FIAT活動の関連記事

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2021年度福井県国際理解教育研究セミナー

 8月3日にきらら館で福井県国際理解教育研究セミナーを開催しました。このセミナーは、福井市教員対象の目的別研修を兼ねています。新型コロナウイルス感染の拡大が心配されていますので、感染対策をとりながらのセミナーを行いました。

 はじめに、福井市豊小学校 山内亜美先生に実践事例発表をしていただきました。山内先生は、2018-2021年の3年間クアラルンプール日本人学校に派遣され、今年3月に帰国されました。貴重な体験とともにコロナ禍での海外日本人学校の現状等をお話していただきました。

 次に、JICA北陸 高野 勝郎先生に講演していただきました。高野先生は、元高校教員でJICA海外協力隊として2016年7月~2018年3月の2年間フィジーで環境教育の職種で派遣されました。フィジーでの経験を通して、国際理解、多様性についてお話していただきました。


令和3年度の派遣について

 令和3年度は、テヘラン日本人学校、上海日本人学校、サンパウロ日本人学校(シニア)に派遣されました。

派遣教員の先生方のご健康とご活躍をお祈りします。

令和2年度の派遣について

 令和2年度の福井県からの在外施設派遣者は3名です。ジャカルタ日本人学校、ワルシャワ日本人学校、アムステルダム日本人学校へ赴任されます。

各先生方の今後のご活躍とご多幸をお祈りいたします。

全海研研究大会北海道大会の報告

【8月22日(木)】会場:旭川トーヨーホテル

 12:30~13:30 開会行事

 13:30~16:00 特定課題別分科会(5つの分科会)

        第4分科会「日本人学校のインターナショナル化」に参加

 16:00~17:30 記念講演「これからの外国語教育と国際理解」

         北海道教育大学札幌校教授 萬谷 隆一 氏

【8月23日(水)】会場:東川小学校、東光幼稚園、旭川藤星高等学校

  8:45~ 9:25 東川小学校公開授業「Globe 一日の生活を伝えよう」

 10:30~11:15 東光幼稚園公開授業「英語であそぼ(5歳年長児)」

 11:15~13:00 移動(旭川藤星高等学校へ)昼食

 13:00~13:30 全体会・研究発表

 13:30~14:30 授業別分科会(東川小学校の分科会に参加)

 14:45~17:15 実践事例発表会(管理職の実践に参加)

【8月24日(水)】会場:旭川トーヨーホテル

  9:30~11:30 トーキングテーブル(「派遣への道」に参加) 

「世界と子どもをひらき、つなぎ、つむぐ教育をめざして~ネットワークでつむぐ、あすの教育~」の研究主題のもと、日本人学校等の在外教育施設に派遣された教員で組織する教育研究協議会の全国大会(北海道大会)に参加した。

 記念講演で、「これからの外国語教育と国際理解」として、北海道教育大学札幌校教授 萬谷 隆一 氏は、外国語教育は、異文化を持つ人々との直接的対話のツールと共感的態度を身につけさせるという点で、国際理解教育につながる有益な教育活動であり、逆に国際理解教育を推進することで、異文化及び異文化を持つ人々への親近性が高まり、外国語習得を促すことにもなると述べていたが、全くその通りだと思った。

 東川小学校では、教育課程の研究開発校として、新教科「Globe」として、国際理解教育と英語教育を合わせた教科の授業を実施しており、児童が、交流する国の文化を考えながら、発言していたのが印象に残った。

北信越ブロック新潟大会報告

1 日時 8月5日(月)~8月6日(火)

2 会場 シティーホールプラザ「アオーレ長岡」西棟3F協働ルーム 新潟県長岡市大手通1丁目4番地

3 内容

【8月6日(火)】

 9:00~ 9:50 開会式(主催者挨拶、来賓祝辞、各県の取組報告)

 9:50~11:20 講演会「グローバル化で求められる能力」

 11:20~12:15 スタディツアーの取り組み紹介(日本人学校の訪問)

 12:15~13:30 北信越各県代表者会

 13:30~16:45 実践発表発表(発表数14本)

 福井県の発表・青島日本人学校の教育と現地理解

 ・シンガポール日本人学校クレメンティ校の実践

 16:45~17:00 閉会式(主催者の言葉)

「豊かな心で、新たな時代を拓くグローバル人材の育成」の大会テーマもと、日本人学校等の在外教育施設に派遣された教員で組織する教育研究協議会の北信越ブロック大会に参加した。

 研究大会では、①日本人学校での特色ある取組、②国際理解教育の実践、③日本人学校・補習授業校における運営や経営、④シニア派遣の実際の14本の実践研究が発表され、「グローバル人材の育成」という視点で研究協議が行われた。また、北信越各県の国際理解教の取組についての情報交換も行われ、今後の本県での国際理解教育の推進に活かしていきたい。

