ。白い砂浜と溶岩のゴツゴツ具合のミスマッチ感が凄かったです。

みんな筋肉痛なのによく歩きました!

昼前に港に戻り、ランチをとってから出港。ハードなゼミ合宿は無事終了です。

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今回のゼミ合宿は新年度になってすぐのものなので、ゼミに入って1ヶ月も経っていない学生もいましたが、わりと打ち解けてくれたようで良かったです。

一番の計算外は、タクシーがなかなか掴まえられなかったこと。コロナ禍でタクシー業の方が減ったのと、反対にゴールデンウィークで観光客が増えてしまったためとのことでした。

ゼミ生たちが一生懸命タクシーを探してくれたおかげもありますが、現地の運転手の方々のご親切には本当に感謝しております。

屋久島伝承館。マルスウイスキーの貯蔵庫前にて集合写真。内部の写真は焼酎の工房です。

屋久島伝承館で案内をしていただきました!
甕の並ぶ光景は圧巻です。

縄文杉トレッキング。みんなよく歩きました。

縄文杉前にて

枕状溶岩を散策

2022/05/20-22 KEMCOと中古文学会(院)

2022年度中古文学会春季大会に参加するために東京へ。今年度入学した院生二人を伴っての学会参加です。

■5/27

学会は土日ですが、時期的に都内での展示会や美術館の催し物のラインナップが良かったので前日入り。

慶応義塾大学のKEMCO(要予約)にお邪魔しました。指導文庫長であり、私の書誌学の師でもある佐々木先生に解説をしていただきながらの閲覧は至福のひと時でした。佐々木先生に解説していただけるということで、今年度から書誌学を学び始めた院生たちもメモ帳を手に必死に聞いていました。

かく言う私も、好きな分野ゆえ、興味津々でした。

KEMCOの最後は和紙の合い剥ぎ体験。塾生さんのサポートを受けながら、自分で合い剥ぎした和紙を葉書大の紙に貼ってスタンプ等でデザインします。

その後は慶應義塾大学図書館の展示へ。またもや佐々木先生に解説していただけたうえ、その後もお茶に御夕飯にとご一緒してしまいました。院生たちはかなり緊張しつつも嬉しそうでした!

■5/28

午前中に出光美術館へ。目的は「見努世友」。前日の勉強が早速活かされたのと、文献で見ていただけの貴重書の実物を見られるというのとで有意義な時間でした。出光美術館から眺める皇居も良かった。

学会会場である専修大学への移動がてら、院生ともども古典籍を購入。

中古文学会では、院生たちは初めてのことだらけながら、一生懸命でした。懇親会の前に古典籍店へ行きましたが、また戻って最後までしっかり出ました。

■5/29

終日学会。昼休みにはまた古典籍店へ。残念ながら最後の発表の質疑応答は聞けませんでしたが、発表は聞けたため、今回の学会の話をしながらゆったりと帰りました。

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学会が終わってからの院生たちの感想。

「シンポジウムの論点が難しい」「論文で知っている方々を目の前にして緊張した。でもご挨拶できてよかった」「古典籍を買ったうえでさらに本も買っちゃった」etc......

シンポジウムについては話すことができましたが、それ以外は「良かったね」という感じです。

なお、秋季大会も参加します!

2022/04/16・05/28 物語研究会学会発表(院)

物語研究会4月例会・5月例会で、2人の院生がそれぞれに発表しました。

 4月例会: 久保田千仁「『枕草子』の音楽場面―記号化する楽器―」 

 5月例会:白窪怜「『源氏物語』のニオイ―「人香」考―」       (詳細はこちら

二人ともに卒業論文を基にしてさらに発展させての発表でした。

初めての学会発表で、事前準備中にも悩み続け、発表当日は緊張して、質疑応答の途中でいっぱいいっぱいになってしまっていましたが、M1でここまでできたのはよく頑張った証拠だろうと思います。

4月例会も5月例会もたくさんの人が参加し、質問してくださいました。感謝いたします。

2022/06/10 平川動物公園菖蒲祭(F.W.)

