CV:上田燿司
アラン機関所属。10年ちょと前におそらく個人的な理由でミカに接触し、その時千束の才能と病気について知り、人工心臓をアラン機関の支援として用意した。彼はロシアといった外国にも足を運んでいることから、支援対象は日本国内にとどまらないと思われる。
第11話で吉松が新しい人工心臓を持っているとクルミが突き止め、第12話ではたきなが心臓について問い詰めるが、胸の傷を見せながら自分の心臓を入れ替えたと主張する。しかし、本当に彼の胸の中に人工心臓があるのだろうか?
彼の胸の中に心臓がなかったと決定づけるのは、第十二話で千束が吉松を実弾で撃ってしまって駆け寄った後、吉松が千束の銃を掴んで自分の胸に当てて引き金を引こうとシていたシーンだろう。このシーンで吉松は自分の頭に銃を持ってくる途中にも見えるが、よく見ると彼は自分の胸の前で強く銃を握り締めていることがわかる。もし彼が自分の心臓を撃たせようとしていたのであれば、人工心臓が壊れてしまっては彼の目的である才能を世界に届けることは敵わないのではないだろうか。
それならば、胸の縫い目は何だろうか?胸の縫い目が新しいことから、最近行われた手術であることがわかるが、いったいなんの手術によるものだろうか?作中の描写から一番有りえるのは人工心臓の移植によるものだが、最終話でミカが素早く心臓を手に入れたことや、メッセージを読んでるときのミカの手が血まみれてないことから胸にある人工心臓を摘出シた可能性は低いと思われる。よって、彼の胸にあった縫い目は何によるものかは不明である。
なぜ彼が嘘をつく必要があったのだろうか?一番あり得るのは、単純に千束が吉松を殺すことによって彼女が自分の才能について考え、あわよくば殺しを続けてくれることによって吉松の願いである「殺しの才能であれ、世界に届けること」が命と引換えに達成されるということではないだろうか。実際彼は第十二話で「君自身の価値と人生を取り戻すんだ…そのためなら、私は命を捧げるよ」ということから、彼は命に変えてもアラン機関の目的を果たすと主張している。もし彼が嘘をついてたのであれば、ミカの「シンジは嘘をつかない」の後の吉松の「今更嬉しくないな」はいったいどういう意味なのだろうか?そのまま捉えたら、吉松は「ミカに認められたのが嬉しいが、いくらなんでも遅すぎないか」だろう。しかし、ここに事前にあったミカの「戦士は全てを見せないものだ。愛するものには、特にな」を吉松も同じようなコウトを考えていたならば、彼は千束にはアランの望みを叶えてほしいが、同時に彼女やミカを愛しているから自分の胸には人工心臓があるという嘘をついたのではないだろうか。
彼の胸に人工心臓がなかったのであれば、一体どこにあるのだろうか?一番可能性が高いと思われるのは、彼が第十話から最終回まで運んでいたスーツケースの中ではないだろうか?実際吉松が殺されたとされるシーンの後、ミカが同じスーツケースを持っているところが描写されていることから人工心臓がスーツケースの中にあったと思われる。
CV:大谷理美
第五話の松下観光のときから裏で暗躍していたことから、吉松の右腕のような存在であることがわかる。第八話の吉松と姫蒲で姫蒲には何らかの才能があってアラン機関から支援を受けているような会話を繰り広げていることから、彼女はあらんチルドレンでありながらアラン機関所属である吉松に協力シているのだろうか?もし彼女があらんチルドレンであるのなら、アラン機関のタブーである一度助けた相手に接触するというルールに吉松は違反しているのではないだろうか?
匿名支援の代名詞、アラン・アダムス、「世界的に展開する謎の新機関だ。実際個人か組織化もよくわからんが、貧困や障害を抱える天才を探し出し、無償の支援を施している。スポーツ、文学、芸能や科学など幅広い」とされる。実際、目が見えたなかった真島には見える目を与え、先天性心疾患を患っていた千束には人工心臓を与えた。アラン機関の支援を受けた人たちは世間からはアランチルドレンと呼ばれている。そして、彼らはどのような殺しの才能を持っているものでも支援を惜しまないようだ。
フクロウとはカラスと違って夜行性であり、ネズミを食べることから農耕地では守り神とされる。更には猛禽類であることからカラスにとっては天敵である。そして、天敵でありながらカラスは集団でフクロウを襲うことを利用したカラスを銃で撃つ狩猟がヨーロッパでは行われているようだ。
これらはフクロウの生物学的な特徴だが、地域によっては神のように崇められるようだ。ギリシャ・ローマ神話に出てくるミネルヴァ(ギリシャ神話ではアテナ)という女神は知恵の神と知られており、フクロウを従えていることからヨーロッパではフクロウとは「知恵」「賢者」といったふうに捉えられているよだ。一方、アフリカや中東ではフクロウは妖術師や魔術師の鳥としてシンジられており、不幸を運んでくる鳥と恐れられている。
アラン機関の創設者と思われるアラン・アダムスはフクロウが一部の地域で「知恵」や「賢者」として讃えられていることから、アラン機関のどのような才能でも世界に知ってもらうために支援を惜しまないという思想とかけあわせてアラン機関を代表する鳥をフクロウにしたと思われる。そして、フクロウが「知恵」や「賢者」として讃えいている地域がヨーロッパに集中していることからアラン機関は日本の組織では無く、ヨーロッパに拠点を置いている組織と思われる。
それと、カラスがDAを指し示している動物でフクロウがカラスの天敵であることからもしかしたら今後出てくる続編ではDAを潰す引き金になるのかもしれない。
作中ではニュースにしか出てはないが、真島と千束の他に山田涼(フィギュアスケートでオリンピック金メダル)や樋口長平(日本初のヒューゴ賞長編小説部門を受賞したSF作家)、代永栄一(ノーベル物理学賞受賞者)、スティーブンウェルズ(ゴルフ)といった人たちもあらんチルドレンとしてアニメリコリコに名前だけ登場している。
今後追加予定