本日は、大学院公開研究会でした。
タイトルは『明治期にカリフォルニアに渡った日本人――長澤鼎と中田由松、Jack Londonとのかかわりから』です。
講演3本と研究発表1本、それに質疑応答も加わって計4時間とたっぷりでした。
講演①:森孝晴(鹿児島国際大学教授)
「Jack Londonと関わりのある日本人、あるいは渡米した日本人、その交差点」
講演②:奥ノ園陽介(薩摩藩英国留学生記念館副館長)
「渡米した6人の薩摩藩留学生たち―ロンドンと長沢の接点に触れて」
講演③:武藤那賀子(鹿児島国際大学教授)
「新出史料Nakara’s diaryの翻刻と注釈から分かること」
研究発表:西原薫(鹿児島国際大学大学院博士後期課程)
「Jack Londonの日本人観 中田をはじめとした日本人servantとの関わりから」
最期に、当日の流れを簡単に。↓
10:00に集合して準備開始。
13:00から17:00まで公開研究会。
公開研究会に打ち上げ。
本日は、ゼミのフィールドワーク。
午前中は、旧島津氏玉里邸庭園に赴きました。ここは、鹿児島中央駅からバスで20分ほどの所。旧島津氏玉里邸庭園は、第27代目藩主島津斉興によって作庭されたものの、建物等が一度焼失し、島津久光によって再建された、回遊式庭園です。しかし、これも第二次世界大戦で焼失し、現在は黒門と茶室、長屋門が残るのみとなっています。現在の庭園は、戦後になって再現されたものです。なお、一般公開は、下御庭のみですが、上御庭も見せていただきました!
午後は、関吉の疎水溝へ。土曜日と日曜日は、ボランティアガイドの方からの説明を受けることができます。学生たちは、熱心にガイドさんの話を聞き、質問もしていました。
江戸初期に農業用水として作られた疎水溝を島津吉貴が飲料水として用いるべく延長し、それを島津斉彬が近代工業の動力とするために使用したという変遷を聞くことができました!