主に銅板を胎として、ガラスを粉末状にした釉薬、またはガラスの塊(フリット、ミルフィオリ、ビーズ)を盛り付け、800℃程度で焼成したものの総称。鍛金などを施して地に個性を出したり、透明釉薬、不透明釉薬、半透明釉薬の使い方で多様な表現ができる。胎に純銀や陶芸用粘土を使用することもある。研ぎ、ミツロウなどで完成後の風合いを変えることもある。紫外線で退色することがなく、表面を美しく保つ。表面がガラス質なので衝撃には弱い。かつてはアクセサリー、絵皿などで人気があった。
純銅板
電気釜で純銅版を焼成すると表面に酸化銅の皮膜ができる(写真は皮膜)
希硫酸に浸して酸化銅を剥がす
酸化銅を剥がした後、ブラシで磨いたところ。これらの下準備を経て、制作に入る
何度も釉薬を盛り焼成して、完成に至る
焼成の直後は釉薬の色が変わっているが、冷めると落ち着く
少ない回数でも完成に至れる