(7/15 更新)
5月、6月は家族を思っての活動がいろいろありました。教会では6月第2週に【花の日・家族の日】として全世代合同の礼拝が行われ、幼稚園の子どもたちも礼拝に迎えていただきました。いつもより長い時間、慣れない雰囲気とあって落ち着かない様子はありましたが、それでも祝福式になって名前を呼ばれ、牧師先生の手が頭に置かれ祈っていただく時には、自分も目をギュッと瞑り祈る姿があってびっくりしました。その時に聞こえてくる大人からの「アーメン」の言葉。子どもたちの存在そのものへの喜び・希望・期待・祈りが込められた声は、こんなにも温かいものなのかと胸が熱くなりました。一人ずつにとっては1分にも満たない短い時でしたが、幼い心には“大事にされている”という思いが残る特別な体験として加わったことと思います。
また幼稚園では、母の日・父の日を覚えて感謝のプレゼントをご家族に贈りました。母の日には“お母さんの喜ぶもの”を思い浮かべて絵に表します。違うプレゼントにはせず、敢えて毎年「絵」を贈っています。そうすることによって子どもたちの成長ぶりがよ~く伝わるからです。年少の時はぐるぐるの〇だけだったのが、年中では随分と形になり、年長には情景を描いて“だいすき”などの文字も入れられるようになって・・・その成長ぶりに思わず涙がこぼれるお母様たちもおられました。園のあちらこちらでギュッと抱きしめられている光景があり、「幸せ」とはこういうことだと実感します。
続いて父の日。こちらのプレゼントはまちまちです。今年は、年少は手形入りのコルクボード。手形からはみ出さないように気を付けながら色塗りをしていました。年中は手作りうちわ。魔法みたいな絵具に自らも目を輝かせてみんな満足の仕上がりです。年長は手染めハンカチ。お父さんの好きな色を考えて染めていました。そのプレゼントを持ち帰るのは平日でしたが、それにも関わらず、お迎えには多くのお父様が来てくださいました。(中には会社帰りのネクタイ姿のお父様もおられました。)「パパ、ありがとう」と言って差し出す贈り物を「ありがとう」と言って受け取る、それだけのほんの僅かなやり取りです。でも時間は短くても、子どもたちの喜びはその何百倍にも膨らんでいるのです。
子どもたちは、旅行に連れて行ってもらったり、テーマパークに行かせてもらうことはもちろん喜びますが、そうではない小さな「特別」もとっても嬉しいのです。教会での祝福も、母からのハグも、父のお迎えもささやかな出来事なのですが、それらは “愛されている実感”として子どもたちの心の中に加えられ、生きる礎となって残っていくことでしょう。小さな愛の業を贈ることを積み重ねていきたいものです。
どんどん変わっていく社会ですが、こういう事柄に価値を置く幼稚園として在り続けたいと願っています。 (園長 廣田 雅子)
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