(3/26 更新)
朝のお迎えから戻ってくるとジャバラ門ににじさんが二人待っていて「はい、春です」と言って小さなぺんぺん草をくれました。嬉しい春です。
お昼ご飯を一緒に食べていたひつじさんが言いました。「さいごの…ばっかりだねぇ」その日は最後の「シオンのもりランチ」でした。ちょっぴり切ない春でもあります。
時には犬も食わない夫婦喧嘩のような小競り合いをしながらも、どの子も安心して心を一杯動かしている3月の日々、ずっとこのままでいられたら、と思ってしまいます。でも、次のステップに入っていく時がやってきたことをお別れ遠足の一コマの中に感じました。
遠足の行き先は千葉市動物公園。3年ぶりに科学館がリニューアルされているというので、楽しみに下見に行きました。確かに展示物は変わっていましたし、森資源の大切さを訴えるメッセージはインパクトがありました。が、果たして幼稚園児には伝わるのか、難しすぎるように思えて科学館での滞在時間は半分に変更することにしました。
当日、集合した時からワクワク感に満ちています。それでもさすがに年長さん。電車内ではしっかりマナーを守り、二人組を崩さずに進んで行きます。高架式でレールが上に付いているモノレールに乗る時は「えっ、ひっくり返って乗るの?」と心配する可愛いつぶやきも聞こえていました。いろいろなサルやゴリラの姿にわぁわぁ喜びながら、いざ科学館へ…。ムッとする南国風の空気に包まれ、ナマケモノやコウモリを見て扉を開けると、森の現状を訴えるあのメッセージコーナーでした。ざっくり説明して通り抜けようとしていた時です。
なんでこんなことしているの? これは全部、人間がやったの? なんで森を焼くの?
牙をとられたゾウはどうなるの? どうして人間は木を切っちゃうんだ?
次々に自分の思いや疑問を表してくる子どもたちに、先生たちはびっくり!!質問攻めです。「へぇ~」「ふ~ん」で済ますのではなく「なぜ?」「どうして?」が一杯。知りたいことが一杯なのです。“感じる”幼児期 から “知りたい”学童期に入っているのだなあとしみじみ思いました。
私の驚きはこれだけではありません。子どもたちがひとしきり人間の業について語った後、に彼らの口から出てきた言葉は、「神様がせっかく作ったのに」・「神様が大事にしているのに」「神様に頼んでなんとかしてもらえば?」と、“神さまに~” “神さまが~” の言葉でした。生命は神様の領域であることをちゃんと捉えているのだと実感で確信しました。そしてこれこそがまぎれもない「光の子」なんだと。
卒園に寄せて送られる御言葉は「光の子として歩みなさい」です。
これから先の新しい世界では、思っても見ない闇に包まれることもあるでしょう。強風にさらされて消えそうになる時もあるでしょう。でもみんなは「光の子」。そう神様が断言されています。それを忘れずに一歩踏み出してと願いながら渡したい、僕たちがいるよと笑顔を向けてくる次の光の子たちと共に幼稚園も歩み続けていきます。 (園長 廣田雅子)
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