(8/3 更新)
今年初めての給水タイムならぬ“給きゅうりタイム”をとり、ガルチンさん経由のきゅうりをいただきました。冷やして塩をかけただけなのですが、喜んでやって来てパクパク食べる子どもたちです。「おかわりしたい」と言いながら8割くらいの子どもたちが食べていたように思います。調査票では「生野菜は苦手」とあるのに…不思議です。幼稚園生活の中での特別感が後押ししているのかもしれません。
私は最近【小さな特別】という言葉がよく頭によぎります。先月も記しましたが、遠足や運動会などの大きな行事も魅力的ですが、日常の【小さな特別】は子どもたちの心に柔らかさや豊かさを与えていると感じるのです。それは園生活の中のいろいろところで見られました。
新しく入ってきたお友だちがまだ緊張が解けないのか、みんなと同じように円になっては座れず、一人離れた所でみんなの様子を伺っていました。その状況が数日続いたある日、先生はみんなの椅子をその子の周りに持ってくるように伝えました。いつもは部屋の真ん中で丸くなって座るのに、この日は端の方に円になるという面白い形になりましたが、その子にとってはどんなに嬉しかったことでしょう。1匹の羊をも見逃さなかったイエス様の教えが、じわ~っと保育の根底に沁み込んでいるのを感じます。
また、お片付けの時に機嫌を損ね、みんなと一緒にはグループ活動に向かえない子がいたこともありました。どうやら汚れた服を着替えたくなかったようです。あれこれ言葉をかけても頑なだったのですが「プリンセスになってグループに行ったらみんな喜ぶのでは?」の言葉にパッと表情が変わりました。そしてお気に入りのドレスを着ると、既にみんなが揃っているグループの中に「お待たせ~」と言って入っていきました。
先日はフリースのジャンバーを着て来た子がいました。「自分で選んだな」とすぐわかりました。暑い日でしたから案の定、脱いだり着たりしていましたが、彼女はその日一日、とっても機嫌よく過ごしました。おそらくお母様は着るのを止めたけれど、本人が願うので渋々受け入れたのだろうと推察します。でもその受け入れは、彼女を一日、幸せ気分にしました。
“ジャンバーを着られて嬉しい”はありますが、それよりも“お母様が受け入れてくれた”がもっともっと嬉しかったに違いありません。子どもが我が儘を言ってそれをたしなめるとどんどん面倒なことになっていく、などはありがちなことですが、その中に「じゃあ、特別ね。」といって小さな何かを明け渡していくはできないでしょうか。そんなことをしていると図に乗ってどんどん要求してくる、とご心配でしょうか。心配には及びません。
子どもはどの子だって『大きくなりたい・できるようになりたい・ほめてもらいたい』という向上心で満ちているのです。椅子の子も、ドレスの子も、ジャンバーの子も、それが続くことはありませんでした。
明日から始まる夏休み。お子様との生活に【小さな特別】が散りばめられてキラキラ輝く時となりますよう、そして神様のお守りが豊かにありますようお祈りいたします。
第1保育期のご協力に感謝を込めつつ・・・。 (園長 廣田雅子)
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