本日は平川動物公園へ!この時期にのみ開催される菖蒲祭が目的です。

開園前に現地に到着して、せっかくなので動物園そのものもじっくりと見ました。

写真にある庭園でよくみられるジグザグとしたこの橋は「八橋」と呼ばれるものです。「八橋」は庭園様式の一つですが、その出典は『伊勢物語』第九段「東下り」。三河の国、八橋というところで、「かきつはた」を句の上に据えて詠んだ「唐ころもきつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」は、高校の教科書にも取り上げられています。

今回は事前に説明する時間がなかったため、『伊勢物語』「東下り」を知らない学生には配布をし、また私が作成したしおり(PowerPointで全19頁)を読んできていることを前提にしたフィールドワークにしました。

ちなみに、花菖蒲とカキツバタは水辺に生えるものでアヤメは乾燥した土地に生えるものとのこと。平川動物公園で開催されているのは「菖蒲祭」ですが、見た目はカキツバタと大差ありません。(なお、しおりにはカキツバタ、菖蒲、アヤメの違いも載せました!)

「八橋」に「カキツバタ」の組み合わせだけでも「東下り」の三河の地なのですが、ここ鹿児島県にはこの写真のはるか向こうに「薩摩富士」と呼ばれる開聞岳があります。八橋を通り越してその先に富士山を見るというストーリー展開は「東下り」そのものですね。

今年は夏の合宿で東京に行く予定なので、機窓から富士山を、また徒歩で隅田川沿岸を歩く予定なので、「名にしおはば」歌のところまで行っちゃいます♪

なお、昨年は八橋に入れませんでしたが、今年は入ることができました!

みんなで八橋を渡りました

振り返っての一枚

「稲妻」という種類だそうです

今年生まれたアシカの赤ちゃん

平川動物公園はコアラの飼育頭数が日本一です

古い市電が展示されています

2022/06/29 白金酒造見学(F.W.)

白金酒造の見学ツアーに行きました!

鹿児島中央駅から3駅、駅徒歩5分以内という便利さです。

2年生のゼミ長が電話で予約をしてくれていたので安心していたのですが、前日からの大雨でダイヤが乱れ……結局予定よりも15-20分遅れてしまい、次の見学ツアー客もいるとのことだったので、簡略版での案内になるとのことでした。

ですが、映像を見るという箇所を飛ばしただけだったので、わりと充実した見学ツアーに。

一次仕込から蒸留までに必要な場所は全て見せていただけました。

以下、学んだこと。

・二次仕込ともろみ管理の建物の壁の黒いところは「カビ」。だけれども、このカビによって風味が変わるため、カビ込みで酒造の財産

・二次仕込の瓶は手作りゆえに大きさが全て違うため、内容量を瓶の口近くに書く。なお、現在の瓶は昭和61年10月28日製造のもの。また、瓶の大きさが違うため、木製の蓋も全て手作り。

・蒸留用の樽は、今では造れる職人が1人しかおらず、また樽1つを作るのに1年かかるため希少。だが樽は5年ほどしか保たない。

・西郷隆盛が最後に飲んだのがここのお酒と言われており、西郷の誕生日(1/23)には上野の西郷像に献じられている。

・石蔵は明治期の建造物だが、昭和のあるときまで酒造りをしなかった時期がある。昭和に再開した際に増築したので、棟上げの際に取り付けられる木の札(昭和の年号入り)が2階部分にある。

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見学ツアーの後は試飲タイム。

(なお、今回の見学は勉強も兼ねているため未成年も連れていきましたが、酒造と私の管理の元、香りの違いだけ体験させてもらいました。感謝!)

4種類ぐらいの試飲だろうという予想は大きく外れ、かなりの種類の試飲をさせてもらえました。

一度にたくさん飲み比べさせていただけたので、これが欲しい!というのも見つけやすかったです。

また説明がかなりしっかりしていたのと、香り・味の違いが明確で興味深かったという利点もありました。

試飲後は販売スペースへ。

ここでは、初回のみ瓶込みでの値段で購入し、後日、瓶が空になったらその瓶にお酒を注いで、お酒のみの金額で購入できるというサービスがありました。

専用の瓶にはお芋のステッカー。

ゼミ生の1人がこれを購入したのですが、シリンダーでお酒の量をきっちり測る様子は見ていて面白かったです。

2022/07/24 オープンキャンパス

オープンキャンパスで模擬授業を担当しました。今までにも何度か担当してきましたが、今回は初の試みとして、院生たちを来場者である高校生たちとの繋ぎ役にしてみました。

私が問いかけをし、それについて考える高校生たちにゼミ生たちが助言をするという方式。答えを出せた人がいたら、ゼミ生が私に合図を送ります。

初めての試みながら、意外とスムーズにできたのが良かったです。

自分が話している姿は新鮮です

(学科長撮影)

立っているのがゼミ生(一部)です

(学科長撮影)

2022/09/05-08 ゼミ合宿in東京(F.W.)

