概要

サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みの一つとして、再生可能資源(バイオマス)の有効利用があります。特に将来的な人口増加が予測される中、食糧と競合の恐れのない未利用な廃棄バイオマスに興味が集まっています。

廃プラスチック汚染、温暖化対策に向け、2019年環境省では「プラスチック資源循環戦略」を策定し、そのひとつとして2030年までに再生可能資源由来のバイオマスプラスチックを200万トン導入する目標を掲げています。

当研究室では、天然の芳香族性の植物油脂、リグニン分解物、セルロースをはじめとする未利用な非食用資源由来の機能性バイオマスプラスチック(グリーンプロダクツ)の研究開発に取り組んでいます。