本日、池田塾で実施した漢字検定が無事終了しました。
受検された皆さん、本当にお疲れさまでした。
今回も塾生だけでなく、地域の方々にもご参加いただきました。
初めて受検した小学生の中には、緊張した面持ちで答案用紙を見つめていた子もいましたが、
最後まであきらめずに取り組む姿勢は本当に立派でした。
また、上位級に挑戦した中学生・高校生は、集中した空気の中でしっかりと自分の力を出し切ってくれたと思います。
検定結果の発表は11月20日(木)となります。
結果ももちろん大切ですが、それ以上に、
「合格を目指して日々コツコツ努力した時間」こそが大きな財産です。
池田塾では、検定試験を単なる合格のためのイベントではなく、
日々の学習習慣を育てるきっかけとして位置づけています。
今回の経験を次の目標につなげていきましょう。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
中学生はいよいよ2学期の期末テストが近づいてきました。
まだ少し先ではありますが、池田塾では「直前になって焦らない」ことを大切にしています。
そのために、日ごろからワーク(学校提出用の問題集)をコツコツ進めるよう指導しています。
目標はシンプルです。
「習ったらすぐにやる」。これに尽きます。
時間をおくと、人は必ず忘れます。
そして一度忘れた内容を思い出すには、それ以上の時間がかかります。
「試験範囲表が出てからやればいい」と思う人がいますが、それでは遅いのです。
試験範囲表の「学習のポイント」を見てください。
あそこに書かれている内容こそ、試験直前期に取り組むべき勉強です。
直前期にワークをやるのではなく、ワークは事前に終わらせておくものです。
「ワークをやって何が悪いんですか?」と聞かれることがあります。
もちろんワークは大切です。
ただし、やる時期とやり方を間違えると逆効果になります。
直前になってワークに取り組むと、どうしても「終わらせること」が目的になり、
「理解する」「覚える」ことが二の次になります。
この状態でテストを迎えても、せっかくの努力が点数に結びつきません。
池田塾では、普段の授業からワークの進み具合を細かくチェックしています。
「終わった」と言うだけでは確認しません。
丸付け・直し・ページ抜けなどを私の目で確認し、
“やったつもり”を“できる”に変えることを大切にしています。
これから期末テストに向けて、
全員分のワークの進捗を一人ひとりチェックしていきます。
地道な努力はすぐに結果に出るとは限りません。
しかし、その積み重ねが確実に学力を支え、
いずれ大きな成果として現れます。
テストは一夜漬けでは勝てません。
日々の積み重ねこそが最良のテスト対策です。
池田塾では、「習ったらすぐにやる」文化をこれからも徹底していきます。
Vもぎでお馴染みの進学研究会主催「高校進学説明会」に参加してきました。
都立・私立ともに、ここ数年の受験動向の変化が数字として明確に見えてきています。
8月・9月のVもぎ志望者データから、志望者数の増減傾向が明らかになりました。
以下がその主な動きです。
大幅増:東大和南・府中・府中東
相応に増:鷺宮
やや増:小金井北・保谷・調布北・東久留米総合
やや減:久留米西・東村山西・国立・府中西
相応に減:武蔵丘・東大和
特に、東大和南・府中・府中東の人気上昇が顕著です。
一方で、武蔵丘や東大和など、以前から人気だった学校の志望者が落ち着きつつあります。
次に、私立高校の人気動向です。
特に志望者が増えているのは以下の学校です。
東亜学園
英明フロンティア
豊島学院
明法高校
いずれも「都立併願層」に人気のある学校で、都立志望の増加に伴って併願先も増加しています。
今年の受験生の動きを見ると、次のような「流れ」が見られます。
武蔵野北 → 小金井北・調布北
武蔵丘 → 目白研心・保善・杉並学院
東大和 → 東海大菅生・英明フロンティア
また、会場でも話題になっていたのが錦城高校の加点基準の引き上げです。
これまで加点対象だった英検・数検3級が姿を消し、準2級が基準となりました。
漢検に至っては2級が条件となります。
「資格で加点を狙う」戦略がより難しくなった一方で、
実力で基準に達する層がより優遇される仕組みに変わっています。
錦城高校を併願に考えている方は、早めの検定対策が必要です。
受験は「情報戦」です。
どの学校を志望するか、どのタイミングで出願準備を進めるか、
その判断には最新の正確な情報が欠かせません。
池田塾では、こうした説明会や進学研究会に積極的に参加し、
その内容を塾生・保護者の皆さまにお伝えしています。
学校の偏差値だけでなく、
「なぜその学校を選ぶのか」「その先にどんな学びがあるのか」まで含めた進路指導を行っています。
先日、都立立川高校に行ってきました。
立川駅から徒歩数分という抜群の立地にあります。アクセスの良さに加え、校舎の雰囲気も非常に落ち着いており、伝統と品格を感じる学校です。
立川高校には
普通科
創造理数科
の2つのコースがあります。
特に創造理数科は、理系志望の生徒にとって魅力的な環境で、探究的な学びや研究活動が重視されています。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)にも指定されており、科学的思考力を育てるプログラムが整っています。
立川高校は進学指導重点校のひとつで、入試は自校作成問題です。
特に数学は難度が高く、創造理数科を意識した問題構成になっています。
そのため、共通問題対策だけでは不十分であり、自分の思考力・論理力を試される問題が多く出題されます。
共通問題で8割を取れている受験生は、それ以上を目指して自校作成問題に挑戦することをおすすめします。8割取れた段階で共通問題を繰り返しても、そこからの伸びはほとんどありません。
自校作成問題に触れることで、応用力・思考力を磨く「伸びしろ」が生まれます。
併願先として特に多いのが、錦城高校です。
両校はレベル帯や立地的にも非常に近く、まさに「立川×錦城セット」と言える関係です。
どちらの学校も学力・人間力ともに高い生徒が集まり、互いに良い刺激を与え合う環境です。
立川高校を目指すということは、都立の中でもトップ層に挑む覚悟を持つということです。
共通問題で満足せず、ぜひ自校作成問題にもチャレンジしてください。
文化学園大学杉並中学校・高等学校を訪問してきました。
場所は荻窪駅と阿佐ヶ谷駅のちょうど中間にあり、アクセスの良い立地にあります。住宅街の中にありながら、静かで落ち着いた環境の学校です。
文化学園大学杉並には次の4つのコースがあります。
特進コース
進学コース
ダブルディプロマコース(DDコース)
イノベーションリーダーズコース(2026年度新設)
特に注目なのが、来年度から新設されるイノベーションリーダーズコースです。
グローバルな視点と探究的な学びを重視し、「新しい学び方を創り出す人材の育成」を目指しています。今後ますます注目されるコースになると思います。
この学校の大きな特徴の一つが、カナダの高校と連携している点です。
ダブルディプロマコースに在籍すると、日本の高校卒業資格に加えて、カナダの高校の卒業資格も取得できるという仕組みになっています。
英語を「勉強する」のではなく、「英語で学ぶ」環境が整っているのが大きな魅力です。
都内でここまで本格的に海外大学進学を見据えた教育を展開している学校は多くありません。
実際、海外大学進学を希望する生徒にとっては大きな選択肢となっています。
文化学園大学杉並では、進学のルートも非常に幅広いです。
総合型選抜・一般選抜・推薦型選抜に加えて、海外大学進学枠も設けられています。
英語力を活かして国内外どちらにも進めるのは、これからの時代に合った体制だと思います。
英語を「ツール」として使える力を本気で育てている学校です。
英語教育や国際教育に力を入れている学校は数多くありますが、「英語で学ぶ」実践をしている学校は多くありません。
「英語を使って学ぶ力をつけたい」「将来海外大学も視野に入れたい」そんな生徒には、ぜひ一度見学をおすすめします。
(参考:ルートアップマガジンVol.11)
近年の大学選びにおいて、「ブランド力」が最も重視される傾向が強まっています。
「そんなの当たり前では?」と思われるかもしれませんが、実はここ数年で偏差値による大学選びの傾向が薄れているのです。模試でA判定が出ても不合格になるケースがあり、偏差値という数字が必ずしも信頼できる指標ではなくなりつつあります。
特に中堅大学では、
駅から近いこと
ワンキャンパスで完結していること
都心に位置していること
といった「通いやすさ」「生活しやすさ」が重視されています。
大学は4年間通う場所です。学習環境だけでなく、アクセスやキャンパスの雰囲気が大学選びの大きな要素になっています。
一方で、上位大学になるとその傾向は薄れます。
交通の便が多少悪くても「その大学に通いたい」「その環境で学びたい」というブランド力が上回っているためです。
もちろん、教育内容も重要です。
特に学部・学科の充実度が大学人気に直結しています。
たとえば、武蔵野大学はAI・データサイエンス・国際系・教育系など、多様な学びを提供する大学として近年人気が上昇しています。
「自分が何を学びたいか」だけでなく、
「将来どのような力を身につけられるか」を意識して選ぶことが大切です。
現在、全国の大学の約6割が定員割れを起こしています。
つまり、「選ばなければどこかには入れる」時代になっています。
しかし一方で、大学進学率は上昇しており、特に首都圏・都内の大学は激戦化しています。
地方大学が定員割れを起こす一方で、
東京都内やその近郊の大学は、依然として志願者が集中しています。
そのため、同じ偏差値でも都内大学の入試は狭き門となっています。
偏差値や判定結果だけではなく、
学びたい内容(教育内容・学部の特色)
通学環境(アクセス・立地)
学習環境(キャンパス・サポート体制)
将来の進路(資格・就職・大学院など)
を踏まえた「多面的な大学選び」をしていくことが求められています。
大学は「入ること」よりも「入ってから何を学ぶか」が大切です。
池田塾では、最新の大学入試動向や学校訪問で得た情報をもとに、
生徒一人ひとりの志望校選びをサポートしています。
最近、保護者の方から「私立高校に進んだらもう塾は必要ないですよね?」というご質問を多くいただきます。
確かに学校の先生方は「塾は不要です」「学校で完結します」とおっしゃることが多いです。
しかし実際のところ、多くの生徒は私立高校に進学しても塾に通っています。
では、なぜそのような状況になるのでしょうか。
多くの私立高校では、放課後に自習室を開放しています。
夜19時ごろまで利用できる学校も多く、先生方が質問対応をしてくれるケースもあります。
また、チューター制度といって、卒業生が在校生の学習サポートをする仕組みも増えています。
さらに近年は、「学内塾」という新しい形も登場しました。
これは、外部の学習塾が学校に入って、放課後に授業を行うシステムです。
宿題の管理や予習復習の支援など、学内で完結する体制が整えられつつあります。
ただし、ここがポイントです。
これらの取り組みは「有料」であることが多く、また講師がプロ講師なのか学生チューターなのかによっても質に差があります。
「学内完結」をうたっていても、実際には外部のサポートを組み合わせているケースがほとんどです。
私立高校生が大学受験を目指すとき、進路は主に3つのタイプに分かれます。
この場合、塾は基本的に不要です。
高校で出された課題や定期テストをしっかりこなし、評定平均を保っていれば問題ありません。
学校の先生が推薦書の作成や面接練習までサポートしてくださいます。
この場合は志望大学のレベルによります。
日東駒専レベルまでは学校の授業を丁寧にこなしていれば十分届くこともあります。
しかし、GMARCH以上、特に難関私大・国公立大学を目指す場合、
学校の授業だけでは「入試問題を解く力」まで到達しにくいのが現実です。
入試問題はスピード・応用力・形式が学校の定期テストとは異なります。
また、模試の活用や過去問演習のサイクルも必要です。
こうした学習管理を自分で組み立てるのは難しく、塾でのサポートが効果的になります。
この入試方式の場合、塾の支援がほぼ必須です。
小論文、面接、プレゼンテーション、グループディスカッション、事前課題など、
準備すべき内容が多岐にわたります。
一人で3~4大学を併願できる時代です。
それぞれ出願日・提出書類・試験内容が異なり、すべてを学校の先生が一人で管理するのは不可能です。
クラス40人のうち複数名が総合型選抜を受験する現状では、
「一人ひとりのスケジュールや書類内容を細かく見てあげる」ことは学校では限界があります。
塾では、書類の添削、小論文の練習、面接練習、プレゼン構成、日程管理をすべて一元的に行うことができます。
こうした外部サポートを受ける生徒が増えるのは当然の流れです。
大学入試は「高校3年生になってから」始まるのではありません。
高校1年4月の成績から、推薦や総合型選抜の基準に反映されます。
つまり入学した瞬間から、大学入試は始まっているのです。
高校3年間での実績や活動記録が何もなければ、総合型選抜では戦えません。
また、学習習慣が途切れたまま3年生を迎えると、一般選抜でも厳しくなります。
「時すでに遅し」とならないよう、早い段階で方向性を固めることが大切です。
私立高校に進学したら、塾が不要になるとは限りません。
目指すゴールから逆算して、必要な学習環境を整えることが大切です。
