顔をめぐるホットトピック&トレンド探求〜若手研究者による2024年周辺学会クロスレビュー〜
顔やその周辺領域に関わる学会・現場・文脈で今何が語られているのかを、若手同士でゆるく持ち寄り、語り合う交流イベントを開催します。 顔研究は、心理・認知・神経・発達・医療・AI・芸術・教育・福祉など多様な分野にまたがり、実践と研究の間でも共鳴が生まれています。今回の交流会では、研究/実践の立場を問わず、“いま、顔をめぐって語られていること”を共有し合い、視野を広げる機会にしたいと考えています。
■ 発表者募集!
研究者も実践者も大歓迎です!
以下のような内容を「ちょっと紹介したい」「これは話してみたい」と思っている方、ぜひ気軽にご参加ください。
研究者の方へ
去年参加した学会で印象的だったセッション
気になる研究トピックや注目キーワード
自分の専門から見た他領域の動向
実践者の方へ
現場で最近よく聞く言葉、注目されているテーマ
「この分野、ちょっと流行ってきてるかも?」と感じる話題
実践に取り入れたい・取り入れられている研究的知見や技術
■ 発表のスタイル
発表時間:5〜10分(短くてもOK)
スライドなしでもOK/話すだけ歓迎
学会・研究会・現場での出来事などジャンル不問
開催日: 6月29日(日)10:00〜11:00(予定)
形式:Zoom(オンライン)
対象:顔学会に関心のある若手(院生・ポスドク・現場実践者・初任教員・自称若手など)
主催:顔学会 若手交流会
「日本における笑顔写真の誕生 」岩井 茂樹(大阪大学)
概要:人はなぜ写真の前で笑う様になったのであろうか?明治時代の写真にはほとんど笑った人がいないのに、ある時期から笑う人が増えてくる。日本では、いつから、どのような理由で人は笑う様になったのかなどについて発表を行いたい。
「顔の魅力と進化心理学:2020年代の研究動向 」高橋 翠
概要:顔の魅力規定因をめぐる進化心理学の古典的研究(対称性・平均性・性的二形性)は、2020年代に再検討が進んでいる。平均性と女性らしさの効果は比較的安定して支持される一方、対称性や男性らしさの文脈依存性について議論されている。また、マスク着用やAI生成顔など現代的要素も注目されており、進化的視点と文化的多様性を統合する必要性が浮かび上がっている。
「顔研究におけるCG技術の最新動向」前島 謙宣(オー・エル・エム・デジタル)
概要:顔研究においてCGは、表情や経年変化・化粧・医療行為などのシミュレーションにおいて重要な役割を果たしている。本発表では、CG分野におけるトップカンファレンスであるSIGGRAPHの最近の技術トレンドと、顔とCGに関連したいくつかの研究事例を実践家の立場から紹介する予定である。
「これからのAIと心理学について 」徐 貺哲(弘前大学)
概要:AIと心理学の関係に焦点を当て、大規模言語モデルの進化とともに生じる「AIにこころはあるのか」という問いについて考察する。
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