9/1から9/4まで、ゼミ合宿(in京都)を実施。台風10号のせいで、飛行機は飛ぶのか、全行程雨で行き先を変えなければならないのではないかとやきもきしましたが、結局雨に降られたのは20分弱で、あとは(辛いレベルの)快晴でした。
以下、日付の後に、天気、その日の歩数と移動距離、アップダウンの階数換算を載せています。
①9/1 曇り時々晴れ一時雨、26780歩、18.746km、19F分
6:40に鹿児島空港集合、7:35鹿児島空港発・8:45伊丹空港着の飛行機は、台風10号の影響を受けることなく、無事に飛びました。9:10伊丹空港発のバスに乗れたため、10:00には京都駅に到着。
駅前のホテルに荷物を預けてから、ランチ予定のお店が開く11:00まで時間ができたため、京都駅を散策しました。展望台まで上がり、空中回廊を通って、端から端まで!その後は、京都タワーの3Fで翌日の周遊切符を購入してから、京野菜を扱うお店でランチ。
12:30に京都駅を出発してから、京都御所へ。南側から入って、散策しながら仙洞御所へ。
仙洞御所のガイドツアー(事前にゼミ生が予約しておいてくれました)は、本当に良かった!
仙洞御所を出てからは、廬山寺、梨木神社を巡りました。廬山寺は桔梗の季節で、美しかったです。
その後は、反対側にある蛤御門に行きました。薩摩っ子なら、蛤御門は行かなきゃね!
と、ここで雨が降り始めたのですが、そのまま御所散策へ。紫宸殿まで来たところで、雨は止んでくれました。清涼殿の説明を学生たちにじっくりできたのが良かったです。
薩摩藩邸跡地を見てから地下鉄に乗り、四条へ行き、そこから20分ほど歩いて、鍵善良房へ!暑い時期なので、みんなで葛切りを注文。
八坂神社から石塀小路までぐるっとお散歩。あと、花見小路もチラ見。
そして、夕食は、松葉でにしんそば。そこから、斜向かいのInTheMoonというバーへ。昼の雨のせいで、屋上ではお酒の提供をしていませんでしたが、室内で鴨川を見下ろしながら、お酒を2杯いただく。終わってからは、屋上に上って、京都の夜景を一望しました。
バーから下りてきたところに「天然鯛焼き」があったのですが、ゼミ生たちは「天然鯛焼き」を知らなかったので、これも食べてみる。
②9/2 曇り後晴れ、24084歩、16.858km、29F分
6:30にホテルのロビーに集合し、京都駅6:45発のJR湖西線に乗って比叡山坂本駅へ。
そこから20分ほど歩いて、日吉大社を参拝してから、ケーブル坂本駅を8:00に出発。ケーブルカーが意外と大きくて、びっくりでした。また、乗っている最中に、眼下に野生の鹿が見えましたケーブルカーを降りてから、徒歩で延暦寺へ。
霧が凄くて、先がほとんど見えませんでしたが、後で和尚さんから聞いたところによると、霧がかった景色こそが比叡山の景色なのだそうです。
根本中堂は、現在改修中なのですが、屋根の上まで上って見られるということで、今回はこれが狙いでした!
10:13に延暦寺バスセンターを出発し、10:20に比叡山頂駅発のロープウェイに乗車。
ロープウェイを降りたところに「かわらけ投げ」があったので、全員で体験しました!
そこからは再びケーブルカーで八瀬駅まで下り、バスでランチを予約したお店へ。竈で炊いたごはんと自家製のお漬物のお店でした。
再びバスに乗って、三千院へ。三千院では、お庭を眺めながらみんなでぼーっとする時間が設けられました!
お庭をぐるっと一周し、バスで国際会館前まで出て、地下鉄へ。前日に、ゼミ生から「ExcelsiorCafeは鹿児島にない」と聞いていたこともあり、四条のお店でティータイム。ここでかなり体力が回復し、その後はバスで西本願寺へ!
