活動報告

第13回定期交流会 [Regular][Engineering]

プリントシール機に学ぶ若年女性の顔文化

講師:稲垣涼子(フリュー株式会社),久保友香(東京大学)

日時:2017年3月12日(日)10:00-13:00

場所:フリュー株式会社1階プレスルーム


2017年3月12日(日),フリュー株式会社1階プレスルームにて,第13回若手交流会が開催されました.初めての企業様での定期交流会開催で,24名がご参加くださいました.まず初めに2017年から変更となった運営体制についての説明と,前代表の中州さんからのご挨拶がありました.

今回はフリュー株式会社の稲垣涼子さん,東京大学の久保友香さんを講師として迎え,「プリントシール機に学ぶ若年女性の顔文化」,「シンデレラテクノロジー:日本の女の子たちの盛る技術」という2つの講演が実施されました.プリントシール機における顔画像の美顔補正に対するニーズの変遷や,“盛りの法則”,若年女性がプリントシール機を利用するモチベーション等について紹介頂きました.歴代のプリントシール機による補正を比較すると,色味の再現性・画質の鮮明さ・立体感等で進化が見られるほか,補正ニーズの変化の過程が線形に推移しているというお話があり,新鮮な驚きがありました.意外なことに爆発的なヒットを記録した機種も,その変化の一過程であったというお話でした.またプリントシール機の利用者は「異性にモテたい」といった明確な目的があるのではなく,自己表現の一種として利用しているというお話がありました.自身を最も魅力的に写すためにトレーニングを積む女性もいるそうです.

その他,各種活動として有志企画「自撮り系アプリで遊ぼう!」の報告や,6月以降に開催予定のアンチンボルド展見学会の紹介がありました.今回から運営体制が変更となりましたが,これまで同様,顔にまつわる興味深いテーマをどんどん発信して行きたいと考えておりますので,皆様,是非ご参加下さい.