2019年度福井県国際理解教育研究大会

1 開催期日 令和元年8月2日(金)13:00~16:00

2 開催場所 福井市きらら館 大ホール

3 参加人数 福井県内小中学校教員90名

4 事業概要・成果

<概要>

第1部 講演 『グローバル教育のすすめ』

 講師 全国会街子女教育・国際理解教育研究協議会

 会長 滝 多賀雄 氏

第2部  実践事例発

 『マニラ日本人学校での教育・子どもたちの生活の様子』

 講師  坂井市丸岡南中学校教諭 荒井 啓臣 氏(前 マニラ日本人学校 教諭)

第3部 参加型ワークショップ

 講師 JICA北陸 福井県国際協力推進員 竹本 沙織 氏

<成果>

 第1部の講演では、今後の在外教育施設や国際理解教育のあり方についてお話をうかがった。ダイバーシティ(多様性)が学校教育にも求められる時代において、日本人だけのコミュニティーにとらわれない感覚を磨いていくことが、在外教育施設や国際理解教育をすすめるにあたって重要であることを教えていただいた。

 第2部では、在外教育施設に派遣され今春帰国した教員から「派遣国の生活習慣や文化、派遣校での教育について」の貴重な話を聞くことができた。日本と海外では常識が異なることや、在外教育施設では海外の事情に合わせて教材や指導方法を工夫していることがよく分かった。

 第3部のワークショップでは、国際理解教育の授業で活かすことができそうな指導方法を伝えていただきながら、ゴミ問題や温暖化などの地球規模の課題について理解を深めることができた。

 参加者の反応や活動も大変活発であり、参加者同士で活発に交流する場面も多く見られた。今回の研究大会が、参加者の今後の国際理解教育実践の一助となることを期待している。

 この研究大会は、福井市教育委員会課題別研修も兼ねています。

総会・帰国報告会を開催しました。

福井県国際理解教育研究協議会(FIAT)では、2019年度総会・帰国報告会を開催しました。会員及び会員以外の方で、国際理解教育、在外教育施設(日本人学校等)への派遣に興味のある方にも参加していただきました。総会・帰国報告会の後、帰国者を囲んでの慰労懇親会で情報交換を行いました。

1 日 時  2019(令和元)年6月1日(土) 13:30~16:30

2 会 場  福井市順化公民館第2教室 福井市大手3丁目16-1

3 日 程  総 会 13:30~14:30

      ・2018年度事業報告、決算報告

      ・役員改選

      ・2019年度事業計画、予算案

      ・北信越ブロック大会(長岡)、全国研究大会(旭川)

      帰国報告会 15:00~16:30

      ・シンガポール日本人学校クレメンティ校の教育実践等

4 その他  日本人学校派遣に関する相談等

 ※18:00~20:00 情報交換会(帰国者慰労懇親会)参加者18名

第44回全国海外子女教育・国際理解教育研究大会に参加しました。

第44回全国海外子女教育/国際理解教育研究大会(8/3~8/6)が長野県長野市で開催されました。

第1日目(8/3) に参加した会員の報告レポートです。

 特急と新幹線を乗り継いで着いた長野市の会場は、歴史ある善光寺や冬季オリンピックのレガシーに囲まれた場所にあった。駅や通りには、観光を楽しむ外国人の姿も多く見られ、海外子女教育・国際理解教育の研究大会の開催地としてぴったりだなと感じた。

 午前中の海外子女教育振興財団の平教育相談の講話では、海外に渡航する子女の低年齢化や滞在の長期化が近年顕著になっていることがデータによって示され、それらに伴って生じる課題が紹介された。駐在員の晩婚化により一緒に渡航する子どもたちの年齢は、小学校低学年や未就学児が増えてきている。そして、日本人学校でなく現地校やインターナショナルスクール、日系でないプレスクールを選択するケースも増加している。特に欧米圏においてこの傾向は強く、日本人学校の規模は縮小傾向にある。これは、保護者の英語教育に対する関心の高さの現れと捉えることができる。

 しかし、母国語の習得が不十分な幼少期にそのような環境で育つことが、子どもたちの発達や学びにとってマイナス面もあることも例が紹介されていた。国内以上に高い日本人学校における英語教育のニーズとそれに応えるための大きな課題があると考えさせられた。また、日本人として母国語を習得する過程の重要さや日本人学校で学ぶメリットを保護者に広く理解してもらう必要もあると感じた。さらに、帰国してから子どもたちが抱える問題については、当たり前だが日本の学校文化に慣れるために教師の支援が重要であると感じた。今後は派遣経験者として、帰国子女を受け入れる学校内のサポート体制を作るという役割を積極的に果たしていくよう、心がけていきたい。