西本願寺を一通り見学してから、その斜向かいにある薫玉堂へ。薫玉堂に行きたいと言っていたのは1人だけだったのですが、結局、全員がここでお買い物。唯一の男子ゼミ生にいたっては、塗り香とその入れ物(黒壇)まで購入していました。
そこから京都タワーにある、京料理を出すお店に行き(予約済)、さらに京都タワーの上の方にある「空」というバー(予約済)に行きました。「空」では、京都駅を正面に見るという、非常に良い席に通されました。
バーの後は、肝試し!ライトアップしていない東寺の傍を通って、羅城門遺址へ行きました。東寺では、信じられないようなところに白鷺がいて、少々びっくり。
羅生門遺址は、公園の中にあって、まぁ夜行くところではないよね。結局、終電で京都駅に戻りました。
③9/3、晴れ、23243歩、16.270km、57F分
6:20にロビーに集合し、6:37に京都駅を出発して、六角堂を見てから、イノダコーヒ本店で朝食。
そこから、池田家跡を見たり「三条京極はこの辺り」「三条大橋を越えたら東海道の入口」と解説したりしながら三条駅へ。
予想外に早く着いたうえ、特急に乗れたため、出町柳駅で下車したときには時間が余ってしまいました。なので、下鴨神社の入口までお散歩。
出町柳駅に戻ってから、叡山電鉄で鞍馬駅へ。
ケーブルカーで多宝塔駅まで行き、そこからはひたすらハイキング(一部山登り。というか山越え)。鞍馬寺本殿のみならず、奥院まで行き、そこから貴船へ。
真夏の京都で山越えは、かなり辛かったですが、全員が無事に乗り越えました。(やりきったことに感動した人もいました)
当初の予定と同じ時間に、ランチのお店(伝兵衛というお蕎麦屋さん)に着きました。1時間待って、川床ランチ。贅沢な時間でした。
予定より1時間遅れで、貴船神社へ。こちらも、奥まで行きました
さすがに学生たちの顔に疲労が見えたので、出町柳駅近くの地元カフェでティータイム。
そこから七条まで電車で移動し、駆け込みで三十三間堂へ。
その後は、祇園四条駅近くのビストロ(予約済)で夕飯を食べ、19:50頃に日本酒のお店へ。ここで京都在住の先生と待ち合わせ、歓談。本当に楽しかったです!
せっかくの日本酒のお店だったので、鱧やら鱧の骨煎餅やら松茸やらを食べ、日本酒の磨きの違いを体験しました。
④9/4、晴れ、24084歩、16.858km、11F分
6:10にロビーに集合し、6:23に京都駅を出発して嵐山へ。嵐山は本当に混むので、早朝狙いです。
結果、竹林の小径と野宮神社、渡月橋は、人がほぼいない状況で散策できました!
時間がかなりあったので、桂川を行き来する舟の新造版が川に下ろされるのを見学したり、嵐山公園を散策したりしました。
なので、嵐山公園側の竹林の小径から天龍寺に入るという、初めてのルートで参拝することになりました。
その後、よーじやカフェでパフェを食べて体力回復してから、嵯峨嵐山文華館へ。
我がゼミの3年生は、競技カルタのサークルを興そうとしているので、百人一首をテーマにした資料館に行くのはマストなのです!
そこからは、外が快晴すぎて歩くのが辛かったので、バスでゆったり移動。
京都博物館に行きました!最後はタイムアウトでしたが、大事なところは見られたかなと思います。
ホテルで荷物をピックアップしてから伊丹空港へ。飛行機に乗って安心したものの、お昼ごはんらしきごはんを食べていないことに気づいたので、鹿児島空港に着いてから、みんなで夕飯。
空港で解散して、今年のゼミ合宿は、無事に終了しました!!