推薦を目指すなら「定期テスト重視」、一般選抜なら「模試・過去問中心」、
総合型選抜なら「小論文・面接・プレゼン指導」が鍵になります。
池田塾では、高校ごとの方針・大学入試制度の両面を踏まえ、
一人ひとりに最適な学習プランを提案しています。
高校入学後も、安心して進路を描けるよう全力でサポートいたします。
ここ数年で大学入試の大きなトレンドとなっているのが「年内学力入試」です。
昨年度(2024年度入試)に東洋大学が実施した「基礎学力テスト型年内入試」では、19,610人もの受験者を集め、倍率は4.68倍に達しました。
一方で同様の方式を導入した大東文化大学では859人にとどまりました。つまり、大学によって「年内入試の受けられ方」が大きく異なるのです。
昨年度の東洋大学の年内入試は「推薦型選抜」でしたが、今年度は総合型選抜(学力型)へと変更されました。
この変更により、より多くの受験生が出願できるようになります。
出題科目は2科目(英語+1科目)で、英語は「英語外部試験」または「英語学力試験」で判定されます。
英検を活用した場合、CSEスコアによって以下のように換算されます:
CSEスコア
換算点
2,304 100点
2,150 80点
1,980 80点
英検を利用すれば、実質1科目で受験できる計算です。
もちろん、英語試験を受験することもできます。その場合は、英検スコアと試験結果を比較し、高い方の得点が採用されます。
今年度からは小論文と調査書点がそれぞれ10点ずつ加わります(計20点)。
ただし、河合塾の小論文担当の先生方の見立てでは、これが大きな合否差になることは少ないとのことです。
なぜなら、0点でも合格する層、満点でも不合格になる層があり、影響するのはボーダー付近の受験生に限られるからです。
年内で東洋大学に合格すれば、日東駒専レベルの一般入試を受ける必要がなくなります。
これは精神的にも時間的にも非常に大きなメリットです。
また、「練習受験」としての活用もおすすめです。
東洋大学は4キャンパスを持ち、学部によって倍率が大きく異なります:
キャンパス
主な学部
倍率(2024年度)
白山
文・経済・経営・法・社会・国際観光 など
5.80倍
赤羽台
情報連携・健康スポーツ・福祉社会デザイン
3.37倍
川越
理工・総合情報
2.58倍
朝霞
生命・食環境
3.41倍
初めての受験であれば、倍率が低めのキャンパスで実戦練習をするのが現実的です。
実は、東洋大学だけでなく、以下の大学でも同様の「基礎学力型・年内入試」が実施されています。
東京家政・桜美林・共立女子・実践女子・関東学院・拓殖・創価・大妻女子・神奈川・立正・昭和女子・大東文化
都心部の人気大学は倍率が高くなりがちですが、都心から少し離れるだけで倍率は一気に下がる傾向があります。
また、どの大学も「英語外部試験(英検など)」を利用できるケースが多く、負担が少なく挑戦しやすい点も特徴です。
最低でも英検2級の取得を目指すこと。
可能であれば準1級も視野に入れること。
受験スケジュールと併願日程を早めに確認すること。
受験はまさに「情報戦」です。
制度は毎年変化しており、前年と同じとは限りません。
池田塾では、こうした最新の入試情報と戦略を踏まえた進路指導を行っております。
気になる方はぜひご相談ください。
池田塾では、高校生の定期テストに向けて「日々の復習」と「正しいテスト直し」を何より大切にしています。
ここでは、数学を例に池田塾の指導方針をご紹介します。
まず最初に大切なのは、学校の授業内容を日々復習することです。
高校の授業では「4STEP」や「4プロセス」といった教科書準拠の問題集が使われますが、これこそが定期テストの基礎です。
「まだ試験範囲が発表されていないのでわからない」と言う生徒が時折いますが、それは本末転倒です。
試験範囲とは、普段習っている授業の内容そのものです。
よって、範囲表を待たずに、日々の授業内容をすぐに復習していくことが大切です。
多くの準拠教材は「A問題」と「B問題」で構成されています。
池田塾では、B問題まで確実に仕上げることを徹底しています。
A問題は公式を当てはめれば正解できるため、理解があいまいでも解けてしまいます。
一方B問題は、原理や理由を理解していないと解けません。
つまり、B問題が解けるということは、A問題を本当の意味で理解したということです。
また、A問題レベルだけでは試験で40点程度しか取れません。
より高得点を狙うためにも、B問題の習得が不可欠です。
都立高校の1年生の2学期中間試験を例に挙げると、
地理総合・数学A・論理表現・化学基礎・現代の国語・歴史総合・英語コミュニケーション・言語文化・数学Ⅰ
――つまり9教科もあります。
これを試験範囲が配られてから取りかかると、初めに習った内容はすっかり忘れています。
その結果、ただ「提出物を仕上げるだけ」の勉強になり、復習などできず内容の定着は望めません。
池田塾では、この“直前集中”の悪循環を断ち切るために、
普段からコツコツと提出物を進め、理解を積み上げていく指導を行っています。
テストが終わったら、最も重要なのは「テスト直し」です。
学校で先生の解説を聞くことも大切ですが、それは受け身の復習です。
池田塾では、自分で考える見直しを徹底させます。
生徒にはまず、「なぜ間違えたのか」を自分の言葉で書かせます。
そのうえで、私がテスト用紙一式を回収し、
・どの分野が弱かったのか
・どうすれば次に点が取れるのか
を分析します。
さらに、私が生徒の書き込みを一度消し、復習してほしい箇所に印をつけてもう一度解かせます。
このとき正答率が上がれば、見直しの方法が正しかった証拠です。
もし再び間違えるようなら、勉強のやり方そのものを修正していきます。
こうした取り組みには即効性はありません。
しかし、何度も繰り返すうちに、生徒自身が「正しい勉強法」を身につけ、結果として確実に得点へと結びつきます。
池田塾のテスト対策は、ただ点数を上げるための短期的な勉強ではなく、
「自分で考え、成長し続ける学習力」を育てることを目的としています。
池田塾では、塾生の人数を絞っています。
それは、一人ひとりと密に向き合い、細やかな進路相談ができるようにするためです。
私は毎年、多くの高校・中高一貫校を実際に訪問し、先生方のお話を直接伺っています。
パンフレットやホームページには載っていない「現場の声」こそが、本当の進路指導に必要な情報だからです。
どの学校にも内申点の基準があります。
例えば「5科21」などといった数値ですね。
しかし実際には、そこには加点制度や特別優遇措置が存在する場合があります。
その内容は学校によってさまざまで、
第一志望であることを伝えると加点される場合
塾長の推薦状で加点される場合
兄弟姉妹の在籍や卒業が考慮される場合
など、塾関係者向け説明会に参加しなければ知り得ない情報が多くあります。
私はそれらの説明会に毎年参加し、得た最新情報をもとに、塾生一人ひとりに最適なアドバイスをしています。
初めての受験を迎えるご家庭では、
「どうやって学校を選べばいいのか」
「内申点が足りないと本当に受けられないのか」
といった不安がつきものです。
もちろん保護者の方もご自身の受験経験をもとにアドバイスされると思います。
しかし、今の高校入試制度は当時とは異なります。
推薦・併願優遇・加点基準・デジタル出願など、制度は毎年変化しています。
ですから、池田塾では「現場の今」を知っている立場からの進路指導を行っています。
自分の足で学校に赴き、最新の入試動向を確認し、実際の先生方と話をする。
その上で、「今、どう動くべきか」を具体的に伝えています。
進路相談は「どの高校に行くか」だけではありません。
「入学してから3年後、どんな姿でいたいか」までを見据えることが大切です。
これから受験を迎える中学生、またその保護者の皆様へ。
情報と経験に基づいた確かな進路指導を受けたい方は、ぜひ池田塾へご相談ください。
お一人おひとりに、最適な道を一緒に見つけていきましょう。
池田塾では、常に「学校の授業が最優先」であると指導しています。
もちろん、塾としては生徒が週3回、4回、5回と通ってくれれば収益になります。
生徒のために教材を用意し、丁寧に指導を行えば、生徒も保護者の方も喜んでくださいます。私自身もやりがいを感じます。
しかし、実はそのように塾への依存度が高まるほど、学校の成績が下がるという「逆転現象」が起きるのです。
理由はとてもシンプルです。
学校のテストを作るのは学校の先生だからです。
塾に依存してしまうと、学校の授業への集中力が低下します。
「塾で聞けばわかる」「学校の先生の話は難しいから塾でやればいい」となってしまい、学校での授業を軽視するようになります。
でも、テストを作るのは誰でしょうか?
そうです、学校の先生です。
その先生が授業で強調したこと、配布したプリント、扱った問題がテストに出題されます。
ですから、まずやるべきは学校の授業をしっかり聞き、予習・復習・提出物をきちんとこなすことです。
私は長年、家庭教師として多くの生徒を指導してきました。
当時は「生徒のためにできる限りのことを」と思い、毎回プリントを作り、細かく指導をしていました。
生徒は喜び、ご家庭からも感謝されました。
しかし、結果はどうだったか。
生徒は私の授業だけに頼るようになり、学校の授業を聞かなくなったのです。
当然、学校の成績は下がっていきました。
保護者の方は「もっと授業を増やしてほしい」とおっしゃいました。
確かに私にとっては嬉しいお話ですが、週3回指導したとしても、学校では数学だけで週4〜5回授業があります。
そのすべてを私が補うことはできません。
そして、学校の授業をおろそかにしたまま塾でだけ頑張っても、成績は上がらないのです。
こうした経験から、私は池田塾で「自立型指導」を行うようになりました。
生徒自身が学校の授業を理解し、課題を自分の力でこなすように導く。
塾はそれを支えるためにあります。
手取り足取り教えるのではなく、「どう考えるか」「どう取り組むか」を教えることが目的です。
塾に依存して学校を軽視する学習では、どこかで必ず限界が来ます。
「それでも個別で丁寧に教えてほしい」と思う方は、他の個別指導塾を選ばれた方が良いかもしれません。
しかし、もし私の考えに共感していただけるなら、ぜひ池田塾の門を叩いてください。
ここでは、学校を軸に、自分の力で考え、学び、成績を上げる力を育てます。
本日、大成高校の先生が池田塾にお越しくださいました。
教室には生徒がいたため、立ち話となってしまいましたが、短い時間の中でもさまざまなお話を伺うことができました。
今後の学校の取り組みや方針についてもお聞きしましたが、公にはされていない情報も含まれていたため、ここでは詳細を控えさせていただきます。
大成高校は、「文武両道」を体現する学校です。
勉強にも部活動にも真剣に取り組む姿勢は、生徒たちの充実した高校生活を支える基盤となっています。
池田塾の生徒の中にも、大成高校を訪問したことで強く惹かれた生徒が何人もいます。
広々としたキャンパス、設備の充実、先生方の熱意、そして何より学校全体の雰囲気の良さが伝わってくるからです。
ただし、志望校として考えたとき、入試の基準を見て愕然とすることもあります。
人気があるということは、それだけ競争が激しく、基準も高くなるということです。
私立高校無償化の影響で、都立から私立へ志望を移す生徒が増えており、大成高校のような魅力ある学校にはさらに多くの受験生が集まっています。
そのため、私立高校側も入学者数をコントロールするために、基準を引き上げざるを得ない状況となっているのです。
志望校選びの際には、「入りたい学校」だけでなく「入れるかどうか」の冷静な視点も必要です。
そして、「入れる可能性を高めるために今何ができるか」「他にどんな選択肢があるか」を整理することが重要です。
池田塾では、お子様本人の希望だけでなく、家庭全体の視点や進学後の環境も含めた助言を行っています。
ぜひご相談ください。
大成高校の先生、お忙しい中ありがとうございました。
またぜひお越しください。
池田塾では、小金井北高校や武蔵野北高校を志望する生徒に、自校作成校の問題に挑戦することを強く勧めています。
一見すると、この2校は共通問題校なので、「自校作成の対策なんて必要ないのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、あえてそこに取り組む理由があります。
小金井北高校や武蔵野北高校を目指す生徒の多くは、内申がオール4以上あります。
そして実際に共通問題の過去問を解かせると、8割前後は得点できます。
つまり、すでに一定の学力があり、「残りの2割の壁を越える」のが難しい段階にいるのです。
ここからさらに成績を上げようと、同じレベルの問題を繰り返しても効果は薄く、学習効率が悪くなります。
内申が確定するのはおよそ11月。入試まではそこから約3ヶ月あります。
その3ヶ月を、すでに8割解ける問題に費やすのは非常にもったいないことです。
一度、自校作成校(立川高校・国立高校など)の過去問や「都立自校作成対策もぎ」を解いてみてください。
きっと、3割か4割しか取れないでしょう。
しかし、それでいいのです。
難問に挑戦することで、考える力・解く力が鍛えられ、伸びしろが一気に広がります。
自校作成の対策は、単に入試の得点を上げるためではありません。
本当の目的は、「高校入学後に通用する力をつけること」です。
中学ではオール2の生徒とオール5の生徒が同じ教室で学んでいます。
しかし高校ではそうはいきません。全員がある程度高い学力を持っています。
