活動報告

第14回定期交流会 [Regular] [Physiology]

魅力顔を創る科学と技術

講師:菅原徹(早稲田大学人間総合研究センター),

加藤寿恵(株式会社MTG)

日時:2017年11月26日(日)

場所:株式会社MTG東京支社カンファレンスルーム


2017年11月26日,株式会社MTG東京支社にて第14回若手交流会が開催されました.新規メンバーも含め,24名がご参加くださいました.

今回は共同で研究をされている早稲田大学人間総合研究センターの菅原徹先生と株式会社MTGの加藤寿恵さんを迎え,「魅力顔を創る科学と技術」と題した講演が実施されました.

今回も前回にに引き続き,企業様での定期交流会開催となりました.

まずは菅原先生が「科学」担当として,特徴的な魅力顔である「笑顔」の黄金比は目と口の間で作られることや,目の形状と口のバランスによる素敵な笑顔の作り方などについて,科学的に解説くださいました.また,人それぞれに異なる感情を抱えていたとしても笑顔にはその人の心理状況が表れる,といった心理学の側面からの解説もあり,実に多くの研究・実践結果について解説されました.

続いて加藤さんが「技術」担当として,MTG社が開発した「ReFa」シリーズを始めとした,多様な美容製品を用いた外から魅力顔をつくるための工夫について紹介されました.さらに,内から美しさをつくることを目的とした飲むコラーゲン「リファコラーゲンエンリッチ」の開発についても紹介されました.内面的にも外面的にも魅力顔をつくる方法は多様にありますが,その基盤として健康かつ向上心のある心を持つことが必要である,というお言葉に参加者全員が強く納得しました.


講演の後にはMTG社の「ReFa」シリーズ製品を体験させていただきました.普段は女性がメインに使用されるローラーですが,男性の参加者も興味津々に試用されていました.なかなか珍しい体験に,皆さんのお顔にも満足そうな笑顔が咲きました.

最後に活動報告では,高橋翠さんから第2回若手科学者サミットについての報告がありました(詳細はこちら)

福富大介さんからは「ベルギー奇想の系譜展」と「アルチンボルド展」,その後に東京大学本郷校舎にておこなわれたワークショップ「アルチンボルド風の顔を作ろう」の報告がありました(詳細はこちら).後にそれらの作品を「ベルギー奇想の系譜展」関連イベントで,銀座で開催されたMMM講座にて,当交流会のアドバイザーでもある原島博先生から紹介いただいた様子もお聞きき できました.

そして,代表の瀬尾昌孝さんより近鉄百貨店あべのハルカスで行われた「縁活」共催ワークショップ父の日企画「こどもミュージアム パパパパラダイス」の報告がありました(詳細はこちら)

続いては第22回日本顔学会大会についてでした.若手交流会会員に協力を求めた顔の印象評価オンライン実験をもとにしたポスター発表の様子や,イブニングシンポジウムでの運営メンバーが「今年の顔」を意識したブルゾンちえみwithBのモノマネを体をはって披露した様子も紹介されました(詳細はこちら)

最後に副代表の牛山園子さんから初参加の10名に感想やご意見をお聞きして閉会となりました.

今年の交流会は春に引き続き秋も企業様での開催となり,これまでと少し雰囲気の変化した定期交流会をお楽しみいただけたのではないでしょうか.次回の交流会は来春の開催を予定しています.