怪異や魔術師が、世間に認識されるのを避けるために、各地方に派遣される魔術。その一人。
解体殺人編において初登場。ネオン・虚構・ハートレスと西浄断彩の暴走を止めるために活動する。
香夜やアーリンスとは旧知の仲であり、魔導院改革内乱の際は敵対していた。
生まれも育ちも日本で、出身地は東北地方であるが、香夜が関西を中心に活動している事を知り、自分も同地域で活動を始めたとされる。
東条紫苑とも面識がある。
アルケー計画に賛同しなかった海上寺。香夜が情報漏洩を危惧したために、殺害された。アルケー計画の全容を把握していた海上寺だったが、実際のところ、彼の計画にはそれほど興味がなかったし、密告も一切しなかった。どうせ失敗すると思っていたし、止める必要すらないと、そう考えていたことだろう。
彼がこのタイミングで殺害されたのは、数十年前の魔導院改革内乱――その報復だった。(海上寺は従来派と呼ばれる派閥だったため、新世代派である香夜達とは敵対関係にあった)
過去に囚われたままの倉井戸香夜は、心の奥底で手にかけたいという意思があったのだろう。
筋力・★★★☆☆ 魔力・★★★☆☆ 魔力出力・★★★☆☆ 耐久・★★★☆☆ 特殊・☆☆☆☆☆
総合評価・★★★☆☆
魔力で編んだ鎧を生成し、防御と攻撃に使用する汎用性の高いもの。
肉体強化魔術の派生系であり、鎧を身に纏うことで爆発的に身体能力を向上させる。
魔術鎧装の見た目は使用者の価値観によって様々な見た目に変化するというが、彼の場合北欧神話のフェンリルを想起させるような白銀の鎧となる。
倉井戸香夜に見よう見まねで模倣されてしまった魔術でもある。