その中でも、上位に食い込む生徒は「受験期に一段上の問題に挑戦してきた生徒」です。
立川高校や国立高校を目指して頑張っていたけれど、結果的に小金井北高校や武蔵野北高校に入学した生徒たちです。
入試段階では同じ得点だったとしても、彼らは入学後に圧倒的な差を見せます。
11月までは、内申点を上げるために学校の授業・提出物を最優先にしてください。
しかし、そこから先は勝負の3ヶ月です。
12月からは、ぜひ1ランク、2ランク上の学校の問題に挑んでください。
最初は歯が立たないかもしれませんが、問題の構造を理解しようとする過程そのものが“本物の学力”を育てます。
子どもはどうしても「今できる問題」「解ける問題」を好みます。
しかし、それでは成長は止まります。
池田塾では、「子どもの基準」ではなく、「受験の現実」を基準に助言します。
伸びるためには、あえて厳しい問題に挑戦し、できない自分と向き合う時間が必要です。
小金井北高校、武蔵野北高校を志望している皆さん。
共通問題で満点を取るためだけの勉強ではなく、その先の「自校作成に挑む力」をつけましょう。
それが、入試だけでなく、高校入学後の飛躍につながります。
池田塾では、自校作成の過去問や模試を揃え、生徒一人ひとりの学力に合わせて段階的に取り組ませています。
志望校合格を目指すだけでなく、「入学後も伸び続ける力」を育てていきます。
池田塾では、高校生の数学受験対策において「やるべき問題を、やるべき順に、確実に仕上げる」ことを大切にしています。特に7月に部活動を引退した生徒を想定して、無理なく成果を出せる学習プランを構築しています。
高校数学の王道といえば、やはりチャート式です。黄チャートや青チャートを使えば、網羅的に範囲を学べ、辞書的にも活用できます。
ただし、7月に部活動を引退した生徒が、受験までにチャートをすべて終えるのは現実的ではありません。量が多すぎて中途半端に終わってしまう可能性が高いのです。
そのため、池田塾では 「基礎問題精講」シリーズ を採用しています。
この教材は、内容が厳選されており、短期間で1周し、2周目で定着を図ることが可能です。
数学ⅠA:154問
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数学ⅡB(ベクトル含む):183問
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数学ⅢC:136問
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これらを 部活引退後から9月まで の間に進めていきます。
基礎問題精講の進め方には2つあります。
例題のみを解く方法
→テンポ良く進められますが、推奨される解き方が身についているか必ず確認が必要です。
例題→演習問題の順で進める方法
→時間はかかりますが、理解が深まります。ただし、できた気になって終わらせないこと。翌日にもう一度同じ問題を解き、「本当に自力で解けるか」を確かめます。
この「翌日解き直し」こそが、理解を「わかる」から「できる」に変える最大のポイントです。
9月以降は、「理系数学入試の核心」シリーズへ進みます。
理系数学 入試の核心【標準編】:150問
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理系数学 入試の核心【難関大編】:60題
https://amzn.to/4oaIRlO
文系数学 入試の核心:100題
https://amzn.to/4qcBjkm
目指す大学のレベルに応じて使い分けます。
各問題にかける時間は 最低15分。
その後、解答解説を丁寧に読み、理解を深めます。⭐︎1つは比較的易しい問題ですが、⭐︎2つ、⭐︎3つは初見では解けなくても構いません。
基礎問題精講がしっかりできていれば、解説を読めば理解できます。もし理解できないなら、それは基礎が定着していない証拠です。
「理解した」で終わらず、「日をあけて再度解く」。
解き方を思い出して再現できたとき、初めてその問題は“自分のもの”になります。
全ての問題に対し、
解けたら「◯」
解けなかったら「×」
日付を記入
この3つを徹底します。
これにより、入試前にどこを復習すべきかが一目でわかります。効率的な復習が可能です。
10月以降は、入試の核心と並行して志望校の過去問にも挑戦します。
ただし、過去問は「問題集」ではなく「実戦練習」です。
基礎ができていない状態で過去問ばかりを解いても、苦手を再生産するだけです。
たとえば、2次関数の問題ができなかった場合、同単元の基礎問題精講に戻り、解法を再確認します。
過去問は点検の道具であり、学習の主軸ではありません。
池田塾の数学対策は、
基礎問題精講で基礎固め
入試の核心で応用力強化
過去問で実戦力養成
という3段階構成です。
焦らず、確実に、そして再現性のある勉強を重ねることで、確かな得点力を育てます。
池田塾では、「YouTubeは頼るな」と常々伝えています。
なぜそこまで強く言うのか。今日はその理由をお話しします。
英単語の覚え方に悩んでいるとしましょう。
あるYouTuberはこう言います。
「単語は一対一で覚えなさい。そのためにターゲット1900が最適です。」
なるほどと思い、ターゲット1900を購入し勉強を始めます。
しかし次に、「一対一ではダメ。フレーズで覚えろ。システム英単語を使え。」という動画を見てしまう。
さらに別の動画では、「フレーズでもダメ。文の中で覚えろ。速読英単語がいい。」と言われる。
そうすると、「入門編?必修編?応用編?」と調べることに時間を費やし、肝心の勉強は進まなくなります。
つまり、勉強しているつもりが、勉強法の迷路に迷い込んでいるのです。
YouTubeには素晴らしい先生方が多く、経験豊富な人が的確な情報を発信しています。
しかし、それが**「あなたに最適」かどうかは別問題**です。
受験を終えたばかりの学生が発信している体験談にも価値はあります。
ですが、その人とあなたの学力・生活リズム・得意不得意は全く違います。
同じ方法で同じ結果を得られる保証はありません。
情報は正しくても、自分に合わなければ意味がありません。
学びには「信頼」と「一貫性」が必要です。
一人の指導者を決め、その人の方針を信じてやり抜くこと。
これが最も確実に成績を伸ばす方法です。
もちろん「自分で考える力」も大切です。
しかし、「どの教材を」「いつ」「どの順番で」使うかといった戦略は、経験豊富な指導者に任せるべきです。
彼らは何百人もの生徒を見てきており、「このタイプの生徒にはこの方法が効く」という実感を持っています。
YouTubeを10分見る時間があるなら、単語を100個覚えられます。
池田塾ではその「行動力」と「集中力」を育てています。
YouTubeの目的は、あなたの学力を上げることではありません。
彼らが追っているのは再生回数です。
「勉強法の裏技」「3日で英語が伸びる」といった派手なタイトルは、あなたの興味を引くために作られています。
本当に勉強を伸ばすには、地道な積み重ねしかありません。
流行りの情報に惑わされず、地に足のついた勉強を続けること。
それが結果につながります。
池田塾では、「YouTubeを見て勉強法を探すくらいなら、その時間を学習に使いなさい」と言っています。
そしてもし本気でYouTubeを信じたいなら、「そのやり方で最後まで突き進みなさい」とも伝えます。
どちらにせよ、複数の情報に振り回されるのが最も危険です。
池田塾では、生徒一人ひとりの学力・性格・目標を踏まえ、最適な教材と学習手順を提示しています。
一人の指導者を信じて、迷わず努力する。
それが最短で、そして確実に学力を伸ばす道です。
本日、池田塾での英検が無事終了しました。受験された皆さん、本当にお疲れさまでした。結果は 10月27日(月)15:00以降 にWeb上で確認できます。
■ 英検対策の流れ
池田塾では、塾生に対して以下のような英検対策を行っています。
過去問の指定箇所を解く
まず過去問を解いてもらい、こちらで採点します。
解説は見せずに解き直し
リーディングは辞書を使って解き直し、リスニングは聞き直して再挑戦。
あえて解説を見せないのは、英検がマークシート方式で「勘で当たってしまう」ことがあるからです。解説を読むだけでは「わかったつもり」で終わってしまうため、再び自分で考え直す過程を重視しています。
ライティングの添削指導
一人ひとりの英作文を私が添削します。文法の正しさだけでなく、理由+説明の論理性が不可欠です。
例)「ボランティアは経験になるから大切だ」では弱い。
「ボランティアは経験になり、それが将来の就職活動に役立つ」など、より具体的で説得力のある文章にする必要があります。
■ 英検の価値
英検に合格することが第一目標ですが、その過程で 「読む・聞く・書く・話す」の4技能を総合的に鍛えること ができます。
英語学習はどうしても「読む」に偏りがちですが、英検は能動的な「書く・話す」の練習機会を与えてくれる貴重な試験です。
「受けても合格しないかもしれない」「受験料がもったいない」そう思って受けないのは、非常にもったいないことです。申込みをしてしまえば、必ず対策をせざるを得なくなり、自然と英語力が伸びていきます。
■ まとめ
今回も、受験者全員が真剣に取り組んでくれました。
結果は後日となりますが、すでにこの試験を通して成長したことは間違いありません。
ぜひ、次の英検もチャレンジして、自分の英語力をさらに伸ばしてください。
池田塾では「言われなくてもやる」ことを徹底的に指導しています。これは単なる勉強習慣の話ではありません。社会に出ても一生役に立つ力だからです。
中学生の定期テストでは、多くの場合、ワーク提出が課されます。例えば2学期の中間テストで5教科分のワークが提出範囲になっていたとすれば、期末テストでも同様の提出物が出されるのはほぼ確実です。
にもかかわらず、多くの生徒は「試験範囲表が配られてから取り組む」という行動をとります。しかし、その時点ですでに遅いのです。
試験範囲表はたいてい2週間前に配布されます。5教科分のワークを、その短い期間で仕上げようとすれば、当然「ただ終わらせる」ことが目的化してしまい、内容が身につきません。しかも以前に学んだ単元はすっかり忘れてしまっていることが多いのです。結果として、勉強時間ばかりかかり、学習効果は薄い。これでは「努力したのに点数につながらない」という悪循環に陥ってしまいます。
そこで池田塾では、「提出されるとわかっているものは、前もってやる」を合言葉に、日々の授業でワークを少しずつ進めさせています。
この姿勢は勉強に限らず、将来社会に出たときにも大きな差を生みます。
会社でも同じです。上司から「来週までに仕上げておいて」と言われて、期限ぎりぎりに仕上げる人は普通です。期限を守れない人は論外です。しかし、本当に評価されるのは「言われる前に動ける人」です。
例えば、状況を見て「この資料は必要になりそうだ」と自分で判断し、上司に頼まれる前に仕上げて提出する。そうした人は「この人がいれば安心だ」と信頼を得て、より大きな仕事を任されます。逆に「言われたことしかやらない」「それすらできない」という人は、どんなに能力があってもチャンスを失っていきます。
子どもたちには、将来「このプロジェクトには絶対に必要だ」と言われる人材になってほしい。逆に「この人とは一緒にやりたくない」と思われる存在には絶対になってほしくない。だからこそ「言われなくてもやる」という力を中高生のうちから鍛える必要があるのです。
池田塾では、生徒が「ワーク終わりました」と言ってきても、そのまま信じません。必ず私がチェックをします。すると、丸付けが抜けている、ページが飛んでいる、解答を写しただけで理解していない──そういうことが必ず出てきます。ここで「終わったつもり」の勉強をそのまま放置せず、徹底的に改善するのが池田塾のスタイルです。
さらに、ただ提出物を仕上げるだけでなく、「テスト本番で点数に結びつける力」も鍛えます。例えば数学の「4の平方根を求めなさい」という一見簡単な問題も、多くの生徒は「2」とだけ答えてしまいます。本来は「±2」と書かなければ正解ではありません。こうした「落としてはいけないミス」に気づかせ、普段から正しい答案を作る訓練をしています。
お子さんの学習を支えるうえで、ぜひご家庭でも「言われなくてもやる」という習慣を意識してみてください。例えば、「提出物は試験範囲が配られる前から進めるのが当たり前だよね」という声かけをするだけでも効果があります。学校任せ、塾任せにせず、親子で同じ方向を向けるとお子さんの成長は一層早くなります。
池田塾では、即効性はないかもしれませんが、確実に「言われなくてもやる」習慣を身につけさせます。将来、信頼される大人になるために、今からその力を育てていきましょう。
このたび、英語検定協会様より感謝状をいただきました。池田塾での英検実施や指導の取り組みが評価されたものだと思います。本当にありがたいことです。
■ 感謝状をいただいた意味
池田塾では、毎回会場準会場として英検を実施しています。準会場を開設することは、単に会場を提供するだけでなく、受験生が集中できる環境を整え、トラブルなく運営する責任があります。私自身、スマホ管理や持ち物の確認、時間管理など細部にまで配慮してきました。そうした日々の取り組みが評価され、感謝状という形になったのだと考えています。
■ 支えてくれた生徒と保護者へ