(左上)靖国神社の鳥居(右上)桜前線の標本木(左下)共栄堂
(上部)『伊勢物語』「東下り」の最終場面の関連地である「言問橋」(右下)言問団子
慶応義塾大学斯道文庫にて。
佐々木孝浩先生のご教示を受けています。
人類の進化@国立科学博物館
(左上)東京駅(  右  )SKYBUS(左下)日本工業倶楽部
(左上)スカイツリーとともに……のはずが、うまく写らず……(左下)雷門前にて
(上部)どぜう飯田屋(左下)どぜう料理(右下)スカイツリーを見上げるバーにて
国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館。上野公園を堪能しました!
(上)上野の西郷さんと(下)学習院大学の神田龍身先生と
(右下)羽田空港第三ターミナル(その他)江戸東京たてもの園

ゼミ合宿(in東京都)を2年超しにようやく敢行しました!

■5日(晴れ)

早朝の便で東京へ。鹿児島中央バスターミナルにみんな時間通りに来られるか、バスに乗れるか、など心配事は多かったので、無事に飛行機に乗れたときにはほっとしました。機内でちょっとしたハプニングはありましたが、無事に着陸。

宿泊先(神田)に荷物を預けてから神保町界隈へ。

・靖国神社。桜前線の標本木も見ました。

・大屋書房。貴重古典籍等を売っているお店です。

・共栄堂でカレーランチ

・萬響。こちらも貴重古典籍を売っているお店。

・浅草寺参拝。

・言問橋。6月に鹿児島で八橋と薩摩富士で「東下り」の翻案を勉強したので、今度は隅田川と言問橋へ!(もちろん、言問団子も堪能。)

・飯田屋でドジョウ体験。

・スカイツリーを窓から見上げる好立地のバーにて電気ブラン体験。


■6日(晴れ)

・東京駅で朝ごはん。

・島津に縁のある大学を見学。

・慶應義塾大学斯道文庫。文庫長の佐々木孝浩先生から、4時間にわたってご教示いただきました!鹿児島ではちょっとお目にかかれないお宝を見るだけでなく触らせていただけて、またたくさんお話をさせていただけて、本当に良い機会をいただけました!(さらにお夕飯から二次会までご一緒してくださるという僥倖)

■7日(曇りのち雨)

・上野の西郷さん(和服ツン連れ)にご挨拶。

科学博物館

・都立美術館のボストン展。

・東京国立博物館。

・学習院大学の文学部棟で神田龍身先生とお会いして、そこから食事会へ!神田先生も二次会までご一緒してくださいました!感謝!

■8日(曇りのち晴れ)

・SKYBUS(皇居ルート)

・日本工業倶楽部。ここは会員かその関係者しか入れない場所ですが、私の祖父も父も会員なので、特別に見せてもらえました。

東京駅で買い物タイム

・江戸東京たてもの園。

・羽田空港。第3ターミナルまで行ったら予想外に夕飯が出てくるのが遅く、最後は全力疾走で搭乗口へ。

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最後の最後でバタバタになりましたが、誰も怪我せずに無事に終えて良かったです。

今回は、今年度からゼミ長になった3年女子が大きく成長しました!

4月の屋久島の際にPowerPointでの旅のしおりの作り方を教えたのですが、今回、こちらが何も言わずとも、しおりが出来上がってきました(しかも前回とは違う柄だった)。

また、私の師匠たちやよその大学にお邪魔するということで、全員ファッションにも気を使っていました。(中には個別に相談してくる学生もいました!)

今回のゼミ合宿は、

・私の師匠たちにお会いして、私からは得られないものを教授させていただこう!

・近代建築を見よう!

・鹿児島にはない規模の博物館や美術館を見よう!

・THE 江戸を体験しよう!

というあたりが目標でした。(無事に目標達成できたかな?)

台風の影響で、3日前の天気予報では全行程雨マークでしたが、結局雨に降られたのは上野での移動+αだけだったので、まぁツイてる方かな、という感じです!

2022/10/14-16 福岡巡りと中古文学会(院)

中古文学会(@山口大学)に参加するついでに博多と門司港と下関で院生とフィールドワークをしてきました!

■14日

朝7:00鹿児島中央駅発の新幹線で出発。

博多駅からバスで大宰府へ。天満宮に遠くからお参りしつつ九州国立博物館で開催中のポンペイ展へ!

