2025.1.14(水) 18:00~19:30
今回の難病ケアカフェは初のグループワークにチャレンジ!!!
医師から胃ろう造設の説明を受けた患者さんの2症例
『余命宣告のなかで、治療の意味が変わったケース』
『拒否の理由が、ようやく言葉になったケース』について各職種ごとにディスカッションをしました。
両者に共通して言えることとして胃瘻造設のイメージをご本人ができているか?
支援者がご本人の想いを引き出していないとご本人が次のステップに進みにくく、支援者間において感情の共有が必要であるという看護師からのご意見がありました。
一方でヘルパーの立場としては雑談レベルの話を報告には挙げにくかったり、そもそも胃瘻造設などの情報がヘルパーにまで共有されない場合もあるとの現場の声もありました。
地域にはまだまだ医療と介護の壁があり、それらを取り壊していくために来年度以降どのようなテーマを取り上げるべきか改めてメンバーで検討していきたいと思います。
*参加者の声*
・以前は訪問看護師の立場で参加していました。今回は現場を離れていますが、皆さんが真摯に難病ケアに迷いながら取り組む内容が参考になりました。
・貴重な機会に参加させていただきありがとうございました。胃瘻を始め、さまざまな意思決定において、チーム全体としての方向性を明確にし、それをこまめに共有していくことの重要性を学ばせていただきました。また、「意思決定を考えるのに明確なスタートはない」という言葉が強く印象に残っています。日々の支援の中で、対象の方がご自身の現在の状況や今後の生活をどのように受け止め、どのように考えておられるのかを丁寧に聞き取りながら関わりを続けていくことが重要であると感じました。症状が進行する中で、悩みや迷いとともに考えは常に変化していく可能性があることを念頭に置き、寄り添いながら共に考える姿勢を今後の支援に活かしていきたいと思います。
2025.10.8(水) 18:00~19:30
ビジット京都東山 訪問看護ステーション:岡本さんを中心に、吉祥院病院:西野さん、西京極診療所:本谷さんから事例提示を頂きました。
支援者の話を線で繋いでいくと30代という若さでALSを発症、宣告、苦悩の中で支援を受け入れることができなかった。
延命希望もなく悪循環に陥る日常生活の中で、「出来る限りあがきたい」というご本人の想いに岡本さんが寄り添い、支援者一丸となって懸命に向き合ってこられた結果、現在のサービスに繋がり生活の基盤が構築されたようです。
そして15年間という支えがあったからこそご本人の生きたいという希望が垣間見えるようになった。まさに圧巻の他職種連携でした。
*参加者の声*
・実際の ALS 患者さんの事例をお知らせいただき、⼤変勉強になりました。⼤学病院で臨床倫理や治験,臨床研究に携わってまいりましたので、実際の経験が少なく、本⽇は参加させていただきました。地域で様々な技術やケアを駆使してサポートされている様⼦がわかり、⼤学病院でしか勤務したことがない⽴場としては、⽬からうろこの体験でした。これからの業務に活かしていきたいと思います。どうもありがとうございました。
・講師の先⽣が感銘を受けられた「あがきたい。 」という⾔葉を体現するかのようなご利⽤者様への寄り添った関わり⽅が特に印象的で、訪問リハビリに携わる今の⾃分の⽴場や理想とも重なります。
・若年の ALS 患者に対し、試⾏錯誤しながらも連携し⽀援をすすめていくところがとても参考になりました。特に、なかなかサービスに対しての受け⼊れが良くないなかで何度も利⽤者に説明し、1 年以上かけてヘルパーの導⼊まで繋げたところは素晴らしいと思いました。⾃分の⽇頃業務でも⾒習いたいと思いました。
2025.7.9(水) 18:00~19:30
メンバーの川辺からの事例提示を元に『在宅での意思決定について』皆さんでディスカッションすることができました。
「気管切開をしないと決めたこと、あなたはどう思う?」と当事者から相談があった場合
正解がない中でどのような返答を行うべきか考える機会になりました。身近な支援者ほどこのような相談を受ける場面が多くあったり、それぞれの立場を踏まえる必要があること、安易に「逆の立場であったら。。」等の返答はできないというご意見も挙がりました。
皆様ならどのように解釈し、どのように返答されますでしょうか?