もちろん、塾生や外部受験生が池田塾で受験してくれるからこそ、このような評価に繋がりました。特に塾生の保護者の方々が、「近くで安心して受けられる」と言ってくださる声が大きな励みになっています。受験の機会を提供できること、そしてその成果を生徒一人ひとりの英語力向上につなげられることが、私のやりがいです。
■ 今後に向けて
感謝状はゴールではなく、むしろスタートです。これからも「読む・聞く・書く・話す」をバランス良く鍛えられる英検の良さを活かし、受験生の学力を伸ばしていきたいと思います。特にライティング・スピーキング対策は池田塾の強みですので、さらに磨きをかけていきます。
こうして協会からの評価をいただけたことは大きな励みです。今後も一人でも多くの生徒に「池田塾で受けてよかった」と思ってもらえるよう、努めてまいります。
■ 志願者数の増減予測
増加見込み
早慶上理ICU、GMARCH、日東駒専、理系6大学(芝浦工業・東京電機・東京都市・東京理科・工学院・千葉工業など)は、年内入試・年明け入試ともに志願者が増える予想。
減少見込み
成成明学獨國武、大東亜帝国、津田塾・東京女子・日本女子・昭和女子・東京家政の5女子大は、志願者減少が予想されています。
特にGMARCHの中で、学習院大学は年明け入試の志願者が減少傾向に。2026年から学習院女子大が統合され「国際文化交流学部」が新設されますが、その効果は限定的で、GMARCHブランドとしての地位が揺らぐ可能性が指摘されました。
■ 志願者増加の背景
人気が上がったわけではなく、受験機会の増加や受験料減額など、受験生が挑戦しやすくなった仕組みが背景にあります。
実例として、東洋大学の基礎学力テスト型年内入試が挙げられました。2024年は推薦型で実施されましたが、2025年からは総合型選抜に移行。志願者が大幅に増加することは確実とのことです。
■ 2025年度志願者数ランキング(予測)
1位 千葉工業大学
2位 近畿大学
3位 明治大学
4位 東洋大学
5位 法政大学
6位 立命館大学
7位 早稲田大学
8位 日本大学
9位 関西大学
10位 中央大学
■ 補助金カット基準の変更
大学の充足率(定員超過率)の上限が変更されました。
大規模大学(8000人以上):110%
中規模大学(4000〜8000人):120%
小規模大学(〜4000人):130%
この基準を超えると補助金が削減されるため、今後の大学経営や募集人数の調整に大きな影響を与える可能性があります。
今回のセミナーで強調されていたのは「大学の人気=志願者数増減」ではなく、「制度設計によって受験生の動きが大きく変わる」ということです。受験は情報戦です。池田塾では、こうした最新情報をいち早く保護者・生徒に届け、進路選択のサポートに役立ててまいります。
2026年度(令和8年度)都立高校入試について
詳細が出ています。
・全日制課程は「分割募集」を廃止し、第一次募集で選抜
・定時制課程(昼夜間定時制)は、引き続き分割募集を実施
・通信制課程は「前期選抜」と「後期選抜」の2回に分けて実施
(前期は2月、後期は4月上旬)
入試日程(2026年度)
・推薦入試:1/9〜16 願書受付、1/26・27 検査、2/2 合格発表
・第一次募集(学力検査):1/30〜2/5 願書受付、2/21 検査、3/2 合格発表
・第二次募集(追検査等):3/5 願書受付、3/10 検査、3/13 合格発表
新たな選抜方法
・調査書と学力検査の比率を「7:3」と「10:0」で算出
・どちらか高い得点を本人の成績として採用
・2026年度は深沢高校で導入予定
10:0は面白い試みですね。来年度にどう響くでしょうか。
よく聞かれる質問があります。
「学校で朝から夕方まで勉強しているのに、さらに塾に行く必要はあるのでしょうか?」
私の答えは――必要はない、です。
■ 学校と自己学習で十分な人もいる
学校では授業があり、宿題も提示されます。
さらに、今はYouTubeや参考書、問題集など学習教材はどこでも手に入ります。
自分で進められる人にとっては、わざわざ高いお金を払って塾に行く必要はありません。
■ 池田塾の役割とは
では池田塾は何をしているのか。
私は30年にわたり生徒を指導してきた経験から、「こういう生徒にはこの時期にこれをすべき」という感覚を持っています。
そのため、生徒が「今、高校に行きたいけど何をすればいいですか?」と質問すれば、すぐに的確な答えを提示できます。
むしろ、生徒から質問を受ける前に、こちらから必要な学習を提案することができます。
「それだと生徒が自分で考えなくなるのでは?」という声もあります。
しかし、受験や勉強には期限があります。
限られた時間を効率的に使うためには、戦略は専門家に任せ、学習内容そのものに集中することが有効です。
■ 模試と添削を通じた実践的サポート
池田塾には各種模試の過去問が揃っています。
生徒の年間予定と模試日程を照らし合わせ、必要な問題を印刷して提供します。
解いた答案はすべて添削し、フィードバックします。
これらの流れを一人で管理するのは大変です。
塾を活用することで、効率よく確実に学習を進めることができます。
■ 塾が必要な人・不要な人
不要な人:自分で計画を立て、勉強を進められる人
必要な人:何をしたらいいかわからない、提案をどんどんしてほしい人
池田塾は、後者の「方向性を示してほしい」人にとって大きな力になれる場所です。
塾は「必ず行くべき場所」ではありません。
しかし、自分に合った方法で勉強を進めるために、塾を活用するメリットは大きいのです。
自分では何をしたらいいかわからない、勉強の道筋を示してほしい――
そんな方は、ぜひ池田塾の門を叩いてください。
最近、ほとんど毎日のように学校訪問をしています。
その目的は、言うまでもなく進路指導のためです。
「池田先生、どの学校がいいですか?」
――生徒や保護者からこう聞かれることは多くあります。
しかし、もし私自身がその学校に足を運んだことがなければ、パンフレットや数値データをもとにした、表面的なアドバイスしかできません。
■ 偏差値だけでは見えない学校の魅力
学校にはそれぞれ特色があります。
大学進学実績に強みを持つ学校
探究活動やプロジェクト型学習に力を入れている学校
校風がのびのびしている学校
部活動や行事が活発な学校
学習指導要領に基づいて授業内容は大きく変わらないはずですが、実際に訪れてみると「この学校なら伸び伸びできそうだ」「この学校は進学指導が細かい」など、数字だけではわからない違いが見えてきます。
■ 池田塾の進路指導
池田塾に通ってくれる生徒には、できるだけその子に合った学校を選んでほしいと願っています。
さらに言えば、入学時だけでなく、3年後、6年後も幸せに過ごせる学校選びをしてほしいのです。
そのために、学校が開催してくださる「塾対象説明会」に積極的に参加し、現場で得た情報を生徒や保護者に伝えています。
これは私にとって大切な仕事であり、池田塾に来ていただければ、自分の足で稼いだ一次情報をもとにした進路指導を受けることができます。
学校選びは人生に大きな影響を与えるものです。
池田塾では、数字やパンフレットではなく、実際に学校を訪れた上での実感を交え、一人ひとりに最適な進路提案を続けてまいります。
池田塾では現在、総合型選抜(旧AO入試)対策を進めています。
ひとくちに総合型選抜といっても、内容は大学によって実に多岐にわたります。
書類審査のみ
小論文
プレゼンテーション
グループディスカッション
さらに、以前は専願が多かった総合型選抜も、近年では複数の大学を併願できるようになっています。
そのため、A大学の出願準備をしながら、B大学の出願を進め、同時にC大学の小論文対策を行う――
そんな並行作業が必要になります。
■ 書類準備の大変さ
高校生にとっては、書類作成そのものが初めての経験です。
入試要項に従って、ネット提出と郵送提出を正しく区別できているか
郵送の場合、「消印有効」と「必着」の違いを理解しているか
記入はボールペンで行っているか
こうした基本的な点でも、指導が必要になります。
■ 小論文・面接・GDの指導
小論文については「学校で一度練習した程度」という生徒が多く、体系的に学んだことがないのが実情です。
感想文との違い
論理的な構成方法
読解力をベースにした知識の活用
これらを一から学ぶ必要があります。
また、プレゼンテーションやグループディスカッションにおいても、形式を学ぶだけでは不十分です。
大切なのは、発表や議論の材料となる知識を身につけること。
新聞記事や専門分野の情報を日頃から吸収しておくことが力になります。
■ 池田塾の取り組み
池田塾では、総合型選抜を受ける生徒に週3回以上の通塾をお願いしています。
小論文はすべて私が添削
新聞記事を渡し、その場で知識を吸収させる
書類進捗を逐一確認し、抜け漏れを防ぐ
少人数制だからこそ、一人ひとりのスケジュールや課題を把握し、きめ細かく対応できています。
学校では1クラス30~40人を抱えていますから、ここまでの個別対応はどうしても難しいでしょう。
しかし今の総合型選抜は、複数大学を併願しながら、並行して準備を進める時代です。
だからこそ、塾での個別支援が大きな意味を持ちます。
総合型選抜は、受験生にとって 「情報管理力」と「知識力」 が問われる入試です。
池田塾では、一人ひとりの受験スケジュールを把握し、小論文・プレゼン・GD・書類準備のすべてをサポートしています。
安心して準備を進められる環境を整えて、合格を確実に引き寄せていきます。
かつては「授業参観」と呼ばれていたものが、最近では「学校公開」という言葉に変わってきました。
呼び方は変わっても、「子どもの学びを親が直接見ることができる機会」であることに変わりはありません。
では、学校公開に行くべきでしょうか?
「混んでいるし行かなくてもいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。
答えは明確です。学校公開には必ず行くべきです。
■ 成績は授業態度から生まれる
お子さんの成績を上げたいか下げたいかと問われれば、誰もが「上げたい」と答えるでしょう。
では、どうすれば成績が上がるのか?
ここで思い出していただきたいのは、職場での人間関係です。
「言うことを聞かない部下」と「素直に指示を守る部下」、同じ成果を出していても、上司から見れば後者の方がかわいく思えるはずです。
これは学校でも同じです。
先生の立場からすれば、授業を聞き、ノートを取り、指示に従って行動してくれる生徒は評価しやすいのです。
逆に、勝手な行動をしたり、授業に集中しなかったりすれば、先生の印象はどうしても悪くなります。
テストの点数だけではなく、授業態度そのものが成績に直結しているのです。
■ 学校公開でしか見えないこと
学校公開では、次のような点を確認できます。
先生の板書や授業の進め方
お子さんのノートの取り方
授業中の集中度や発言の様子
友達との関わり方
家では学校のことをほとんど話さない子どもでも、学校公開をきっかけに
「今日は〇〇ちゃんと仲良くしていたね」
「ノートがきれいにまとまっていたね」
といった具体的な話ができます。
これによって家庭での会話が広がり、親が学校の様子を把握していることで、子どもは安心して学校の話をするようになります。
結果的に、親からの助言も届きやすくなるのです。
■ 親の一言が子どもを変える
学校公開で最も大切なのは、その後に親がどんな声掛けをするかです。
例えば――
「〇〇先生の授業、とても楽しかったね。お父さんお母さんも受けてみたいくらいだったよ。先生の言う通りにすれば、きっと成績は上がるよ」
こうした言葉をかけられた子どもは、次回から前向きに授業を受けようとします。
一方で、
「つまらない授業だったね。聞く意味なんてないよね」
と伝えてしまったらどうでしょうか?
子どもは「授業を聞く価値がない」と思い込み、本当に授業を聞かなくなってしまいます。
実際に、私が指導してきた生徒の中には、保護者が「授業がつまらなかった」と口にしたことで授業態度が悪化し、英語で「1」を取ってしまったケースがありました。
1という成績はただの低得点ではなく、提出物や態度まで含めた総合評価です。
保護者の不用意な一言が子どもの学習意欲を完全に奪ってしまったのです。
■ 学校公開は「親の姿勢」を示す場
学校公開は、単に授業をのぞく場ではありません。
それは、「親が子どもの学習に関心を持っている」という姿勢を伝える場でもあるのです。
もし学校公開に行かなければ、親はテストやノートだけを見て発言することになります。
一方で、実際に授業で頑張っている姿を目にすれば、かける言葉も自然と変わってきます。
「今日はよく手を挙げていたね」
「ノートがすごくわかりやすかったよ」
そうした言葉が、子どものモチベーションを引き上げるのです。
■ まとめ
学校公開は、子どもが学校でどう過ごしているかを知るための絶好の機会です。
そして、保護者の言葉ひとつで、子どものやる気は大きく変わります。
「学校公開に行かない」ということは、子どもの学習に興味がないと示すのと同じです。
せっかく学校が用意してくれた貴重な機会をぜひ活かし、子どもが前向きに学習できるきっかけにしていきましょう。
【親の仕事は子を海外へ連れて行くこと】
多くの親御さんは、子どもに「英語を勉強してほしい」と願っています。
もちろん学校の教科としての英語でもありますが、将来の可能性を広げるためにも英語を学んでほしい――そう思うのが親心でしょう。
一方で、子ども自身は「日本から出ないのに英語は不要」「AIが翻訳してくれるから学ぶ必要がない」と考えることもあります。
確かにそうした意見もありますが、本当にそのままで良いのでしょうか?
