学童保育所は、共働き・父子母子家庭、その他様々な理由により、保育に不安のある子どもたちの放課後と土曜日・長期休暇を安心して過ごすことができるための施設です。
　通所している子どもたちは、たくさんの時間を学童保育所で過ごします。放課後だけでなく、長期休業中、入学式・卒業式、学校休業日の土曜日、学校行事（運動会、作品展、学習発表会、土曜日授業参観など）の振替休日などにより朝から一日開所する日は実に、一年の３分の１近くにもなります。

　数字にすると、低学年の子どもが小学校で過ごす時間は年間約１１４０時間です。それに対し、学童保育所で過ごす時間は年間約２０００時間。（名古屋市学童保育連絡協議会調査）決して、「放課後のわずかな時間」ではないのです。

　このようなたくさんの時間を毎日安心して過ごすためには、「ありのままの自分」を受け止めてくれる「指導員」と「仲間」の存在が必要です。毎日、指導員や仲間が入れ替わり、誰が来るのか分からない空間では、安心して過ごすことができません。学童保育所には「常勤指導員」がおり、複数の指導員体制で毎日打ち合わせをして一人一人の状況を把握しながら保育をしています。　

　毎日放課後になると、子どもたちは「ただいま」と学童に帰り、指導員たちは温かく「おかえり」と迎え入れてくれます。笑顔であいさつが飛び交う場所だからこそ、保護者は安心して任せることができます。親子ともに「安心」のある場所。家庭のように子どもたちが安心して帰ってくることのできるもう一つのお家。それが学童保育所です。子どもたちの心と身体の安心・安全を守るために、父母と指導員が協力し合って運営を行っています。