好きなだけ仲間に悪戯をして
好きなだけ仲間と一緒にお菓子を食べた トローネ君は
気がついたら 知らないどこかで
スーツ姿の、尖った顔の胡散臭いお兄さんに
半ば無理矢理 話を進められました。
・・・まあ トローネ君なら きっと大丈夫でしょう。
彼は弱いが 強い心を持っている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
名前:トローネ・ヘーゼル
分類:亜虫類
出身:森の奥の奥
精神年齢:まだ子供
性格:内向的、我侭
好き:アイス、冷たいの、ワガママ聞いてくれるひと
苦手:火、熱いの、怖いひと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
トローネ・ヘーゼルは異端児だ。
霊術と魔術によって大きく栄えた この地で
その二つの どちらでもない能力を操ることができる。
幼い頃の彼は その不思議な力のこともあり、周りのものからは ちやほやとされていた。
他人から評価されることに 彼はとても満足していた。
成長した彼は少しずつ その能力に応用を効かせることができるようになった。
複雑で風変わりなことも 段々とできるようになった。
この頃から トローネに対する周囲の反応は少しずつ変わり始めていた。
故郷のひとびとは彼から少しずつ距離を置くようになった。
自分のことを
「いつまでも可愛がって貰える存在だ」 と思っていたトローネは 酷くショックを受けた。
彼は 周りの視線が気になるようになり 自分の力に嫌悪を抱くようになった。
いつの日か トローネは故郷から姿を消した。
彼は 嫌な思い出は忘れることにした。
彼は 満足する思い出を創ることにした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●生まれた頃から 魔術でも霊術でもない、異質な能力が扱えたために
周りから忌み嫌われて故郷を抜け出してきた ハゴロモのいきもの。
熱でふさふさが溶けやすいため 熱いものを嫌う。
●現在は、なんだかよくわからない いきもの達が たくさん滞在している
『テールウィンドの宿』で、仲間たちに ちょっかいをかけながら
わりと楽しそうに日々を過ごしている。
●「まわりのいきものの力を借りる霊術」と、「たいしたことないような魔術」。
それから
「手の届く位置にある物を 少しだけ吹き飛ばすことができる くっだらない能力」なんかが使える。