 午後のトーキングテーブルでは、国際理解教育の実践例の発表に参加した。長野県の先生が取り組んでいる実践が資料とともに紹介された。特に印象に残ったのは、個人で集めた豊富な写真資料を交え、朝の会など短い時間に行っているという発表だった。異文化に対する興味を高め、市民教育を進めるためには日々の積み重ねが効果的だなと感じた。後半は、参加者も交えて各県や個人で取り組んでいる事例や課題について話し合った。全国の先生方が、様々な視点や方法で国際理解教育に取り組んでいることは励みになった。福井でも他の先生方が派遣経験を活かした実践に取り組まれていると思うので、ぜひ伺ってみたい。実践例の情報交換をする場を設けられたら、と思う。

平成29年度国際理解教育研究セミナーの開催

日時:平成29年7月31日(月)13:30~16:00

会場:福井県国際交流会館 第2会議室

テーマ:地球的・世界的視野を広げるグローバル教育のすすめ

参加人数:福井県内小中学校教員 45名

<概要>

第1部 実践事例発表

 『多様性の国 メキシコ』

  講師 福井市光陽中学校 三上 あずさ 氏(前 日本メキシコ学院 教諭) 

 『初めて海外の日本人学校に行って感じたこと』

  講師  福井市足羽中学校 杉村 敏隆 氏(前 蘇州日本人学校 教諭)

第2部 参加型ワークショップ

『海外での経験をいかしたワークショップの体験』

  JICA関西・滋賀県国際協力推進員 山本 康夫 氏

  JICA北陸・福井県国際協力推進員 玉村 香奈 氏

<成果>

 第1部の実践事例発表では、在外教育施設に派遣され今春帰国した教員から「派遣国の生活習慣や文化、派遣校での教育について」の貴重な話を聞くことができた。子どもも教師も、現地での様々な経験を通して、これからの社会において必要不可欠な多文化共生意識の芽を育んでいる様子が大変よくわかった。

 第2部のワークショップでは、「写真」をテーマにした「フォトランゲージ」や「写真の教材化」体験など、国際理解教育実践の手立ての一つを学ぶことができた。外国で撮った何気ない一枚の写真も、ねらいをもって取捨選択し、授業において活用することで、その国の生活習慣や文化、飢餓や貧困などの社会問題、人々の価値観など、子どもたちにじっくりと考えさせられることを、身をもって実感することができた。

 参加者の反応や活動も大変活発であり、セミナー中はもちろん、セミナー後も講師に積極的に質問したり、参加者同士で情報交換したりする自発的な姿が随所に見られた。今回のセミナーが、参加者の今後の国際理解教育実践の一助となることが期待できる。

平成28年度在外教育施設派遣教員帰国報告会

先週、6月4日(土)に今年度の帰国報告会を開催しました。今回は、マレーシア・ジョホール日本人学校、インド・ニューデリー日本人学校勤務を終え、この3月に帰国されたお二人の先生から、現地での生活の様子や文化、日本人学校での実践などのお話を伺いました。やはり、現地で生活した方からの「生の話」は非常に興味深く、裏話もたくさんお聞きすることができました。例年になく大盛況だった今回の帰国報告会…。この夏に本県で開催される「北信越ブロック福井大会」でも、お二人の先生のお話をお聞きすることができますので、興味のある方はぜひ福井大会へお越しください。







北信越ブロック長野大会報告

 去る8月2日(日)に、平成27年度北信越ブロック国際理解教育研究協議会長野大会が行われました。本会からは、第五分科会「海外派遣を希望する人のための情報交換」において、赤星・山村両顧問が司会者・パネリストを務め、派遣への心構えや面接試験、シニア派遣や日本人学校・補習校等などの現状について情報交換を行いました。他の分科会も、海外研修報告や国際交流活動の事例紹介など興味深い内容が盛りだくさんでした。

 また、「我が国英語教育の課題と展望」と題した信州大学名誉教授(兼小諸市英語担当指導主事)の渡邉時夫氏の講演会も行われました。小諸市の小学校外国語活動を例に、授業のちょっとしたコツ、小中高の連携や組織面、これからの進むべき方向性など、英語教育の現状と課題を確認することができました。

 次回は、福井大会です。 福井らしさあふれる大会にしていきます。

国際理解教育研究セミナー開催!!

平成27年度 国際理解教育研究セミナー

1 日 時  平成27年8月19日(水) 13:30~16:00 

2 会 場  福井県国際交流会館 第3会議室(2F)

       福井市宝永3-1-1 TEL0776-28-8800  

3 主 催  福井県国際理解教育研究協議会

4 後 援  福井県教育委員会 福井市教育委員会 

       福井県国際交流関係団体連絡会  (公財)福井県国際交流協会

5 内 容

第1部 講 演

 ①『バルセロナ日本人学校での3年間』

  講師 織田中学校教諭 青木礼史氏 (元バルセロナ日本人学校教諭)

  ②『グローバル人材の育成を目指して』

  講師 元有終南小学校校長 山村宗武氏(元ダラス補習校 校長)  

第2部 参加型ワークショップ      

『簡単なアクティビティを通して国際理解を考えよう』              

 講師 JICA北陸 西出 有由美 氏