私たちの活動

「おでかけバス」は毎週火曜日に7便を運行しています。朝9時に菊名駅西口をスタート、錦が丘、富士塚、篠原の住宅街をまわり、隣の駅の妙蓮寺駅前(OKストア)を経て再び住宅街を回り、菊名駅東口、港北区役所、港北図書館前、サミットストア前を経て、スタート場所の菊名駅西口に戻ります。ぐるりと1周して1便です。所要時間約45分。15分休憩して10時00分に再度出発(これが2便です)します。15時発が7便(最終便)となります。ボランティアの運転手と添乗員がつきます。1コースに45の乗車所があり、手を上げれば停車します。降りる場所はコース上であれば自由となっています。

「バス」を名乗っていますが、道路運送法上のバスではありませんので、乗車賃はいただいておりません。同事業は年会費、寄附、補助金で運営されています。1日の平均利用人数は2018年度で26.3人です。記録を取り始めた2012年度は15.4人だったので、1日で10人以上増えていることになり、地域の足として定着していると言えます。

車は地域の住民からお借りています。8人乗りのワゴン車です。住宅街には狭い道もありこれ以上大きな車を使用するのは難しいと考えています。運転手は12時に交代、添乗員は13時に交代します。

課題は、車を地域でのシェアを含めて確保することです。もうひとつはボランティアの運転手の確保です。定年後の男性がボランティアになるケースが多いため、一定の年齢が来ると運転から離れなければならなくなります。初期の頃の運転されていた方は大半が「卒業」されています。

OKストア前(妙蓮寺駅前)は、もっとも乗り降りの多いところです 

毎週火曜日に7便運行する「おでかけバス」とは別に、イベントに合わせて運行しています。毎年9月に行われる敬老の日の式典に参加する高齢者の送迎を行っています。また、錦が丘で毎年3月末に行われる「さくら祭り」にはお花見バスを走らせています。このほか、月2回行われている篠原ケアプラザのミニデイサービス「りんどうの会」の送迎のほか、年に数回「買い物ツアー」を行っています。JA港北の地元野菜販売を起点にベーカリーなど数カ所を回り、菊名駅近くのカフェで昼食を食べるという企画です。

年一回開かれる錦が丘のさくら祭りをバスが回ります

地域にある粋なお店を回る「買い物ツアー」

菊名周辺地域の歴史を学ぶ勉強会です。近くに流れる鶴見川沿いに田んぼが広がる地域で神社、お寺が少なくありません。さらに歴史を遡ると北条氏時代に築城された篠原城もありました。近代に入ってからは企業の立地が進み、戦後は宅地化が進みました。地域の生産、生活、文化などを調べ学びます。

                                            地域を探るため歴史を調べ学ぶ「地域探訪会」 

「コミバス市民の会」の会員が得意分野などについて報告し交流する場です。お茶とお菓子でくつろぎながら語り合います。2018年から始まりました。

楽しく歓談しながら会員の交流をはかる「さろん」