第3号「環境問題の国際的動向」(1975年)

開発と環境の哲学(第1回)―脱工業化社会のニューモデル― 宇都宮 深志・・・1

■座談会■アメリカにおける環境法と日本―EISの問題点と環境法の教育・研究をめぐって― 木宮 貴彦(司会)、野村 好弘、加藤 一郎、森島 昭夫、サンフォード・E・ゲインズ、ジャン・G・ギスバーグ ・・・23


特集 環境問題の国際的動向

1 シンガポールおよび周辺諸国の環境問題と日本との協力関係 簫 慶威 ・・・67

2 ドイツ連邦共和国の環境法について ロルフ・ナーゲル ・・・88

3 環境法研究における南東アジア諸国との協力について 野村 好弘 ・・・97

4 日本の土地利用と環境について―8年ぶりの日本についての最初の印象記― ジャン・G・ギスバーグ ・・・105

5 環境保護のための差止(1)―アメリカの現状― サンフォード・E・ゲインズ(新美 育文訳)・・・114

6 「かけがえのない地球」―その理想と現実 ―ストックホルム会議3周年を迎えて― 金子 熊夫・・・129

〔資料〕

76年国連人間居住会議(ヴァンクーヴァー会議)について(その1) 野村 好弘 ・・・151


航空機公害対策と住民の苦悩―大阪国際空港をめぐって― 中山 巌雄 ・・・167

自動車排出ガス規制に関する考察―七大市自動車排出ガス調査団報告の概要と意義― 柴田 徳衛 ・・・181

伊達火発問題に対する調査報告(1)―有珠漁協問題を中心として― 佐藤 隆夫 ・・・193

薬害被害者と権利の実現―サリドマイド訴訟をめぐって― 更田 義彦 ・・・203

吉野川流域カドミウム汚染の現状とその法的問題点 新関 輝夫・浅野直人 ・・・219

長良川河口ゼキ訴訟の経過と問題点 飯室 勝彦 ・・・236


南総の環境・人・教育(1) 山田 信彦 ・・・249

時の環境法令(3)

(1)公害紛争処理法の一部改正について―職権によるあっせん開始の制度の導入等― 祢津 正彦 ・・・256

(2)水質汚濁防止法施行令の一部改正について―特定施設の追加とPCBの規制について― 中村 秀一 ・・・263


公害判例研究

1 水俣病未認定患者のために医療費等の仮払・仮負担を命じた事件 竹屋 芳昭 ・・・267

2 高知古ビニール公害訴訟事件 島田 信次 ・・・277


判例カード(288)

会務報告(本部事務局―野村 好弘・竹内 保雄)(298)

研究会報告(本部事務局―北 正美)(308)