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①昨年もですが、今年も天気予報にはびっくりするほど恵まれないのに、お天気には恵まれます
相変わらず、運が良いです
②お魚苦手な学生が少しだけお刺身を食べられるようになったり、お蕎麦食わず嫌いな学生がお蕎麦を食べられるようになったり、パフェを完食したことのない学生が、よーじやのパフェは完食したりと、学生たちが少し成長した合宿になりました。
③お酒はあまり……という学生が日本酒なら結構飲めていて、こちらもちょっと成長。
④今回、他ゼミ(小林ゼミ)の卒業生も参加していて、交流がかなりできました!私のゼミは少人数なので、他ゼミとの交流は貴重ですまた、この方が撮影した写真がステキなものが多く、ありがたかったです。
⑤昼食と夕飯のお店選びは、学生に全て任せていたのですが、これがまぁ、全て美味しかったです。なんでも、食べログに課金したそう。せっかくなら美味しいものを食べたい!という欲求は正解ですね♪
⑥今年の合宿も、私は飛行機とホテルの予約をしただけです(ただし、飛行機もホテルも探すのはゼミ生)。あとの行程は、彼ら3人で一生懸命に練っては私の駄目出し、練っては私の駄目出しを繰り返して、時間をかけて作りました。その過程で、全ての交通費と入場料を調べ、1日乗車券を調べ……と、本当にたくさん調べたようです。飛行機に乗る前の手続きやSUICA(WEB版)を調べて、今回同行した他ゼミの卒業生にも共有していました。とくに驚いたのが、他ゼミの卒業生と個別にした連絡で、食べ物の好き嫌いやアレルギーまできちんと聞いていたことです(卒業生は私よりずっと年上なのですが、年上の方へのLINEでの言葉遣いや気遣いが凄かったです)。私の予想を大きくこえて、いろいろ考えていたようなので、本当に成長できたのではないかと思います。また、それだけ現地でも楽しめたのではないかなと思いました。
京都駅散策
仙洞御所
桔梗が見ごろの蘆山寺
江戸時代から続く甘味処、鍵善良房
八坂神社
比叡山 延暦寺
鞍馬山
本日は、大学院恋迂回研究会でした。
担当が私だったため、書誌学の師匠である佐々木孝浩先生(慶應義塾大学斯道文庫)と高木信先生(相模女子大学)をお呼びしました。(お声がけした際にすぐに快諾をいただけて本当にありがたかったです!)
タイトルは『拡がる本文――日本古典文学における異本(ヴァリアント)と翻案(アダプテーション)』です。
佐々木孝浩先生「『源氏物語』の異本を考える」
高木信先生「「義仲最期」のアダプテーション」
お二人とも、非常にボリュームのあるご講演をしてくださいました。おかげで、学生からの質問も出ました。
後半には、修了生の発表と私の講演。
白窪怜「異同からみる『源氏物語』の「人香」」
武藤那賀子「15帖のみ残る玉里文庫本古筆源氏物語とは何か」
修了生は、修士論文の一部をまとめなおして結論を変えたもので発表。
私は、科研費の研究課題でもある玉里文庫本古筆源氏物語でお話をしました。
第二部には鼎談を行ないました。
普段の学会ではなかなかコラボできないメンバーなので、本当に楽しかったです。
最期に、当日の流れを簡単に。↓
9:30過ぎに修了生とともに大学に到着して公開研究会(既出)の準備開始。
10:00に学部生たちが合流して、会場設営。
11:30にいらした先生方を私の研究室にお通しして、大学図書館に入っている各自のご著書にサインをいただく(私が作った恒例行事)。
お昼は鹿児島県産のものがたっぷり入ったお弁当。
13:00から17:00まで公開研究会。
公開研究会の打ち上げはお魚のおいしいお店のコース(飲み放題付き)。
大学院公開研究会に登壇してくださった高木信先生と一緒に、ゼミのフィールドワーク。
旧鹿児島紡績所技師館(異人館)と仙厳園に行ってきました!
最初に仙厳園。菊祭りの時期だったので、園内が非常に華やかでした。
桜花亭でランチしてから、全体を見学。この日に草鹿式(くさじしき)の弓道のイベントが行なわれていたため、それも見学できました。
歩き疲れたので、登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションした スターバックスで休憩。
その後に、異人館。こちらは、私の論文を基に解説しました。
旧鹿児島紡績所技師館(異人館)の旧鶴丸城内移築前の図面:明治一四年の絵図からわかる西洋館と周辺建築物
そこから少し歩いて、ぢゃんぼ餅発祥の平田屋へ!
3皿いただいてから、バスを待ちがてら海岸で遊ぶ。
17:00に鹿児島中央駅に到着してから解散しました。
旧鹿児島紡績所技師館(異人館)
菊祭り中の仙厳園①
菊祭り中の仙厳園②