■ 本物を見せることの大切さ
私は常々、子どもには「本物を見る必要がある」とお伝えしています。
その最善の方法が、海外に行くことです。
修学旅行を例に考えてみましょう。
数万円の費用と数日の時間をかけて現地を訪れることには意味があるのか?
――もちろん意味があります。
実際に現地で話を聞き、食事をし、雰囲気を肌で感じるからこそ学びが定着するのです。
海外旅行も同じです。
日本では英語を使わずに生活することが可能です。困っている外国人がいても、誰かが助けてくれるでしょう。
しかし海外では、英語を使わなければ生活できない場面に必ず直面します。
■ 親が示す姿
ここで重要なのは、親が子どもの前で英語を使う姿を見せることです。
ホテルやレストランで英語を使う。
あるいは「お店の人にこうやって聞いてごらん」と子どもに促す。
こうした体験の積み重ねが、子どもに「英語を使えば数億人とつながれる」という実感を与えます。
それは、教科書やアプリでは得られない大きな気づきです。
■ 親へのメッセージ
繰り返しますが、「英語を学ぶ必要はない」と考える親御さんには、この考え方は響かないかもしれません。
ですが、「子どもには英語を学んでほしい」と願うのであれば、ぜひ海外に連れて行き、本物を見せてあげてください。
池田塾では、子どもたちだけでなく、保護者の皆さまへのアドバイスも大切にしています。
親ができることを知り、実行することで、子どもの成長は大きく変わります。
【模試の復習が大切です】
中学生なら Vもぎ や ダブルもぎ、高校生なら 進研模試 や 河合塾模試。
皆さんが受けるこれらの模試は、何のためにあるのでしょうか?
もちろん「今の学力を測るため」です。
しかし、それ以上に大切なのは 模試の活用の仕方 です。
■ 模試の傾向と準備
模試はありがたいことに、基本的に出題傾向が安定しています。
Vもぎ → 都立入試とほぼ同じ形式
進研模試 → 昨年度からの大きな変更は基本なし
したがって、過去問を使って時間配分の練習をすることが重要です。
例)Vもぎ数学
大問ごとに難易度は上がるが、配点は同じ
問1の1番も、問5の3番も5点
→ 正答率の高い問題を確実に取る戦略が大切
進研模試では「時間内にすべて解ききれない」ことが多いため、解く順番や時間の使い方を事前に決めることが求められます。
■ 復習の重要性
模試を受け終わると、その日のうちに解答解説を受け取れることが多いです。
この時に大切なのは――
記憶が新しいうちに丸つけ・直しをすることです。
「なぜ(あ)を選んだのか?」
「どうしてその答えを書いたのか?」
これらを思い出しながら解説を読むことで、理解が深まります。
日を置いてしまうと、その感覚はどんどん薄れてしまいます。
さらに、本番で時間切れになって解けなかった問題も必ず解き直しましょう。
「やらなかった問題=弱点」のまま放置してはいけません。
■ 池田塾の取り組み
とはいえ、生徒自身がここまで徹底して復習できることは少ないです。
実際に「答えを残してこない」生徒も珍しくありません。
池田塾では、模試の後に必ず問題一式を持参させ、私が一人ひとりに復習方法を指導しています。
持ってこなければ取りに帰らせることもあります。
また、模試の前には「解く順番」や「時間配分」について個別にアドバイスし、生徒の特性に合った戦略を一緒に考えています。
模試は「受ける」だけでは意味がありません。
事前準備(時間配分・戦略)
直後の復習(解き直し・見直し)
この2つを徹底してこそ、模試は学力を伸ばす最強の教材となります。
模試の活かし方に悩んでいる方、ぜひ池田塾で一緒に勉強しましょう。
池田塾は、 2019年にスタートしました。
きっかけは、あるママ友からの一言――
「塾、やらないの?」
この言葉でした。
それまで私は家庭教師のトライでキャリアを積み、最高クラスのトッププロ家庭教師として活動していました。
「もう家庭教師としてはやり尽くした」と感じていた頃でもあり、その声をきっかけにすぐに行動を起こし、池田塾を開くことにしました。
■ 最初の9人
池田塾に最初に通ってくれたのは、息子の保育園時代の友達8人。
そして息子を加えた9人でのスタートでした。
この9人こそが、池田塾の原点です。
この子どもたちがいてくれたからこそ、今の池田塾があります。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
■ これまでの歩み
2025年9月現在、これまでに累計84人の生徒が池田塾に通ってくれました。
池田塾を通じて、たくさんの素晴らしい出会いに恵まれました。
「塾を始めて本当に良かった」と心から思います。
■ これからも
池田塾に通ってくれている生徒たち、そして通ってくれたすべての生徒たちへ――
改めて、ありがとうございます。
これからも、皆さまの人生に少しでも役立つ存在であり続けられるよう、精一杯努めてまいります。
中学3年生はいよいよ受験に向けて、模擬試験を受ける時期に入ります。
代表的なのはVもぎで、次の3種類があります。
都立Vもぎ
私立Vもぎ
都立自校作成対策もぎ
■ 都立Vもぎ
受験生の2/3が都立志望であり、出題範囲も多くの学校が共通のため、多くの生徒が受験します。
■ 私立Vもぎ
私立志望の生徒向けですが、実際には推薦や併願優遇が整っていれば、不合格になることはまれです。
したがって、私立Vもぎは必須ではありません。
ただし、特進クラスや特待生を狙う場合には良い目標となります。
■ 都立自校作成対策もぎ
「自校作成校」を志望する人だけが対象ではありません。
例えば、池田塾近隣の小金井北高校や武蔵野北高校を志望する生徒も、積極的に挑戦すべきです。
夏のVもぎで8割近い得点率を取れる生徒は、今の時点で合格圏内に見えます。
しかし、そこで油断してしまうと勉強量が減り、周囲が伸びる中で相対的に学力が下がるリスクがあります。
また、8割取れたということは「伸びしろが少ない」状態とも言えます。
一方、自校作成対策もぎに挑戦すれば、得点は3〜4割程度に落ち込むはずです。
これはショックではなく、むしろ大きな伸びしろを見つけられる絶好のチャンスです。
難度の高い問題に挑むことで、学力の底上げにつながります。
■ 志望校の考え方
小金井北高校や武蔵野北高校を目指す生徒は、立川高校や国立高校を目標に据えて学習することをおすすめします。
出願は1月下旬。9月の段階で志望校を決め切る必要はありません。
大切なのは、より高いレベルを意識して学習を積み重ねることです。
■ 池田塾の取り組み
池田塾には、都立自校作成対策もぎの過去問が揃っています。
これを活用し、生徒の適性を見極めながら、将来を見据えた提案をしていきます。
👉 模試は「受けて終わり」ではありません。
新しい課題を知り、それを克服するために次の勉強につなげるツールです。
ぜひ積極的に活用してください。
この夏も池田塾の夏期講習が終了しました。
参加された方も、参加されなかった方も、それぞれたくさん勉強に取り組んだことと思います。
池田塾では――
小学生:夏期テキストを使って学年の復習
中学生:1・2年生範囲および1学期内容の復習
高校生:一般選抜・総合型選抜に向けた準備
このように、それぞれの学年に応じた学習を行いました。
■ 夏の成果はすぐには出ません
お父様・お母様からすれば、8月末や9月初めの模試に「この夏の成果が出るはず」と期待されるかもしれません。
しかし断言します――結果はすぐには出ません。
むしろ、現状維持、あるいは一時的に下がることも十分あり得ます。
「えっ、勉強したのにどうして?」
理由はシンプルです。周りの受験生も同じように勉強しているからです。
自分だけが伸びることはありません。
■ 本当の成果は秋から冬に
では意味がないのか?
決してそうではありません。
夏に積み上げた努力は、秋から冬にかけて必ず成果として表れます。
学力は「時間差」で定着するもの。だからこそ夏の努力は大きな財産になるのです。
■ 保護者の皆さまへお願い
模試の結果が返ってきたとき、保護者の方があれこれ口を出してしまうと、お子様のやる気を大きく削いでしまうことがあります。
どうか結果に一喜一憂せず、
「必ず成果は出るから大丈夫」
と前向きな声かけをお願いいたします。
さあ、池田塾は9月以降に向けてさらに準備を進めてまいります。
夏の努力を力に変えて、これからの学習に一緒に取り組んでいきましょう。
池田塾では、大学受験に向けた学習の中でも記述模試の対策を大切にしています。
「自分はマーク式の大学しか受けないから、記述式をやる必要はない」
――そう思っていませんか?
しかし、よく考えてみてください。
■ マーク式と記述式の違い
マーク式は、与えられた選択肢の中から答えを選ぶだけです。
多少考えが不十分でも、運が良ければ勘で正解してしまうことすらあります。
それに対して記述式はどうでしょうか?
和訳、内容説明、英作文――
これらは自分の頭で理解し、整理し、正しくアウトプットできなければ点数になりません。
勘で当たることは決してないのです。
■ 早慶志望者にとっても記述対策は必要
「でも早稲田や慶應はマーク式中心だから大丈夫」
――本当にそうでしょうか?
確かに問題形式はマーク中心です。
しかし、そこに集まる受験生の多くは国公立大も併願する層です。
つまり、普段から記述式で鍛えられている層と同じ土俵で戦うことになります。
彼らは論理的に考え、正しく書き出す力を訓練しています。
一方でマーク式だけで勉強してきた受験生は、考える力・表現する力の差でどうしても不利になります。
■ 池田塾の取り組み
だからこそ池田塾では、記述模試を活用したトレーニングを徹底しています。
制限時間を測って解答する
私が添削してフィードバックする
生徒自身が直しを行い、再度確認する
このサイクルを繰り返すことで、**「考えて書ける力」**が身についていきます。
記述模試は、単なる模試対策ではありません。
大学受験全体を戦い抜くための“土台”をつくる最強のツールです。
池田塾は、即効性のあるテクニックよりも、将来につながる確かな学力を育てることを大切にしています。
高校受験の時期になると、多くの学校で個別相談会が開かれます。
しかし、「何を聞いたらよいのか分からない」という声をよく耳にします。
ここでは、具体的に確認しておくと良い質問をまとめました。
☆ 高校生活について
【複数コース制の学校の場合】
コースごとの違いは何がありますか?
上位コースに入ると、部活動に入りにくいですか?
上位コースでも指定校推薦は利用できますか?
コース間での変更(上位⇔下位)は可能ですか?
コース内でクラス替えはありますか?
コース別の進学実績は公開されていますか?
【大学附属高校の場合】
附属大学に進学しない生徒の割合はどのくらいですか?
外部受験を希望する場合、どのような指導がありますか?
附属大学へ進学するための評定基準は?
附属大学の希望学部に進むにはどうすればよいですか?
【その他】
赤点を取る生徒はいますか?その場合どうなりますか?
部活動の加入率はどれくらいですか?
部活動の活動日数は?
文化祭はどの程度、生徒主体で実施されていますか?
授業料無償化で、都立高校と比べて学費の差はどのくらいですか?
☆ 合格基準について
今年の併願優遇基準は?
併願優遇で加点される要素はありますか?
一般入試で合格する生徒の割合は?
Vもぎでの目標偏差値は?
他の私立高校との併願は可能ですか?
入学手続き金の延納制度はありますか?
個別相談会は、パンフレットやホームページでは分からないことを直接聞ける貴重な場です。
将来の学校生活をイメージしやすくするためにも、具体的な質問を用意して臨むことが大切です。
【辞書を引け】
池田塾では、とにかく辞書を引くことを徹底しています。
「今どきそんなの古い」「スマホで調べた方が早い」――そう思う方は、正直、別の塾をお選びください。
池田塾では、遠回りに見えても、英和辞典・国語辞典・漢字辞典など紙の辞書を引く指導を行っています。
そもそも、スマホの持ち込みは認めていません。
■ 辞書を引くメリット
人間には「周辺視野」という能力があります。
これは、調べたい語を探す過程で、その周囲にある語や情報も自然と目に入る力のことです。
たとえば allow という語を引くと、その近くに allowance という語が目に入ることがあります。
時には挿絵や図解にも目が留まり、そこから新しい知識や語彙が広がります。
こうした偶然の出会いが、語彙力や知識を大きく伸ばすのです。
■ スマホ検索の落とし穴
スマホで調べる場合は、ピンポイントで目的の語が表示されます。
調べ終わったら画面を閉じ、それで終わり。
確かに早いですが、周辺の情報を目にする機会はゼロです。
便利さの裏側で、持っている学習能力を使わずに済ませてしまっています。
お子様は、日常的に辞書を引いているでしょうか?
