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ここでは、そもそもゾイドをあんまり知らない人向けに、これだけは知っててほしい!という世界観を説明します。気になる項目を以下の目次から飛んで見てくれればと思います。戻る際はブラウザの戻るでお願いします。
注意:特に明言がない場合は「ゾイドバトルストーリー」の設定を説明しています。
地球とは違う星、「惑星Zi」に住む金属の体を持つ生命体のこと。
あまり語られないが野生のゾイドがまず存在し、それを捕獲して戦闘用に改造したものが、世間一般で見られているゾイドである。(プラモデルで売ってあるのは全部戦闘用に改造されたゾイド)
野生ゾイド:改造されておらず、自由に生活をしているゾイドのこと、絶滅危惧種のゾイドは共和国や帝国が保護活動している個体もいる。
戦闘ゾイド:共和国、帝国で戦闘用に改造されたゾイド。戦闘用に改造されると繁殖はできなくなるらしい
野良ゾイド:一度戦闘用に改造されたが、乗り捨てられたなどの理由で野生化したもの、狂暴な性格が多い。
改造ゾイド:名称は変わらない程度に戦闘ゾイドを強化したタイプ
地球ではない星「惑星Zi」(わくせいズィーと読む)が舞台。(唯一例外でゾイドワイルドシリーズは地球が舞台)
「惑星Zi」は金属が多いため、そこに住む生命体が体に金属を含んで進化しており、その生命体を「ゾイド」と呼ぶ。
「ゾイドバトルストーリー」では、共和国と帝国が仲が悪くて戦争状態であり、この世界最強の兵器としてゾイドが投入されている状況といったところ。
あくまでバトルストーリーでの話であり、アニメや一部の漫画では別の理由で戦っているものも多い。
国旗。帝国もだが、赤と黒のシンプルなマークである。
国名は「へリック共和国」
もともと王国だったが「へリック・ムーロア二世」が即位した際に共和制に移行した。そのまま人望があったからなのか、初代大統領もへリック二世である。
中央大陸戦争時のころは、国は大きいが、軍がまるまるゼネバス帝国になってしまったため、最初のころは軍の練度が低かった。
ちなみに「ネオブロックスシリーズ」にも「ビース共和国」という国が出てくるがその説明はまた別の機会に。
ややこしいが帝国は三種類存在し、
最初に戦争していたのが「ゼネバス帝国」
ゼネバス帝国が滅んだ後に宣戦布告してきたのが「ガイロス帝国」
ゼネバス帝国が復活したのが「ネオゼネバス帝国」※
になり、この順番で共和国と戦っていた。
ちなみに「ネオブロックスシリーズ」にも「ダイナス帝国」という国が出てくるがその説明はまた別の機会に。
※「ネオゼネバス帝国」の説明も別の機会にさせていただきます。
ゼネバス帝国の国旗
ガイロス帝国の国旗
国旗。共和国より複雑なデザイン。
「ゼネバス帝国」の皇帝は「ゼネバス・ムーロア」。
へリック二世の腹違いの弟で、もともとはへリック共和国の軍最高司令官だったのだが、議会の陰謀に巻き込まれ、共和国辺境の地へ追放されてしまう。その後、ゼネバスを慕うものたちで集まり、追放された辺境の地で新たに帝国を建国した。
この辺りは複雑なのだが、共和国の議会やゼネバスを追放したことへの復讐を誓う帝国の国民たちが仲が悪いのであり、へリック二世とゼネバスの仲は決して悪くはなかったらしい。ただ、トップふたりの意見だけでは戦争は止められなくなってしまっていたのである。
最初は「ゼネバス帝国」の協力者として登場したのが「暗黒軍」(後のガイロス帝国)である。
惑星Zi大異変以前は国名もほとんど語られず、皇帝にも個別の名前はなかった(後のシリーズでもガイロス皇帝と呼ばれている)。故に暗黒大陸からやってきた「暗黒軍」と言われることが多い。ゼネバス帝国崩壊以降、謎の国としてへリック共和国と戦った。
国旗。他の国と違って緑と黒のカラーリング。
「グランドカタストロフ」とも言われている。
惑星Ziに彗星が衝突した事件のこと。
この事件の影響で、惑星Zi全体を磁気嵐や津波が襲い、へリック共和国、暗黒軍両方とも事件の後は戦争どころではなく、40年間の間休戦状態だった。その間は共和国は復興に専念していが、暗黒軍改めガイロス帝国は着々と軍備を整えていた。
この頃の大統領は「ルイーズ・エレナ・キャムフォード」。
国の体質は変わっていないが、旧ゼネバス領を領土にした分、土地は広くなっており、国をまとめるのに大変らしい。
惑星Zi大異変後は、終始国の復興に専念していた。再び戦争が始まった際は、軍備強化は二の次だったため最初は押されるが、後に復興で回復した国力を軍備に注ぎ込むことで、徐々に帝国を押し返していった。
この頃の国旗。急に派手になっている。
この頃の国旗。緑のカラーリングはどこへ行ったのだろうか?
