有志活動「ルーヴル美術館展」連動企画 [Voluntarily]
ルーヴルの肖像作品の面白さ「顔」という視点から肖像作品を楽しむ
講師:原島博先生(東京大学名誉教授・特任教授,日本顔学会発起人)
日時:2018年6月23日(土)11:00-12:30
場所:三越日本橋本店 本館7階 はじまりのカフェ
2018年6月23日(土),三越日本橋店のはじまりのカフェで開催された「ルーヴルの肖像作品の面白さ 『顔』という視点から肖像作品を楽しむ」のお手伝いを若手交流会が担当しました.
続いて,講演の後半では中村先生のご研究についてお話しいただきました.
顔の見た目と,そこから受け取られる印象評価の間の因果関係を解明するために,三次元顔のモデリングツールを活用されていました.これまでは平均顔などの一般的な顔が美しいという仮定の下で様々な研究が進められていましたが,三次元顔の生成・可視化ツールを使用することで,モデルパラメータと評価値を定量的に解析されていました. 具体的には,モデリングツールを使用して特徴が類似していない顔を数百個生成したのち,それらに対して複数の評価者から魅力度に関する評価値を取得し,解析に使用されていました.
このイベントは5月から9月まで国立新美術館で開催された「ルーヴル美術館展」の連動企画です.
展覧会のテーマは肖像芸術.肖像といえば顔,ということで,若手交流会のアドバイザーである原島先生より,肖像画とは何か,肖像画と絵画の歴史とは,そして展覧会の見どころなどをご講演いただきました.
今回は講演中心の開催ということで,非常に情報量の多い内容でしたが,中村先生のお話は専門分野の異なる方にもわかりやすく,参加された皆さんには非常に高い関心をお持ちいただけた様に感じました.次回の交流会は秋ごろの開催を予定しております.
あいにくの天候の中で参加して下さった皆さま,本当にありがとうございました!
次回の有志活動にもどうぞご期待ください.