語彙力は、積み重ねと偶然の出会いでこそ伸びます。
ぜひ池田塾で、辞書を引く習慣を身につけ、語彙力を飛躍的に伸ばしていきましょう。
早めの進路準備をおすすめします
少し先の話になりますが、3月20日(祝・金)に拓殖大学第一高等学校で中学1・2年生向けの説明会が予定されています。
こうした機会は、ぜひ中学1・2年生のうちに積極的に参加していただきたいと思っています。
というのも、中学3年生になると、進路イベントが試験直後に重なったり、Vもぎや英検と日程が被るなど、スケジュール的に非常にタイトになります。
その結果、志望校選びが後手後手に回ってしまうリスクがあるのです。
特に都立高校・私立高校の併願や、推薦・優遇の基準確認などは、早い段階で情報収集しておくことが大きな武器になります。
ぜひ今のうちから、「高校ってどんなところだろう?」「どんな学校があるんだろう?」と興味を持って、説明会に足を運んでみてください。
池田塾でも、進路のご相談や説明会情報の共有を随時行っています。
お気軽に声をかけてくださいね。
池田塾には、各種大学受験模試の過去問が豊富に揃っています。
大学受験生は、河合塾をはじめとする模試を年間を通して何度も受験することになります。
「模試は“対策せず”に、今の実力を測るべき」――
確かにその考え方も正しいと思います。
ですが、本番の大学入試を思い出してください。
多くの受験生は、過去問を繰り返し演習し、傾向を把握し、時間配分を意識して準備を重ねます。
模試もまったく同じです。
模試に向けて準備をし、模試を受けた後はしっかりと復習・反省をする。
これが、学力を伸ばす最も効果的な方法です。
模試の問題は、実戦的で思考力を試す構成になっています。
市販の問題集は単元別に整理されているため、ある程度出題範囲が想定できますが、
模試ではどの分野が出るか、どんな切り口か、全く予測できません。
たとえば「三角関数の面積」と書かれていれば、使う公式は想像できます。
しかし、模試ではそんなヒントは与えられません。
本質を理解していなければ対応できない問題ばかりです。
だからこそ、模試は「自分で解法を考える訓練」として最高の素材なのです。
特に、記述模試の英語は、記述量が非常に多く、
その記述は「誰かに見てもらわなければ伸びません」。
池田塾では、塾生が書いたすべての答案を私が責任を持って添削します。
その過程で、どこが弱点なのか、どう書けば得点になるのかを一緒に確認し、
次の答案に生かすサイクルをつくっています。
模試の活用は、「模試のため」だけではありません。
大学受験全体の準備として非常に有効な手段なのです。
大学受験に向けて、本気で準備を始めたい方へ。
池田塾には、実戦的な演習環境と、細やかな添削指導があります。
模試を“受けるだけ”で終わらせたくない方、ぜひ一度、池田塾の門を叩いてみてください。
池田塾では、ワークシートを使用しながら、1人ひとりに合わせた英作文対策を行っています。
まず取り組むのはアイデア出しです。
マインドマップを活用して、賛成・反対の意見や、自分の体験に基づく具体例を整理していきます。
例えば、このようなお題が出たとします。
Do you think students should use electric dictionaries at school?
(学校で電子辞書を使うべきだと思いますか?)
まずは意見を自由に出します。
賛成意見
・単語を素早く調べられる
・紙辞書よりも便利で効率的
反対意見
・とても高価である
・使い方によっては学習効果が下がる
意見を整理した上で、賛成か反対かの立場を決めることが次のステップです。
英作文は、与えられた日本文を英語に置き換えるだけでは不十分です。
論理的な流れを作り、理由や具体例を交えて書くことで、初めて高得点につながります。
池田塾では、一人ひとりが自分の言葉で論理的に書けるよう、丁寧な指導を行っています。
次回の英検でも、しっかり成果を出していきましょう。
私はこれまで長く、個別指導として多くの生徒を指導してきました。
1対1の指導では、まさに「かゆいところに手が届く」ような対応ができます。
プリントを作る、テストを分析する、受験校を調べる──生徒一人ひとりに合わせて全力でサポートすることで、
ご本人にも保護者にもとても喜んでいただけます。
しかし、そこには大きな落とし穴があります。
ある書籍にこんな問いがありました。
(引用:『学園ドラマは日本の教育をどう変えたのか』P168)
川の前で、あなたは飢えた男の人に出会いました。
何日も飲まず食わずだというその人は、川に泳ぐ魚を見つめています。
でも釣り方を知らないので、魚を捕まえることができません。
あなたは魚の釣り方を知っています。
さて、あなたはどちらの行動を選びますか?
A:すぐに魚を釣ってあげる
B:少し時間はかかるが、釣り方を教えてあげる
個別指導は、まさに「A」の選択です。
成果を出すために、全力で手をかけます。
しかしそれは同時に、その子が“自分でやらなくてもいい環境”をつくってしまうことでもあります。
当然、ご家庭は「週1回では足りない」となり、
回数を増やせば増やすほど、子どもの自立は遠のいていくという現象が起こります。
もちろん、もっと上手なやり方があったかもしれません。
けれど、「何のために家庭教師を頼んでいるのか」「いくらの費用をかけているのか」を考えれば、
「自分で調べなさい」「自分で考えなさい」とはなかなか言えないのが現実です。
池田塾では、まさに「B」の道を選びます。
時間はかかります。すぐに結果が出るわけではありません。
それでも、子どもが自分の力で考え、判断し、行動できるように育てることこそが、本当の教育だと信じています。
だからこそ、池田塾では安易に個別指導に頼りません。
私自身が長年の経験を経て辿り着いた、「育てる指導」を実践しています。
即効性はありません。
しかし、数年後、「自分で考え、行動できる人間に育った」と実感していただけるはずです。
どうか、池田塾の門を叩いてください。
本日、夏期講習の初日を迎えました。
初日は例年通り、問題集と計画表の配布を行い、講習全体の進め方とルールを丁寧に説明しました。
池田塾では、「ただやる」ではなく、“どうやるか”を徹底することが結果につながると考えています。
そこで、夏期講習では以下のような学習ルールを全員に共有しています。
【夏期講習のルール】
✅ 丸付け・直しは 1ページごと または 見開きごと に行うこと
✅ 式や途中経過は 必ずノートに残すこと
✅ 丸付け・直しの前に 自分で見直しをしてみること
✅ 直すときには、なぜ間違えたのかを考えてから直すこと
【やってはいけないこと】
❌ 丸付けや直しをせずに先に進むこと
❌ 答えだけを直すこと
❌ 答えを丸写しにすること
これらはすべて、「自力で解ける力」を育てるためのステップです。
形式的に問題を進めるのではなく、理解して、定着させて、次に活かすための学習法です。
この方法は、毎年確かな成果を出してきた実績あるやり方です。
今年も、子どもたちが着実に成長してくれると信じて、講習を進めていきます。
夏の努力は、秋・冬にしっかり実を結びます。
集中して取り組んでいきましょう!
7月13日(日)に行われた英検2次試験の結果が発表されました。
池田塾でも受験者がおり、テキストを使った対策指導の成果が発揮されたと感じています。
英検2次試験(面接)は、英語の実力を測る試験であると同時に、ある種“形式”を重視する試験でもあります。
もちろん英語力を高めることが第一ですが、
出題傾向が明確である以上、対策を立てて臨むことも重要です。
池田塾では、試験形式に即した演習を通じて、
受験者が自信を持って本番に臨めるようサポートしています。
今回も、そうした積み重ねが形になったと思える結果となりました。
さて、次回の英検は10月4日(土)です。
英検は、読む・聞く・書く・話すの4技能を総合的に学べる貴重な機会です。
よく「準備ができてから受けます」と言う声を聞きますが、
準備が整ってから…では遅いのです。
「申し込んでしまう」ことが最大の学習開始スイッチになります。
申し込めば、対策せざるを得なくなり、その結果として英語力が伸びていきます。
池田塾では、今後も英検に向けた具体的な指導を通じて、
生徒たちの英語力を着実に育ててまいります。
最近は、さまざまな学校見学に足を運ぶ日々が続いています。
先日は中央大学附属高等学校を訪問してきました。
この学校の入試制度について、いくつか興味深い点がありました。
まず、推薦入試には明確な内申基準は設けられていないものの、実際には内申点が点数化されて評価対象になるとのことでした。
つまり、「基準はない=気にしなくていい」ではなく、提出される成績はしっかり評価に反映されるということです。
また、一般入試では併願優遇制度がないという点も特徴的です。
内申点が足りない場合は不利になる可能性がある一方で、試験当日の結果次第で逆転が可能という側面もあります。
こうした細かい入試情報は、学校のパンフレットだけではなかなか読み取れない部分です。
実際に学校を訪れて先生方から直接話を聞くことで、初めて見えてくる情報も少なくありません。
池田塾では、こうした「現場で得た一次情報」をできるだけ早く正確に、保護者や生徒の皆さんにお伝えすることを大切にしています。
受験は情報戦です。
どれだけ早く、どれだけ正確に、どれだけ自分に合った情報を得られるかで、進路の選択肢は大きく変わってきます。
その情報を整理し、わかりやすく届けることが、塾の役目であり、私の責任だと考えています。
今後もさまざまな学校を訪問し、池田塾生にとって価値ある情報を発信してまいります。
【過去問の取り扱いについて】
保護者の皆様
いつもご協力いただきありがとうございます。
まもなく「声の教育社」より、都立高校入試の過去問が発売されます。
▶︎ 過去問の参考リンクはこちら
過去問はご家庭で購入していただいても構いませんが、 塾での管理のもと進めてまいりますので、生徒本人が勝手に解くことのないようお願いいたします。
本番と同様に「時間を計って」解く必要があるため
記述答案も含め、私(塾長)がすべて確認・指導するため
「第1問だけやってみる」「時間を測らずに解く」「復習をしない」といった行為では、正確な学力把握ができず、意味がありません
そもそもまだ習っていない単元が多く、今の段階では 半分以上が解けません
11月の期末テスト終了後に、一気に解き進めます
「遅いのでは?」とご心配の声もありますが、以下の方法で十分対応しています:
➡︎ Vもぎ(進学研究会)を活用し、すでに学習済みの範囲を、都立そっくりの形式で演習
➡︎ これにより、実質的に過去問演習と同等の効果があります
過去問の重要性・扱い方は、私立高校志望の方にも共通します。
入試演習は計画的に行う必要がありますので、ご協力をお願いいたします。
ご不明点がありましたら、いつでもお知らせください。
引き続き、よろしくお願いいたします。
検定に向き合うということ──数学検定を通して
7月27日に実施される数学検定(日本数学検定協会)の申込みが終了しました。池田塾では毎回この検定に向けて対策を行っており、今回もすでに準備が進んでいます。
池田塾の検定対策の特徴は、最初からいきなり過去問に取り組むことです。数学検定は公式ホームページに過去問が公開されているため、それをすぐに活用できます。また、過去に何度も塾内で検定を実施しているため、実物の問題が豊富に残っており、それを惜しみなく生徒に解かせています。