正式に「ガイロス帝国」と呼ばれるようになった。
この頃の皇帝は「ルドルフ・ツェペリン」
ただ、まだ子供だったため実際の政治は摂政の「ギュンター・プロイツェン」が行っていた。
惑星Zi大異変後、ある程度復興した後は、すぐに軍備拡張に踏み切り軍事力を強化していた。その後、プロイツェンの指示のもと共和国に戦線布告し、圧倒的な戦力差を見せつけた。(ただし、本来は短期決戦のつもりだったため、徐々に押され始めてしまう。)
中央大陸:正式には「デルポイ大陸」。へリック共和国とゼネバス帝国がある大陸
暗黒大陸:正式には「ニクス大陸」。ガイロス帝国がある大陸
西方大陸:正式には「エウロペ大陸」。中央大陸と暗黒大陸の間(下のほうだが)にある大陸
東方大陸:独自の文化が発達している大陸
トライアングルダラス:船の事故が多発する強電磁海域。「魔の海域」とも。電磁波が強すぎでゾイドの制御もできなくなる。
惑星Zi世界地図。
朽ち果てたゴジュラス。長い間戦争が続いていることの象徴のようである。
大まかにいうと惑星Zi大異変前が昭和ゾイド(メカ生体ZOIDS)、惑星Zi大異変後が平成ゾイド(機獣新世紀ZOIDS)になる。※
平成ゾイドで再販されなかった昭和ゾイドは、基本的に惑星Zi大異変で絶滅した設定になっている。
※私は正式なシリーズ名の違いがないと思っていたので、昭和ゾイド、平成ゾイドで区別していたが、実は上記のように「メカ生体ZOIDS」「機獣新世紀ZOIDS」という名称でわけられているらしい。ただ、この書き方だと漫画「機獣新世紀ゾイド」と区別がつかないと思っているため、このサイトでは今まで通り昭和ゾイド、平成ゾイドで書かせていただきます。そこは大目に見てください(笑
惑星Ziが舞台でゾイドがいること以外はバトルストーリーとは違うと思ってもらっていい。
「ゾイド(初代)」はバトルストーリーの設定に近いが、終盤はオリジナル展開になる。
「ゾイド -スラッシュゼロ-」「ゾイドフューザーズ」「ゾイドジェネシス」は上記通り別物と思ってもらったほうがいい。
アニメ「ゾイド(初代)」のキービジュアル
アニメ「ゾイドワイルド(初代)」のキービジュアル
ゾイドワイルドシリーズは世界観が大きく変わっており、※
地球が舞台になる。(ただし、現在の地球とは地理が合わない)
ゾイドは発掘で見つかる。
全体的にゾイドの大きさが小さい。
など、今までにとらわれない新しいゾイドの世界になっている。
ゾイドワイルドシリーズのアニメ「ゾイドワイルド(初代)」「ゾイドワイルドZERO」「ゾイドワイルド戦記」も上記と同一の設定である。
※実は全く違うわけでもなく「ゾイドワイルドZERO」で語られる歴史では、世界観は繋がっているという描写もあるとのこと。詳しくはネタバレになるため(また、私も「ゾイドワイルドZERO」はまだ見ておらず、詳しく語れないので。)詳細は控えておきます。
正式には「ゾイドコンセプトアート」。バトルストーリーの世界観を中心に一度仕切りなおした新しいゾイドのこと。
ゾイドがなぜ地球上の生物の形をしているのか?
ゾイドの名前の由来は?
などの理由も作られている。
あくまでバトルストーリーとはパラレルの話になる。
「ゾイドコンセプトアート」一巻表紙。
※参考資料:ゾイド公式ファンブック1~4、ゾイドコンセプトアート1~4、など