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新しい年を迎えました。気持ちの切り替えに加えて寒さの厳しさも伴って、凛とした想いが増す新年の幕開けです。今年も皆様と一緒に子どもたちの姿を愛おしみながら過ごしてまいりたいと思います。
早々に昨年の話題になりますが、終業礼拝で牧師先生が「博士の2000㎞に及ぶ旅」について触れた時、一人の子が思わず「やばい!」と声を上げたのにお気付きだったでしょうか。声の主は博士の役を担った年長さんでした。イエス様誕生の出来事が「自分事」になっている、と大変嬉しく思いましたが、それだけではない感慨深いものがありました。それはここに至るまでの成長の変容です。
彼との出会いは2年前の秋、年少さんの時でした。前の園でいろいろな負荷があったようで幼稚園そのものへの警戒心が一杯で、片時もお母様から離れようとはしませんでした。シオンでの生活は【お母様と一緒に事務所】からのスタートとなりました。事務所とは言え、子どもたちが次々とやってきますし、親密感たっぷりのシオンの子たちですから、声をかけたり誘ったり・・・と刺激はたくさんです。ちょっとずつお母様から離れ初め、2ヶ月ほど経つとお母様は事務所ではなく2階での待機となりました。でも、安心材料の指しゃぶりと茶色のブランケットは手放せませんでしたが。夏の暑さの中でも持参するブランケット。これを手放せる時こそが、幼稚園が真の信頼を得た時と受け止めていました。
降っては消える粉雪がいつの間にか積もっていくように、彼の様子がゆっくりと変わっていきました。あれ?指しゃぶってない、あれ?毛布を持ってない…そんな日が少しずつ現れ始めたのです。気の合う友だちと出会い、運動遊びで自信をつけ、慕ってくる年下の友だちもできてぐんぐん変わっていき、とうとう3人の博士、しかもセリフの口火を切る役どころになりました。どれほどの勇気をもって声を出したのでしょう。
「今夜も星を見よう!!」 その力強い声は成長の証でした。
子どもたちの成長の過程は実にドラマティックです。一人ひとりにドラマがあり、そばにいて見せてもらえることにこの上ない喜びをいただき感謝に耐えません。成長真っ只中にいる子どもたちは2026年もきっとたくさんの気づきや感動を与えてくれることでしょう。私たちは子どもたちの世話をしたり手を尽くしたりしますが、成長させてくださるのは神様です。そのことを根底に据え、神様に希望と信頼を置いてご一緒に分かち合いながら進んでいきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。 (園長 廣田雅子)
*エピソードについては保護者の方の了解を得て記しています。