私がポンペイに行ったのは20年以上前だから、あれからかなり発掘も進んだのだろうなと思うと感慨深いです。フレスコ画やモザイクがこれだけキレイに残っているのか!と感心しました。

そこからまたバス→博多駅から新幹線で小倉に出て、門司港駅へ。

門司港駅の駅舎、旧門司税関等の門司港レトロを見て回り、ブルーウィング門司(跳橋)を渡ってから橋が上がる様子を見ました。

明治建築を残すことは大変なことですが、それで街まで形成されているので観光資源として本当に上手く活用されていると感じます。

そこから少し歩いて九州鉄道記念館へ。鉄道敷衍150周年の今年に、東京駅舎と九州鉄道記念館に行ったのは良かったです。

そこから関門連絡船で下関へ!

赤間神宮を参拝し、休憩してから歩いて壇ノ浦古戦場蹟へ。

海峡を渡っただけで、土地のテーマが明治期から一気に鎌倉期へ戻るのは面白いですね。

関門トンネル人道を下関側から福岡県と山口県の境目まで歩いてまた戻る。最後はまたも関門連絡船で門司へそこから小倉へ戻りました。

■15日

小倉城を遠くから眺めてから再び門司港駅へ。

関門海峡ミュージアムと旧大連航路上屋が目的。関門海峡ミュージアムのレトロ通りは、期待通りに楽しめました。その他の展示もいろいろ体験できて面白い。旧大連航路上屋は、サーっと見ただけになりましたが、船の模型が良かったです。

そこから再び小倉に戻って、今度は新幹線で新山口駅へ。

ランチに海鮮丼をいただいてからJRで湯田温泉駅→タクシーで山口大学へ。

そこからは中古文学会に参加しました。

■16日

早朝から山口大学へ。

一本目の発表は全て聞き、二本目の発表の質疑応答の途中で抜け出して、バスで瑠璃光寺へ。

毛利家のお墓と瑠璃光寺、五重塔を見ました。

五重塔は脇の扉が開いていて、中の書物群が見えました

そこから山口教会サビエル聖堂へ。前ローマ法皇から送られた「平和の鐘」、フランシスコ・ザビエルの指の骨、ステキな建物、展示品と、見どころ満載でした。

そこから山口大学に戻って再び学会参加。質問したかったですが、歴史物語の専門の方々のご質問が面白く、それでタイムアップになりました。

終了後は、前回の学会で初めてお話しし、今回の学会で仲良くなった方と院生たちと一緒に中原中也記念館に行ってからその近くで晩ごはんをいただいて新山口駅へ。そこから新幹線で鹿児島まで戻りました。

壇ノ浦古戦場跡

赤間神宮

瑠璃光寺

2022/11/12 都城市(F.W.)

宮崎県都城市にフィールドワークに行ってきました!

朝7:30に鹿児島中央駅に集合、そこから1時間半弱電車に揺られて都城駅へ。

まずは、都城市立美術館に、東海道五十三次を見に行きました。

宝永堂版と丸清版の2版を見られる展示で、圧巻でした。

同じ場所でも構図が全く違ったり、江戸文学で見る「美人香」「仙女香」の宣伝がここにも入っていたりと面白かったです。

次は、島津家発祥と言われる都城島津邸へ。薩摩十字紋が周りの円にくっついていないという特徴を知りました。

また、島津氏発祥の地の意味も納得。

かなり古い時代のものをきちんと残しているということに驚きました。

ランチをしてから市立図書館へ。

もともとはショッピングモールだったところを再利用した図書館なのですが、かつて見たことのあるどの図書館よりも活気がありました。木箱を活用した展示やパーティションはいつでも場所を移せますし、何よりも展示がなんだか楽しい。ワークショップも楽しそうな感じで、昔の都城の街並を縮小して再現していました。有料の会議室やワークスペースも充実していましたし、館内にあるカフェが美味しそうでした

そこから霧島酒造へ。

4月の屋久島の本坊酒造や6月の白金酒造は中小企業でしたが、ここは大企業という感じの規模です。工場見学もスピーカーを使用してのものでしたし、樽の真上からガラス越しに中身を見ることもできました。売店の近くのパン屋さん(焼酎造りに関するもの?)は閉まっていたので、売店と同じ建物にあるレストランへ。

帰りはまたもや特急に乗って鹿児島中央駅へ。

長くも充実した1日でした!

都城市立美術館

都城島津邸

都城島津邸(内部)

都城市立図書館

都城市立図書館(ワークショップスペース)

霧島酒造