活動報告

フォーラム顔学2019 [Forum]

日時:2019年9月14日(土),15日(日)

場所:北海道情報大学

昨年に引き続き,今年も日本顔学会の年次大会「フォーラム顔学2019」に参加いたしました.今年の会場である北海道情報大学は周囲を豊かな自然に囲まれた素敵なキャンパスでした.

若手交流会からは例年通り会の活動報告を行うとともに,有志メンバーによる共同研究を二件発表いたしました.

【活動報告】

今年もデモ展示コーナーにてフォーラム顔学2018以降一年間の主要な活動内容をまとめたポスターを展示しました(PDFはこちら).今回は定期交流会と,有志メンバーによる研究発表に重点を置いてご紹介させていただきました.

また,今回は若手交流会に対する要望や今後開催してほしい企画についてアンケートを取らせていただきました.今回いただいたご意見を参考に,今後も皆様に関心をお持ちいただける企画をどんどん考えていきたいと思いますので是非ご期待ください.

【有志メンバーによる研究発表】

今回のフォーラムでは有志メンバーによる若手交流会発の共同研究発表として,下記二件の発表を行いました.

  • 「Deep Learningを用いた観察者の性格特性と顔特徴による印象評定の推定」(ジョ キョウテツさん,瀬尾昌孝さん)

"観察者の性格特性"と"観察被験者の見え"における因果関係解析の第一歩として,"観察者の性格特性"の条件付けが印象推定精度に与える影響度を調査しました.心理学分野と人工知能分野のコラボ研究テーマです.

  • 「深層学習を用いた顔画像解析のための潜在空間の獲得と実応用」(瀬尾昌孝さん)

Deep Learningによる顔画像解析の根拠理解を目的として,高次元の特徴量のうち解析に有効な少数の特徴量を抽出して,人の目による因果関係の把握を試みました.実験には若手交流会メンバーである武藤祐子さんと共同で作成した,統制された複数種類のメイクパターンを含む顔画像データセットを使用しています.

若手交流会では顔に携わる様々な分野の研究者,実践家の方が多数参加されているので,共同での研究着手により新たな可能性を見出せる点が非常に魅力的だと感じました.

今回のフォーラムで出来た新たなつながりも,今後の活動につなげていきたいと考えています.

今回のフォーラムでは,交流会メンバーである東京大学大学院の劉沫妤さんが新たな運営メンバーに加わってくださることになりました.

若手交流会も今年で7周年,20回目の定期交流会を迎えますが,新たなメンバーを迎えこれからもメンバー全員で楽しく頑張っていきたいと思います.