投資競馬で利益を作ろうとした時に、まず多くの人が考えることは本命投資ではないだろうか。高い的中率を持ってコツコツと稼いでいく手法である。
その前に前提として理解しておくことがある。それは、いまの競馬は十分に予想がされているということ。1~5番人気の合計勝率は80%以上にも及ぶ。
この点から分かりやすい人気馬で稼ごうと思えば回収率の上限は自ずと決まってしまう。普通に買っていては80%前後の回収率になるのがオチだ。
しかも、回収率1%の上積みが非常に重い。とある実験では、合理的に回収率を1%向上させるには、的中率を5%犠牲にする必要があるという結果がでている。
その結果を踏まえ、あえて低的中率ゾーンで勝とうとする人は少なからずいたが、だんだんと競合が増えつづけているようだ。
それでも、今なお合理型オッズ投資は利用価値の高い手法の1つと言えるだろう。確かな手法をもとにするのが成功のカギになりやすい。
本命投資は上積みが重いという事実からどういうレースを狙うべきだろうか。シンプルに1頭だけ実力が抜けたレースの単勝馬がベストだろう。
複勝では配当が低すぎてリスクコントロールが難しくなるし、3着までという幅の広さが返って油断を生みやすい側面もある。
みんなの投資競馬では、どれくらいの能力を持っているか最大10段階で表示されるため、安全性の高いレースだけを抽出することは難しくない。
ただ、今ではデータの入手はできなくなっているようだ。一般向けにロボアドバイザーが無料公開されているのでこちらを活用をオススメしたい。
レース発走前に公開されているが、人気重視馬の好走精度は相当なもので十分な指標として活用できるはずだ。
本命投資においてリスクヘッジとなるほどの高い精度を保つ方法は1つしかない。それは、相対的に能力の抜けた馬を探して投資することだ。
まわりが能力の低い馬だらけなら、レース中に起こる出遅れや接触などの不確定要素もはねのけやすい。
問題は一般的な手法ではまず抽出できないということ。高度資格を持ったデータ分析家が作ったロボットアドバイザーに投資するのが最も手軽と言える。
ただ、そういうレースはレアリティが高いことを知っておく必要がある。それほど多くない機会を生かすために十分な資金を用意しておきたい。
本命投資で気をつけたいことがある。それは、利益が薄いからといって常に全力で勝負してはいけないということ。
なぜなら、数理的に期待値は長期的に働きやすいため、短期的には機能しないことを考慮しておく必要がある。
基本スタンスとして一定額を投資していくか、レースによって変化をつけて投資するかは個々のスタイルで確立していくのがいいだろう。
私は今では本命投資を行っていないが、実践していた時には予定外の事象が確認できた場合は一切買わないというルールを忠実に守っていた。
たとえば、通り雨が降る、風が強くなるなど予定外の事象が起きたら投資はしない。投資は絶好球を好きなだけ待てるのだから無理するのはJRAを喜ばすだけだ。
本命投資だけで成功しようとするほど息苦しさがでてくることも体験してきた。本命投資で法外な利益は稼げないのだから、まずは気楽にやってみてほしい。
いずれ人生を一変させるほどの力を持つ穴馬投資レースに自然と目が向くようになる。その時には本命投資がリスクヘッジとして機能するので最初の投資としては打ってつけだ。
ただし、本命投資だけでは経験が積みにくいため、本命、穴馬などスタンスごとに分けて同時運用していくのが望ましい。
最初からバランス良く投資しようなどとは思わないこと。本命と穴馬それぞれの高い経験値を積んだ時に自然とバランスが良くなると考えよう。
実際、本命投資をやっていくうちに効率の良い方法を思いつくことが多い。しっかり分けて管理していくことで安定した投資も可能になるだろう。
投資競馬は、人それぞれの強みを生かすことができ、それが立ち回りとなるため自分の投資スタンスと利益を構築しやすい。
この他にはないメリットを生かして、自分に永く利益をもたらすゾーンを見つけて所有できるように経験を積んでいこう。
ただ、あまりにデータばかり見ていると忘れてしまうことがある。それは、競走馬は常に体調変化している繊細な生き物だということ。
ガラスの脚と言われるサラブレッドの競走能力を完全に把握することはもとより不可能に近い。最初は攻撃より守備に重点を置く方がいいだろう。
小さい投資から始めるのも1つの手だ。自分のスタンスが形になってきてから投資額を増していくとメンタルにも良い影響を与えることができる。
日本人は世界的にみても情緒文化が発達しているが、これは恐怖や不安を感じやすい遺伝子が多い影響だと見られている。
そういう感情になってしまうと正しく運用することが難しくなるため自分のメンタルの動きにも気を配っておこう。