JUEMUN Course

Session 1: Guidance and Introduction to JUEMUN

Table of Contents

はじめに

本授業では、Google サーチエンジン、Youtube、Teams、AIや機械翻訳などを含む様々なICTツールを用いて、英語でのコミュニケーションがあまり得意でない学習者の総合的な英語コミュニケーション力(英語運用力)を「アクティブ・ラーニング」形式のCLIL授業(内容言語統合型学習)で高めていきます。そのためのケースとして、学生主体の課外活動である「模擬国連」(Model United Nations)を用います。模擬国連には、母国語(日本語)で行うものと外国語(英語)で行うものがあります。模擬国連の概要については、上記リンク及び下記1-1の動画が参考になりますので、ご覧ください。

模擬国連は1923年にハーバード大学で始まったとされています。現在は世界各地で数多くの独立した学生団体が設立されて実施されており、世界で年何十万人もの高校生〜大学生が参加していると言われています。日本でもその数は増加しつづけ、英語で行う模擬国連にいたっては、2010年時点で1主催団体だったものが、昨今では3〜4主催団体にまで増え、世界中から人々が集まる学生会議として成長し続けています。

本授業ではその模擬国連(英語版)を題材に学生の活動主体の授業をします。予習をしっかりしてきていただいた上で、授業は講義中心ではなく、学習者同士の議論やリサーチ活動を行います。 通常の単語やフレーズを覚えたり、試験のための勉強ではないことをご理解いただきご参加ください。授業外学習時間としては、15回中 最初の8回目くらいまでは、予習に1.5~2時間、その後の復習に1.5~2時間程度は必要だと思ってください。8回目を超えたあとは模擬国連に参加する人、しない人によって予復習時間が異なります。

上記に書きました通り、本授業ではAIや機械翻訳を「使っても良い」授業とします。これは多くのみなさんが就職するであろう昨今の企業におけるこれらツールの使用状況を反映しています。今後もこれらのツールの導入は社会のあらゆる場面で浸透すると考えられ、学生時代に実体験を通じてこれらツールの活かし方及び不利な点を学んでおくのが肝要です。また英語学習自体が専門でない人にとっては、これらツールは、他の学習項目に時間を割きながら、英語や他言語でのグローバルコミュニケーションを大いに時短化してくれる強い味方となるでしょう。

ただし、人前で英語で喋る際や議論をする際は、原稿をみないで行うのが原則となります。毎回、スピーチやミニディスカッション・ネゴシエーションを行いますので、その際には、原稿を授業前に用意していたとしても、読まないでしゃべることが求められますのでご注意ください。 


Today's Exercise: Self-introduction!

1. Prepare your one-minute self-introduction script (about 100-150 words)    Sample      Tool (DeepL)

2. Listen to your script by using the tool (Google Text-to-Speech) and practice alone.   

3. Practice with your classmates.  (No READING of your script)

4. Selected students will be presenting in front of the class. 


1 What is Model United Nations? 

1-1 Introduction to Model United Nations / JUEMUN (=Japan University English Model United Nations)

Watch the video below (Explanation of JUEMUN 2023).

用語解説


模擬国連  = Model United Nations

事務総長 = Secretary General

議長 = Chair

冊子 (議題解説書)= Background Guide (今大会の内容をまとめた冊子のこと。BGとも言う。)

議場 = Meeting 

ポジションペーパー=Position Paper (模擬国連大会前に各大使が提出をするA4 2ページ程度の政策提案書のこと  サンプル

ファシリテーター = Facilitator

大使 = delegate (ambassador と直訳しますが、(JUE)MUNでは通常、delegateという単語を用います。)

1-2 JUEMUN 2024 Information

過去の愛知工業大学のJUEMUNでの実績


こういった「フォーマルな環境で」「日本以外の国籍の人たちを交えて」実際に英語を使った経験は、就活の際にエントリーシートなどに書き込むと、グローバル企業(中~大企業)への人事の方々からの目にとまりやすくなることから、就活においても有利となります。

1-3: Preparation Flow (Day 1 to the Conference) 

以下は、JUEMUNまでのおおまかな会議準備の手順になりますので、確認してください。

1-4 What is Meeting?

Meeting (議場)とは、別名で会議のテーマを指します。通常、各delegate (国の代表者)は、それぞれのミーティングに分かれて議論をします。したがって、Meeting毎にテーマが設定されています。会議中は、他のミーティングのdelegatesと交わることはありません。各ミーティングへのリンクは以下の通りです。(パスワードは公開していませんので、教員やクラスメートに尋ねてください。)

以下のMeeting へのリンクにはそれぞれのMeetingで必要な情報(Background Guide(=今大会の内容をまとめた冊子)、会議中に必要な資料)が掲示されます。

NOTE: Background Guide

みなさんの担当Meeting (議場)は、授業内で決定しますので、自分のミーティングが決まったら、早速自分の担当テーマにしたがってリサーチを進め、模擬国連開催1ヶ月前(5月末)を目処に自分なりの政策提案書(=Position Paper)書く準備をしていってください。学生運営の大きなイベントですので、教員はこの締め切りを変えられません。きちんと間に合うようにプロジェクトを進めてください。

JUEMUNにおいて、1つのMeetingはそれぞれ4つのCommittee(委員会)があり、各Committee毎にサブテーマが設定されています。Delegatesはその4つのサブテーマを全てをリサーチして、政策立案をし、このサンプルのようなPosition Paper (A4 2枚程度)にまとめて政策提案をしなければなりません。以下がそのステップです。

1-5: STEPs to Successful Position Paper Writing

1 Global Issuesについてのリサーチ -   自分の担当テーマ(4つのサブテーマ)について何が世界中で問題となっているか (2nd Session:4月中)

2 各delegatesの担当国についてのリサーチ-   自分の担当国(担当地域)ではどうか (3rd Session: 4月〜GW)

3 Position Paper Writing -    各サブテーマ全てをA42枚程度にまとめる。 サンプル (GW中〜GW明け)

4 Presenting and Getting Feedback -    まとめたものをプレゼンし、フィードバックを得る (5月2週目〜3週目)

5 Editing -    何度も編集を行う(最重要:5月2週目〜3週目)

6 Finalizing -   最終版にまとめて提出(5月末〜6月初め)


OK, let's start from STEP 1.

1-6 Step 1 of Successful Position Paper Writing : Researching Global Issues

Watch the video, check the tools, websites you can use and start doing your research on the global issues. 

Instruction

1 After watching the video (「議題を知る」 Part), check your Meeting theme (and 4 sub-themes) and background guide, and start doing your research.  
Note: 上記2つのうち、最初リンク先のホームページ上部に出てくるUN BodyのBodyという単語は「組織、機関」という意味で、UN Bodyとは、United Nations (国連)組織のことを指します。UN組織はこの図で構成される多くの機関から成っており、模擬国連では、この図の中のどれかの機関(body)に学生が大使(delegates)として参加するという前提のもとに行われます。「この図」リンクをクリックして、今回の議場がどの機関の議場なのかを確認してみましょう。

2 After your initial research, put the research result into  one to  two minute speech.  Sample

3 After drafting your speech, please be ready to speak with your partners or present in front of the class on the global issues of your 4 sub-themes.

4. Discuss the result of your research with your classmates and find out how you can improve your ideas.