my Placeについて

「My Place -那珂湊の私の場所-」

稲垣研究室では、2020年8月に茨城県ひたちなか市那珂湊でアートプロジェクトを実施することために2019年から準備を進めていましたが、2020年3月以降の新型コロナウィルス感染症の拡大により一旦中止となりました。緊急事態宣言の長引く中、コロナの終息後のプロジェクトの再開を目指して少しずつ準備を進めてきました。

2021年に入り、緊急事態宣言の合間を縫って那珂湊でのフィールドワークを再開しました。長期化する緊急事態宣言の中で限られた時間の中で那珂湊の人々へのインタビュー、那珂湊高校の生徒さんたちとのワークショップ、展覧会が予定されている地元のホテルへの訪問を行いました。

2021年11現在コロナはまだ終息しておらず、那珂湊での展示は実現できずにいます。また、那珂湊高校とのワークショップも延期されている状態です。現在までの成果を一旦形にするために稲垣ゼミでは、大学キャンパスで中間報告展を開催し、またこれまでの活動についてオンラインで報告することにしました。

プロジェクトのプロセス

プロポーザル(2019年)

プロジェクト私の場所(My Place at Nakaminato)

茨城県ひたちなか市那珂湊で開催されるMMM2020において、法政大学国際文化学部稲垣研究室はアートプロジェクト「私の場所」を実施する。このプロジェクトでは、研究室のメンバーは地域の人々の地域における個人的な体験についてインタビューを実施、そのインタビューを基に映像作品を制作する。

また、インタビューを基にサインボードを作り、物語が起こった場所を設置するプロジェクトである。これらプロジェクトを通じて地域の人々と地域との関係を可視化され、訪れた人々と様々な経験や思い出について共有することになる。

プロジェクトの延期とその後のフィールドワーク(2020年〜2021年)

2020年8月 一年間の延期が決定

2020年8月以降 制作再開後を想定し、作品についてのディスカッションを重ねる。

202132020年の那珂湊のプロジェクトの中心メンバーであった4年生が卒業

2021年3月20の緊急事態宣言の解除を受けて活動を再開

2021年3月27日 那珂湊での第一回目のフィールドワーク

2021年4月 那珂湊での第二回目のフィールドワーク

2021年4月25〜5月31日 第3回緊急事態宣言により活動を休止

2021年5月 緊急事態宣言解除後の那珂湊の人々へのインタビューをメール等で依頼

2021年6月17日 那珂湊高校成富先生とオンラインでワークショップの打ち合わせ

2021年度6月24日 稲垣ゼミの学生による那珂湊高校でのワークショップ案を成富先生と共有

2021年度7月1ゼミの時間に那珂湊高校のワークショップの実験をする

2021年7月2日 那珂湊の人々へのインタビューと展示会場予定場所への展示の依頼、那珂湊高校成富先生と打ち合わせ

2021年7月9日 那珂湊の人々へのインタビュー2

2021年7月15日 那珂湊の人々へのインタビュー3

2021年7月15日 那珂湊高校でのワークショップを予定していたが、茨城県でのコロナの感染状況が悪化し中止となる。

2021年7月16日 那珂湊の人々へのインタビュー4

2021年7月30日 那珂湊の展示プランと会場の採寸

2021年8月2日〜9月30日 新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の長期化により8月に開催予定されていた那珂湊での展示が中止となる

2021年8月5日 那珂湊高校とオンラインでのワークショップを計画したが、高校側の判断で中止となる。

2021年8月10日 那珂湊での作品制作の可能性が見えない。ゼミではオンラインで法政大学市ヶ谷キャンパスでの中間報告展に関する計画をスタートさせる。

2021年8月 8月-9月に予定されていた那珂湊での展示が緊急事態宣言の延長により直前延期となる。

サテライト展示(2021年)

2021年7月-8月 夏休み期間中ではあったが、展覧会の準備のためにオンライン・ミーティングを毎週水曜日に行う。

2021年10月 緊急事態宣言が解除され、大学での対面授業が可能となる。大学キャンパスでの展示を計画し、すぐに準備を開始

今後の予定(2022年〜)

2021年11月5日にみなとメディアミュージアム実行委員会より11月中に那珂湊での展示を行うと連絡があったが、コロナ感染は終息していないため那珂湊での活動がまだまだ厳しい状況は変わらず、那珂湊での展示についてはコロナ感染終息後まで延期とする。

2022新型コロナウィルスの感染状況が収まるタイミングで、那珂湊でのフィールドワークを再開する予定。同様に那珂湊での作品制作および展示を予定