研究内容
Research contents
Research contents
研究の方向性・概要
Research Direction and Overview
具体的な研究テーマ
Specific research theme
Study on plankton at the marine surface layer
海面ミクロ層は地球の表面の7割を覆う海洋の表層わずか1 mm未満の層で、大気と海洋の境界にあるため、地球の物質循環を考える上で重要です。動物プランクトンが特定の時期に表層に高密度で出現し、活発に餌を食べ、卵を産んでいることを明らかにしました。なぜプランクトンが表層に集まっているのか?、プランクトン群集の海面表層における生態学的役割の解明を目指しています!
Study on the ecology and respiratory metabolism of tiny jellyfish
近年の研究によって顕微鏡サイズのクラゲ類が世界中の海に普遍的に存在し、多くの魚類が”おやつ”として捕食していることがわかってきました。そのような小型クラゲの生態・呼吸代謝を理解することで生態系における役割を明らかにします!
Marine desertification "Isoyake"
Study on the restoration of seaweed beds
近年、命のゆりかごである大型海藻が消失する磯焼けが日本中で進行しています。本研究室では、さまざまな研究機関、企業と共同で神奈川県相模湾を舞台に大型海藻藻場の復活を目指して研究に取り組んでいます。
Study on high-latitude reef-building coral communities
暖かな海に生息する造礁サンゴですが、近年その分布を急速に北上させています。わたしたちが研究対象とする相模湾において、近年、大規模な群集が形成されていることが明らかとなりました。世界の造礁サンゴ群集の北限を舞台に、その生態について研究を展開しています。
Development of energy-saving microalgae mass cultivation technology
医薬品や食品原料として利用が可能な微細藻類ですが、その微細藻類を大量生産する際に必要な培養容器(バイオリアクター)の開発を行っています。水面に浮かべることで自然調温し、モーター駆動による攪拌を行うことで従来のリアクターに比べて省エネルギーな培養容器を研究しています。
主な共同研究・連携協力機関
Collaborative Research and Cooperation Organizations
【学内】
生物海洋学研究室(下出研究室)HP
→相模湾での海洋観測、小型クラゲの呼吸代謝、動物プランクトンの卵生産生態に関する研究を共同で行っています!
水域生態学研究室 (鏡味研究室) HP
→マリンスノーの形成崩壊に関与する菌類の多様性と役割、相模湾における珪藻と動物プランクトンの関係解明に関する研究を共同で行っています!
生態系評価学研究室 (佐々木研究室) HP
→ニュージーランド河口・汽水域における底生生物群集の多様性評価に関する研究を共同で行っています!
【学外】
真鶴町立遠藤貝類博物館 HP
→真鶴半島周辺海域の生物群集に関する研究、地域連携、海洋リテラシーの教育・普及活動を共同で行っています!
特定非営利活動法人ディスカバーブルー HP
→真鶴半島周辺海域の生物群集に関する研究、地域連携、海洋リテラシーの教育・普及活動を共同で行っています!
神奈川県水産技術センター
→相模湾の海洋環境、生物群集に関して連携協力しています!
創価大学理工学部 修復生態学研究室 HP
→相模湾での海洋観測、微細藻類・動物プランクトンの大量培養技術に関する研究を共同で行っています!
創価大学プランクトン工学研究所 HP
→排水を用いたバクテリアバイオマスの生産、動物プランクトンの大量培養技術に関する研究を共同で行っています!
琉球大学理学部海洋自然学科 栗原研究室 HP
→高緯度サンゴ群集に関する研究において連携協力しています!