ここで大切なのは、まず「やってみる」こと。問題を解いた後、私がすべて採点を行います。その結果を見れば、目指す級と実力との差がはっきりとわかり、的確な対策を立てることができます。場合によっては、特別な対策が必要ないこともあります。
多くの人が「まだ準備ができていないから」「準備が整ったら受ける」と言って、検定の受験を先延ばしにしがちです。しかし、その「準備ができた状態」は、いつ訪れるのでしょうか。検定日というのは、必ずしも自分にとって都合のいい日ばかりではありません。
だからこそ、池田塾ではまず「申し込む」ことを優先します。申し込めば気持ちにスイッチが入り、そこから逆算して勉強する動機が生まれます。たとえ定期テストや部活動の予定が重なったとしても、スケジュールは前もってわかっているのですから、そこに向けてしっかりと準備すればいいだけのことです。
これが、池田塾の検定との向き合い方です。「準備ができたら受ける」のではなく、「受けるから準備する」。まずは申し込む勇気を持ち、一歩踏み出すことで、生徒たちの中にある可能性が開花していくのです。
中学と高校――この2つの違いは何でしょうか。
もちろん、科目が細分化されることや、教える先生がより専門的になることなど、形式的な違いはいくつもあります。
しかし、**最も大きな違いは「母集団の性質」**です。
中学校では、基本的に近隣の小学校からさまざまな生徒が集まってきます。
学力の幅は非常に広く、上位から下位まで多様な層が一緒に学ぶ環境となっています。
一方で高校は違います。
入試というフィルターを通って入学してくるため、同じような学力層の生徒が集まる環境になります。
たとえば中学校で「オール5」を取っていた生徒がいたとします。
その生徒は、まじめに日々の学習に取り組んできた結果、優れた内申を獲得したのでしょう。
一方で、中にはテスト前の対策だけで結果を出してきた生徒もいるかもしれません。
問題は、高校に進学したあとです。
そうした「優等生」たちが一堂に集まる環境では、自分と同じように努力してきた生徒ばかりがクラスメイトになります。
つまり、中学で通用したやり方が、高校では通用しなくなるという現象がしばしば起こります。
特に、「テスト前だけ頑張ってなんとかオール5を取ってきた」タイプの生徒は注意が必要です。
その成功体験を高校でも繰り返そうとしますが、学習量・レベルともに格段に上がる高校では歯が立たなくなることがあります。
気がつけば成績が下がり、自信を失い、大きな挫折感を抱えてしまうことにもつながります。
これは、生徒本人にとって非常につらい経験です。
「自分はできるはずなのに、なぜうまくいかないのか」――そう悩んでしまうのです。
だからこそ、高校受験の際に考えるべきなのは、単に「偏差値が高いから」という理由で学校を選ぶのではなく、
“高校入学後の自分”まで見据えた進路選びが大切なのだと思います。
“背伸びをしてワンランク上の高校を目指すべきか”、
それとも、“今の自分の学力に合った学校を選ぶべきか”。
これは本人にはなかなか見えない視点です。
だからこそ、指導者がその先を見通したアドバイスをする必要があると、改めて感じています。
中学時代に好成績だったからといって、高校でも同じように通用するとは限りません。
むしろ、高校に入ってからの学習習慣こそが、本当の意味での学力の分かれ目となっていくのです。
本日、≪塾・予備校関係者限定≫として開催された
**アロー教育総合研究所主催「大学入試2026研究会『なぜ、年内学力入試なのか』」**に参加してまいりました。
このセミナーでは、昨年度の東洋大学の年内入試の導入をきっかけに、
「年内に学力試験を課す大学入試」が一気に拡大しているという現状が、非常にわかりやすく解説されていました。
特に印象的だったのは、東京都の大学進学率の高さです。
全国平均では50数%であるのに対し、東京都の高校生は約75%が大学進学をしています。
つまり、多くの高校生にとって**大学進学は“特別な選択肢”ではなく“当たり前の進路”**になりつつあるのです。
今、まさに高校生は、大学入試の形が大きく変わる“転換期”の中にいます。
そしてそれは、小・中学生にとっても決して無関係な話ではありません。
中学受験や高校受験、さらには学びの姿勢そのものにも、将来的に影響を与えてくる変化だと感じました。
2026年度以降、年内学力入試の導入を予定している大学としては、以下のような大学名が挙げられていました:
東洋大学
東京家政大学
桜美林大学
共立女子大学
実践女子大学
関東学院大学
拓殖大学
創価大学
大妻女子大学
神奈川大学
立正大学
昭和女子大学
大東文化大学
こうした動きは、今後さらに広がっていく可能性が高いと考えられます。
進路情報の格差が、そのまま将来の選択肢の差につながる時代です。
池田塾としても、保護者の皆さまや生徒たちが**「情報弱者」にならないよう、最新の情報を分かりやすく発信し、的確な進路選択を支援**してまいります。
本日、池田塾では定期テスト直前対策を実施しました。
中学生は、テスト当日になると午後1時や2時には下校となり、時間にゆとりが生まれます。
池田塾では、この時間を有効活用するために、14時~16時の間、希望者を対象としたテスト前自習会を行いました。
「対策」と言っても、こちらから授業をするわけではありません。
池田塾の生徒たちは、試験前に何をすべきかをしっかり理解しているため、それぞれが自分の試験範囲を確認し、黙々と取り組んでいました。
池田塾が目指しているのは、ワークや提出物をテスト1週間前までに終わらせることです。
これは理想的な状態ではありますが、そこからが本当の勝負。
試験直前は、「覚える」時間に集中しなければなりません。
ワークをやっただけでテストの点が取れる――そんな生徒は、はっきり言って一人もいません。
今回の定期テストは、4月からの学習内容が範囲に含まれます。
2ヶ月も前に習った内容を、ただ「解いた」だけで覚えているでしょうか?
実際にテストで出題されたときに、「あれ? これなんだっけ…」と頭が真っ白になるのを防ぐには、最後にしっかりと暗記をする時間が必要です。
池田塾では、その暗記のやり方まで指導するとともに、集中できる静かな環境=“場”の提供も行っています。
自宅ではなかなか集中できないという生徒も、塾に来れば自然と机に向かうことができます。
テスト前に「やったつもり」ではなく、「確実に覚えた状態」で本番に臨むこと――
それが、池田塾が目指すテスト対策です。
【漢字検定を実施しました(2025年6月15日)】
2025年6月15日(日)、池田塾にて漢字検定を実施しました。
今回は31名の受検者が参加してくれました。外部からの受検生も受け入れており、池田塾は地域の検定会場としての役割も果たしています。
受検に慣れている中高生もいれば、小学1年生や2年生など、初めて漢字検定を受ける生徒もいます。
そのため、特に初受検の子どもたちに対しては、安心して受けられる環境づくりが何より大切です。
池田塾では、以下のことを試験前に必ず確認・指導しています。
① トイレに行っておくこと
試験前は緊張するものです。特に初めての会場では、トイレに行くこと自体にも緊張してしまう子もいます。
そこで、「今のうちにトイレに行っておこうね」と声をかけることで、生徒の緊張を和らげ、本番で力を発揮しやすくなります。
② 鉛筆や消しゴムの準備を確認すること
これは試験慣れしている生徒ほど油断しがちなポイントです。
鉛筆の芯が削れていない、シャーペンの芯が入っていない、消しゴムがない──ということが起こらないよう、事前にチェックを徹底しています。
漢字検定はそこまで時間に追われる試験ではありませんが、準備不足は不要な焦りを生む原因になります。
③ スマホの電源を切ること
池田塾の塾生には基本的にスマホを持ってこないように指導しています。
徒歩や自転車で通える範囲に住んでいるため、携帯の必要性がないからです。
ただし、外部からの受検生にはやむを得ずスマホを持ってくるケースもありますので、試験前に電源を完全に切るように指導しています。
試験中に鳴ってしまえば、周囲への大きな迷惑になります。これも会場責任者として私の大切な仕事の一つです。
④ 自分の答えを記録しておくこと
漢字検定に限らず、英検や数検などの検定試験では、試験後に解答が公式に公開されます。
その際に自分の答えが残っていれば、すぐに自己採点や見直しが可能です。
とはいえ、経験がないと「答えを残しておく」という発想すら浮かびません。
これは「見直しをしたくない」のではなく、「見直す術を知らない」だけなのです。
池田塾では、こうした学習の手順や習慣も含めて丁寧に指導しています。
今回の受検者全員が、これまでの努力の成果を出し切り、合格していることを心から願っています。
なお、**次回の検定は7月末に実施予定の「算数検定・数学検定」**です。
引き続き、しっかりとした準備と環境づくりで、生徒たちを支えてまいります。
【池田塾のテスト前対応:ワーク確認と確認テスト】
まもなく、公立中学校に通う生徒たちの定期テストが始まります。
池田塾ではこの時期、特に力を入れているのが**「ワークの確認」と「確認テストの実施」**です。
まずはワークの確認について。
提出物の完成度は、そのまま内申(成績)の一部に直結します。ですので、これは私にとって非常に責任重大な仕事のひとつです。
ある生徒が「ワーク終わったので見てください」と持ってきました。
ところが、実際の提出範囲は2ページから11ページなのに、4ページからしか取り組んでいなかったのです。
試験範囲表の表記は、生徒からするとわかりづらいこともあり、大人の視点で確認することは非常に重要だと感じています。
別の生徒も、「英語ワーク終わりました!」と自信満々に言ってきたので確認してみると、
丸つけがされていない/ページが抜けている/答えが写しっぱなしになっているなど、完成とは程遠い状態でした。
そしてもう一つが確認テストです。
これは、**「本番のテストで失敗しないための練習」**として非常に重要な位置づけにあります。
ワークの問題には、たいてい**「例」が上についており、それを見れば解き方がわかる**ようになっています。
しかし、本番の定期テストではそのような「例」は載っていません。
問題文を読み、自分の力で解法を導き出す必要があるのです。
池田塾ではこのギャップを埋めるために、本番を意識した確認テストを必ず実施しています。
これにより、「できているつもり」でいた内容が、実は身についていなかったということに早く気づくことができます。
具体例を挙げると、
「4の平方根を求めなさい」という問題があります。
これは一見すると簡単な問題ですが、残念ながら「2」と答える生徒がおります。
しかし、実際には正答は「±2」。
こうした“サービス問題に見える落とし穴”を見逃さないための指導を、池田塾では日々行っています。
ワークの精度、そして確認テストを通じての理解度チェック。
この2本柱で、生徒一人ひとりを確実にテスト本番へと送り出していきます。
中学生は、まもなく1学期の期末テストを迎えます。
池田塾では、定期テスト前に特に重視しているのが、ワーク(提出物)の完成と管理です。
提出物は当然、「提出すること」が前提となっています。
しかし多くの学校では、その指示が出されるのは試験の約2週間前、すなわち試験範囲表が配布されてからです。
けれど、よく考えてみてください。
そこからワークを始めて間に合うでしょうか?
9教科すべてとは言いませんが、多くの科目に提出物があります。
そして6月のテストであれば、4月に学習した内容も範囲に含まれるのが一般的です。
その内容を、2ヶ月後に急に思い出せるでしょうか?
