新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
私たち日本・イスラエル・パレスチナ学生会議(以下、JIPSC)は、「日本・イスラエル・パレスチナの学生間の交流と対話の機会を創出すること」を目的として、2003年にICUで設立された学生団体です。1948年5月のイスラエル建国と、新国家樹立によって多くのパレスチナ難民が発生したナクバ(大災厄)から70余年。双方の当事者の多くは、互いを理解し合うことが難しい中で憎しみの連鎖を増幅させ続けてきているままに、現在に至ります。
そのような現状を踏まえJIPSCでは、
・『対話』の機会の創出・相互理解の促進
・日本におけるイスラエル・パレスチナ問題への関心喚起
を理念に掲げ、イスラエルとパレスチナから学生を第三国である日本に招聘した上で約2週間の共同生活を送る事業を毎年8月に行っています。
例年は、広島県神石高原町、広島市と東京都の3か所で行われ、次回は広島県(神石高原町、広島市)と福岡県(福岡市)で行う予定です。直近の緊急事態宣言の状況等を見るに、来年2022年3月に会議を延期する可能性があります。この一年、新型コロナウイルスの影響で対面の会議は行えていませんが、オンラインでイスラエル・パレスチナの学生と繋がり、コミュニケーションをとったりディスカッションを行うイベントを継続的に行っています。
心理的及び距離的にも遠く離れた地域の問題を、当事者でない私たちが、当事者たちと寝食を共にすることで、今までの日常生活を送る中で目にしている景色が異なる視座を与えられることで目が醒めることもあるかと思います。
中東の歴史や政治に興味のある方、平和構築に興味のある方、日本以外の学生との交流を望む方など、どなたでも通年歓迎しています。意欲ある新入生の皆さんと共に、合同学生会議を創り上げていけることを大変楽しみにしています。
<連絡先>
メール:責任者 c231118n@icu.ac.jp
Twitter:@JIPSC_since2003
<イベント情報>
・4/25(日)17時~ オンライン説明会
・4/18(日)14時~ 府中国際交流サロンDIVE共催 オンラインイベント「もっと知りたいイスラエル・パレスチナ ーシャローム、サラ―ム、こんにちはからはじまる言葉の壁を超えた物語ー」(予定)