*参加者の声*
・どこの事業所も同じような課題を抱えていると感じた。共有だけでなくそれを多くの方に知っていただかないと介護医療の現場は変わらないと思いました。
・今回お話を聞いてる中で、支援者の方が思っている、感じている苦労、悩みは結構同じなんだと改めて感じました。難病ケアカフェを通じて、困った時に相談出来る人を一人でも増やせられたらと思っています。
・私自身、専門職ではないのですが難病の方の支援に間接的に関わらせてもらっているので、色んな患者さんのお話、色んな専門職のそれぞれのお立場のお話や経験談を伺うことで視野が広まる思いを持っています。
2025.4.9(水) 18:00~19:30
『パーキンソン病の、BPS(P)を考える〜BPSは行動心理症状の略〜』として地域でご活躍されている修徳居宅介護支援事業所:平さん、ツクイ京都訪問看護ステーション:辻井さん、代表の辻先生での発表となりました。まずセクハラがBPS(P)によるものなのか?そうであった場合に各支援者の立場でどのように向き合っていけば良いのか?そもそもセクハラとは?時代の流れとともに変遷するハラスメントをテーマに皆さんでディスカッションすることができました。
*参加者の声*
・本⽇の事例検討有難うございました。同じような⽅を何名か担当しましたが、パーキンソンではなく⾼次脳性機能障害の⼈でも、精神の⽅でも症状が似ているなあと感じました。もともとの性格もおありだと思いますが、御家族によってはおとなしくさせてほしいと、精神科を受診され本⼈も、しんどいといわれ安定剤を服⽤され⼊院を繰り返されたことがありましたが、今回そんなことを考える⼈がまったくおられず、献⾝的に向き合っておられることに感銘を受けました。
・本⼈様も病気により周辺症状の易怒性やセクハラが起こっているのであれば、医療の事はわかりませんが、⼀時的に落ち着くような薬の検討も必要なケースのようにも感じました。対策と対処が必要であり、介護で出来る事としては、便秘による不快感が関係していないか。痛み・痒み・不眠や⼝からの摂取状況。空腹によるイライラや⾼齢男性の為、前⽴腺肥⼤による排尿の問題などこのような不快感が引き⾦となっている可能性もあるのではないかと感じました。この辺りの情報を⼀つ⼀つ確認して何か出来る事が無いか。本⼈様と奥様の⽣活が上⼿くいければと思いました。⼤変な事例をお聞きさせていただきありがとうございました。
・認知症対応型通所介護の介護職員です。今回は貴重なお話をありがとうございました。セクハラ⾏為としてだけでとらえると、前進はできないように感じた事例でした。介護や看護に対しては、しっかり認識できていれば介護・看護であると感じられますが、ご本⼈の認識があやふやだと介護⾏為そのものがセクハラを誘発するものであることを我々専⾨職は認識する必要があるのかもしれません。セクハラを誘発する⾏為ではないことをお伝えしながら介護を⾏う必要性、新⼈の時にはできていた介護の必要性の説明などを省略していないか、⾃⾝の介護を振り返る機会にもなりました。また、性的な欲求の背景のひとつに他の欲求が満たされていない、⾝近な⼈間がその欲求不満の対象になりやすいのかもとも感じました。欲求が抑制されていることがあるのならばその解消がセクハラ⾏為の解消にもつながるのかもしれません。あくまでも介護職の視点としての考えです。ただ、奥様にとっては早急に対応が必要なケースだとも強く感じたので、レスパイトとセクハラ⾏為の解消を軸に⽀援を考えていかねばならない難しい事例でした。参加させていただき⼤変学びになりました。ありがとうございました。