記憶が薄れた状態で取り組むワークは、ただ「解く」だけで時間がかかります。
中身の理解は後回しになり、定着もしにくく、非効率的です。
実際の試験範囲表には「試験前に何を勉強すべきか」も記載されています。
ところが、多くの生徒はその存在に気づかず、提出物をやるだけで精一杯になってしまいます。
提出物は、“提出すること”が目的ではありません。
習った直後に解くことで、記憶が新しいうちに定着させることが本当の目的です。
池田塾では、授業で学んだらすぐにワークに取り組むという習慣づけを行っています。
また、期末テストの1週間前までには提出物を完成させ、試験直前は演習・復習に集中できるように指導しています。
なお、途中から池田塾に来る生徒の中には、「ワークが真っ白」な状態で来る子も少なくありません。
これは本人が悪いのではなく、「提出してください」と言われていないから取り組んでいない、という至極まっとうな理由です。
とはいえ、提出物は「出すもの」であることは事実です。
だからこそ、“習ったらすぐやる”というサイクルを定着させる必要があるのです。
さらに池田塾では、ワークが終わったら必ず私がチェックします。
生徒の「終わった」は信用していません。
実際に見てみると、丸つけがされていない、ページが抜けていることがよくあります。
私が内容を確認し、提出物としてしっかり仕上げることで、たとえ点数が思うように取れなかったとしても、5段階評価で最低「3」は取れるようサポートしています。
そして、点数が取れれば「4」や「5」も見えてきます。
提出物は「ただの宿題」ではなく、内申にも直結する大切な評価の対象です。
だからこそ、池田塾では一人ひとりの取り組みをきちんと管理し、結果につなげる学習習慣を作っています。
高校生は来月、ベネッセ主催の「進研模試」を受験します。池田塾では、それに向けて授業内で過去問を用いた対策を行っています。
進研模試に限らず、多くの模試では平均点が全体の4割程度であることが多く、満点を目指すのは非現実的です。そのため、「取れる問題を確実に取る」という意識と、それを実現するための戦略的な取り組みが重要になります。
◆ 英語の出題構成と制限時間
進研模試の英語は、おおよそ以下の構成です:
リスニング
文法問題
長文読解(2題)
英作文
制限時間は60分〜80分ですが、実際にはすべてを完答するのは非常に難しく、時間内に終えるのは上級者でも困難です。
◆ 池田塾が教える「戦略的な解く順番」
進研模試英語では、問題の取捨選択と解く順番が得点アップのカギとなります。池田塾では、以下のような順番で解くことを推奨しています:
1.【リスニング】
最初にあるため避けられません。集中して臨みましょう。
2.【文法問題】
短時間で正確に解きやすいので、優先的に取り組みます。
3.【英作文】
読解よりも得点源となりやすく、書けば加点される可能性も高いため、時間があるうちに先に書くのが得策です。
※読解後に回すと、時間切れで白紙になってしまうリスクがあります。
4.【長文読解(2題)】
2題ありますが、全てを解こうとせず、1題だけを選んでじっくり解くようにします。もう1題は記号問題だけ解答することで、時間を有効活用します。
◆ 本来の力を発揮するために
このように、自分の学力に見合った問題を選び、無理なく得点するための戦略を持つことが非常に重要です。これは単なるテクニックではなく、「自分の力を最大限に生かす」ための基本姿勢です。
池田塾では、過去問を用いてこれらの実践的な指導を行っています。模試での得点が伸び悩んでいる生徒にも、順序や時間配分の工夫だけで点数が伸びることが少なくありません。
私の仕事の中でも特に大きなもののひとつが、生徒の定期テストの問題・模範解答・答案の回収と分析です。
生徒から一式を預かり、まずは問題用紙を広げ、模範解答と答案を照らし合わせながら、正解・不正解を一問ずつチェックしていきます。
さらに、各大問の上には「何問中何問正解」などの評価を記入し、どの問題が生徒にとって難しかったか、逆にどの問題がよく解けていたかを明らかにしていきます。
こうした作業を通じて、その生徒に対するこれまでの指導がどれだけ効果的だったか、今後の指導で何が必要かを、一人ひとり丁寧に見極めていきます。
たとえば、昨日確認したある高校生の「コミュニケーション英語」のテストでは、文法問題については非常によく暗記・理解できていた一方で、毎週実施されている単語テストに出ていた単語の正答率が極端に低いという課題が見つかりました。
この学校では、毎週50~100語の単語テストがあり、それらがすべて定期テストに出題されます。
つまり、定期テスト直前だけで単語を詰め込んでも太刀打ちできない構成です。
そこで本人には、「音声を使って音読する」「手で隠して覚える」など、毎日少しずつ継続する単語学習法を提案しました。
このようにして、生徒の得意・不得意を見極めた上での具体的なアドバイスを行っています。
今、塾には生徒たちの定期テストがどんどん集まってきており、まさに**“答案の山”**です。
時間はかかりますが、1枚1枚丁寧に仕上げることで、次につながる指導へとつなげていきたいと思います。
本日、お一人の方が体験授業に来てくださいました。
どのようなきっかけであれ、こうして池田塾を見つけ、足を運んでいただけることは本当にありがたく、嬉しいことです。
長年、指導に携わってきた私が強く感じていることがあります。
それは、**「生徒本人が悪いわけではない」**ということです。
たとえば、生徒がワークやテキストをやらずに放っておくことがあります。
しかし、それは「やる気がないから」ではなく、「どうやってやればいいのか分からない」ことが原因であることがほとんどです。
中学生・高校生には定期テストがあり、その際にはワークや問題集の提出が求められます。
私たち指導者の立場からすれば、「授業で習った範囲は、その都度やっておくべき」と考えるのが当然です。
ですが、生徒にとっては「提出してください」と言われない限り、やる必要を感じず、後回しにしてしまうのです。
これは、生徒が怠けているのではなく、「指示がないからやらなくてもよい」と判断しているだけです。
中高生は部活や遊び、他の活動にも忙しく、優先順位はどうしても目の前のものになりがちです。
もちろん、提出期限を細かく区切ってこまめに指示してくれる先生もいらっしゃいます。
そうした場合は、生徒もペースよく課題をこなせますが、2~3ヶ月分の課題を一度に提出するケースも少なくありません。
では、テスト直前になって「2ヶ月前の内容」を思い出してワークをやる。
果たして、内容は頭に残っているでしょうか?
――答えは、容易に想像がつくと思います。
池田塾では、こうならないように、毎回課題を持参してもらい、進捗をこちらで管理するサポートを行っています。
「自分ではなかなか勉強のペースがつかめない」
「つい後回しにしてしまう」
――そういった方こそ、ぜひ一度池田塾に来てみてください。
私は約30年、さまざまな生徒を指導してきました。
**「こうすれば成功する」「こうすれば失敗する」**というポイントは、経験的にしっかりつかんでいます。
一緒に“成功する勉強”を始めましょう。
体験授業、いつでもお待ちしております。
英検を実施した翌日、6月2日(月)は、さっそく見直しと解き直しを行いました。
英検は日曜日に実施され、翌日の月曜日には公式サイトで解答が公開されます。
ですので、受験時に自分の回答を記録しておけば、その場で自己採点ができるのです。
これはリーディング問題に限らず、ライティングでも「どんなことを書いたか」を覚えていれば、ある程度は再現できます。
今回、3級以上を受験した生徒には、ライティングの再現解答も書いてもらい、私の方で添削・採点しました。
一方で、非常に残念なのは、事前に何度も「自分の回答を残しておくように」と伝えていたにもかかわらず、それができなかった生徒がいたことです。
定期テストであれば、答案が2~3日後に返却されます。
しかし、英検などの資格試験では、基本的に自分の解答は返却されません。
結果が届くのは数週間後であり、英作文やリーディングの記録がなければ、どこで間違えたのかもわからず、復習ができません。
さらに言えば、大学入学共通テストなどでは、自己採点結果をもとに出願校を決めることになります。
ですので、試験を受けたらすぐに自己採点をし、点数を把握し、学習の振り返りにつなげることが非常に大切なのです。
今回、しっかりと回答を記録し、自己採点と見直しができた生徒はとても立派でした。
一方で、まだその意識が十分でない生徒については、今後も粘り強く指導していきたいと思います。
次回の英検は9月です。
次は全員が「受けっぱなしにしない英検」を実践できるよう、引き続きサポートしてまいります。
【2025年6月1日 英検を実施しました】
本日、池田塾で英検を実施しました。
今回は全部で23名の受験生が受検してくれました。
このように池田塾を受験会場として選んでいただけること、本当にありがたく、心から感謝しております。
当日は、室温管理や試験環境の整備など、受験生が集中して試験に臨めるよう細心の注意を払いました。
特に大きなトラブルやクレームもなく終えられたことから、大きな問題はなかったかと思っておりますが、今後も引き続き、よりよい検定環境づくりに努めてまいります。
また、スマートフォンの取り扱いについては、厳しく制限しております。
塾生には「持ち込まないように」と事前に繰り返し指導しておりますが、外部からの受験生や公共交通機関を利用する受験生については、やむを得ない部分もあります。
しかしながら今回は非常に残念なことに、塾生がスマートフォンを持参し、試験中に音が鳴ってしまうという事態が発生しました。
その生徒には、事前に繰り返し「スマートフォンは持ってこないように」と強く伝えておりましたので、非常に悔しい思いです。
池田塾の生徒は基本的に近隣に住んでいるため、スマートフォンを持参する必要はありません。
今後もこういったことが二度と起きないよう、より一層の指導と管理を徹底していきます。
次回の英検実施は9月を予定しております。
今回の反省を踏まえ、より良い試験運営を目指してまいります。
2025年6月1日、池田塾にて英検を実施します。
それに先立ち、希望者を対象に直前対策を行いました。
英検は毎回出題傾向が大きく変わることはありません。
そのため、解く順番や設問へのアプローチ方法をきちんと身につけることが、合格への大きなカギとなります。
特に3級以上ではライティングが加わるため、時間配分の工夫が重要です。
ご存じのとおり、英検ではリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能が評価されますが、リーディングとライティングは同じ時間内に行われます。
つまり、「リーディングが終わってからライティングに取りかかる」という順番で進めると、ライティングにかける時間が足りなくなる危険性があるのです。
これは即ち、不合格につながってしまいます。
そこで、今回の対策では「大問1を終えたらすぐにライティングに取りかかり、その後リーディングの残りに戻る」という戦略を指導しました。
また、リスニングとスピーキングは別時間で行われるため、今回の対策では特にリーディングとライティングの配分に重点を置きました。
大問1(語彙文法問題)は1問30秒以内で解くのが鉄則です。
ここに時間をかけても正答率は上がらず、むしろ迷うことで精度が下がるケースが見られます。
そのため、ここはスピーディに処理し、浮いた時間を読解問題に充てるのが効果的です。
読解問題は、「段落」と「設問」の順番が対応しているため、
まず設問を読んで「何が問われているのか」を理解してから本文に取りかかるのがポイントです。
設問の意味をきちんと捉えないと、単語に飛びついて不正解となる罠にはまってしまいます。
読解問題の答えは「紙の上」にあります。
だからこそ、時間をかければ精度を高めることができるのです。
こういった英検特有の試験構造を踏まえたうえで、
今回の対策では「正しい戦略」と「限られた時間の中で成果を出す方法」を伝えました。
全員合格を目指して、最後まで応援してまいります。
2025年5月31日 個別指導の難しさ〜経験のある先生に指導を受けるべき〜
中学生や高校生の定期試験では、実に8~9教科もの科目が試験範囲となります。
そのすべてを、たとえば週に2回や3回の個別指導の中で網羅的に教わることは、現実的にはほとんどありません。私自身、30年にわたる家庭教師としての指導経験がありますが、それでも1回の授業ではたいてい1教科しか扱いません。
その教科を担当する先生は、「自分の科目の成績を上げたい」と思って、つい演習量を増やし、宿題も多めに出す傾向があります。これは当然のことであり、生徒の成績を上げようと一生懸命取り組んでいる証拠でもあります。
しかし、生徒にとってはその科目は“9教科のうちの1つ”にすぎません。学校からの課題もありますし、他の科目の勉強もしなければなりません。それでも、まじめな生徒ほど「教わっている科目の宿題を優先しなければ」と思ってしまいがちです。
すると、どうなるか。
その教科の勉強には力が入っても、他の科目がおろそかになり、結果的に全体の評価が下がってしまうのです。
個別指導で教わっているのは、たいてい1科目か2科目だけ。
だからこそ、教えてくれる先生は「その科目だけ」でなく、「全体の学習バランス」も見てくれる人であることが重要です。
「この宿題は今の時期、他の教科の勉強に影響しそうだから減らしておこう」
「定期試験前だから、今日は学校課題のフォローを優先しよう」
そういう視点で動けるのが、“本当に意味のある個別指導”だと私は思います。
20250522高校進学説明会に参加してきました
本日、進学研究会主催の「高校入試進学説明会」に参加してまいりました。
昨年度の入試動向の総括と、来年度に向けた最新の入試情報をしっかりと学んできました。
受験は“情報戦”と言われるように、正確でタイムリーな情報が合否を分けることもあります。池田塾では、塾生と保護者の皆様に信頼できる情報をお届けするため、私自身も常に最新の動向を把握し、日々アップデートを心がけております。
説明会の詳細については、近日中に改めてご報告いたします。
2025年5月2日 教科書を買いに行ってきました。
本日、新年度の教科書を揃えるために、新宿区にある「第一教科書」まで足を運びました。今年度から教科書の改訂があり、それに合わせて池田塾でも使用する教科書を一新することにしました。
池田塾では、生徒に学校のワークを丁寧に進めさせていますが、それには教科書が不可欠です。しかし、タブレットや副教材などで日々の荷物が重くなっている今、教科書を毎回持ち歩くのは生徒にとって大きな負担です。そこで、塾にも教科書を常備し、学習環境をより快適に整えることにしています。
「第一教科書」の店内には、学年・科目・出版社ごとにずらりと教科書が並んでおり、まさに圧巻の光景です。私は教科書を眺めるのが好きなので、気がつけば1時間ほど滞在していました。私にとっては、まるで遊園地にいるような楽しい時間でした。
池田塾には、小平市・西東京市・東久留米市・小金井市など、複数の地域から生徒が通っており、高校生の場合は学校によって使っている教科書も異なります。そうした違いに対応できるよう、できるだけ幅広く取り揃えてきました。
一通りそろえたつもりではありますが、きっと何かしら抜けがあるでしょう。その時はまた、喜んで足を運びたいと思います。
2025年3月26日 春期講習 初日終了!
本日より春期講習がスタートしました。
小学生・中学生・高校生と、それぞれの学年の塾生たちが参加し、初回はテキストの配布と、学習の進め方・計画の立て方について説明を行いました。
今回の講習内容は、主にこれまでの復習です。
「家ではなかなか勉強がはかどらない」
「勉強はしているけれど、方法に悩んでいる」
そんな塾生たちに対して、改めて“勉強の大切さ”や“正しい勉強法”を伝える良い機会となりました。
池田塾は個別指導塾ではありませんが、私はこの道を何年も歩んできたプロです。
一人ひとりにしっかりと目を配り、個別指導と変わらぬ丁寧な対応を心がけています。
2時間という時間は、生徒によっては長く感じるかもしれません。
けれど、スマホに触れず、集中して取り組む学習の時間はとても有意義です。
次回は 3月29日(土)!
みんなで、また一緒にがんばろう!