Googleサイトを利用するにあっては、Googleドライブにデータや写真などのコンテンツを保存して利用することになります。
特にホームページビルダーなど既に運用していたWEBサイトからGoogleサイトへ移行する方は、予めGoogleドライブに必要なデータなどをアップロードしておくとGoogleサイトでの編集作業が各段に早くなります。
但し、WEBサイトで公開するためには、そのための設定が必要です。また、設定を誤るとデータが流出する可能性が出てきます。
基本操作を理解していただいた後、「共有とリンクの取得」の方法を確認して設定していくことになります。
Googleドライブの容量は、無料版では15ギガバイトです。それ以上の場合は、個人利用のGoogle ONE 有料版(NPOの場合は非営利組織版がある)を契約することになります。
Googleのトップページの右上、9点のブロックアイコンをクリックし、Googleアプリからドライブを選択する。(グーグルで検索するとGoogleドライブを選択することもできます。)
Googleアカウントにログインするしたドライブ画面が下図です。(ここでは既に使われている状態なので、上部に候補リストや下部にファイル・ファイルが表示されています。)なお、画面の表示は、右上赤丸部分マークをクリックすることでで、リスト表示と大きいアイコン表示(次の図)に切り替えることができます。ファイルやフォルダー数が多くなると、リスト表示の方が表示量が多く見やすくなります。また、「名前」や「最終更新(日時)」で昇・降順に並び変えが可能となります。
左上の新規作成ボタンをクリックすると、サブメニューが表示されます。主に使うのが上から3つです。
②「ファイルのアップロード」は、クリックするとパソコン内のフォルダー・ファイルが表示され、選択してアップロードします。
アップロードしたファイルのタイムスタンプ(最終更新)は、アップロード時ではなく、そのファイルのパソコン内での最終更新日時になります。
③「フォルダーのアップロード」は、②同様で、パソコン内のフォルダーごとアップロードができます。
なお、パソコンのエクスプローラー画面からドライブ画面に直接ドラッグしてもアップロードすることも出来ます。
ファイルを整理するためのフォルダは、①「新しいフォルダ」をクリックすると右下図になり、「無題のフォルダ」部分で必要な名前にして、作成します。(後からも変更は可能です)
「ファイル」を指定した時の右クリックメニューと「フォルダ」の時の右クリックメニューです。
「ファイル」には、「プレビュー」があるので、簡単に内容の確認ができます。
ファイルを開くには、ファイルをダブルクリックすることで、新しいタブに展開表示されます。
「指定の場所への移動」をクリックすると、他のフォルダへの移動ができます。
ファイルの右クリックメニュー
フォルダの右クリックメニュー
ファイルの種類
Googleのサービス(アプリ)で作られたもの(ドキュメント・スプレッドシート・スライド・フォームなど)は、それぞれのアプリマークで表示され、ダブルクリックすることで、そのアプリが起動します。
PDFはPDFマークが表示され、画像はサムネイルで表示され、ダブルクリックでプレビュー表示されます。
マイクロソフトのワード・エクセル・パワーポイントは、それぞれのマーク(青いW・緑のX・オレンジのP)が表示されます。ダブルクリックするとドキュメント・スプレッドシート・スライドのGoogleアプリでの表示になります。
ドライブ内のデータを共同編集する場合とGoogleサイトへ貼り付けなどによりネット上への公開のために、設定する項目がこの2つです。
ファイル又はフォルダを指定し、右クリックメニューの「共有」をクリックします。(左下図)
「アクセスできるユーザー」と「一般的なアクセス」の2項目の設定です。
「アクセスできるユーザー」は、共同で編集作業を行う場合(メンバーを追加する)か、特定メンバーだけに閲覧させる場合(一般公開しない仲間内だけのGoogleサイト)に設定します。
「ユーザーやグループを追加」欄に、追加したい人のGoogleアカウントを入力します。(右下図上)
「編集者欄」をクリックして「閲覧者」・「閲覧者コメント可」・「編集者」を選択します。
特定メンバーだけに閲覧させる場合は、「閲覧者」又は「閲覧者コメント可」にしますし、共同で作業を進める場合は、「編集者」とします。
共有設定したことの通知が必要であれば、通知にチェックいれ(必要あればメッセージを記入)メールを送信して、相手に知らせることができます。
「一般的なアクセス」は、WEBサイトで閲覧してもらための設定です。(右下図下)
「制限付き▼」をクリックして、「リンクを知っている全員」に変更します。右側の「閲覧者▼」は「閲覧者」とします。(コメント可は特殊な場合、ここで編集者とすることは基本的にはありません。)
リンクの取得
上図と同じ共有設定画面が開き「リンクのコピー」をクリックすると、パソコンのメモリに保持されます。必要なところ(Googleサイトの編集画面など)でぺイスト(Ctrl+Vなど)して使います。
Googleサイトでの利用(公開)を前提とすると、「共有」で必要なのは、「一般的なアクセス」を「リンクを知っている全員」で「閲覧者」とする設定です。この設定を行いないとGoogleサイトで公開しても利用者は「権限なし」として表示されません。
共同編集としての「共有」設定を行うと、Googleドライブのメニューにあるマイドライブの下、「共有アイテム」に表示されます。ここで、「編集者」であれば、編集が可能になります。
ただし、このままの状態では、「閲覧者」であってもコピーやダウンロードが可能な状態になっています。
ダウンロードが可能=編集可能になってしまします。
また、「編集者」では、権限変更も可能になっています。
「共有」設定画面の右上にある歯車マーク⚙をクリックし(右図)、下の「ダウンロード、印刷、コピーの項目を表示する」をオフとします。
また、権限変更も必要あれば制限することができます。