ご挨拶
福井県国際理解教育研究協議会(FIAT)
会長 水島 直文
福井県国際理解教育研究協議会は、平成11年11月13日に在外教育施設での勤務から帰国した教員が中心となって設立された組織で、令和6年6月現在で46名の会員で構成されています。また、特定非営利活動法人 全国海外子女教育・国際理解教育研究協議会(略称:全海研)の一員として、帰国子女教育・国際理解教育の一翼を担っています。
本会では、例年5・6月に総会及び国際理解教育セミナー(帰国報告会)、8月に福井県国際理解教育教育研究大会を開催し、帰国された先生方の派遣中の活動や帰国後の教育実践発表や、現在、日本人学校に赴任している派遣教員の先生とオンラインでつないでリアルタイムの情報交換を行うなど、本県での海外子女教育・国際理解教育推進の中核となるよう取り組みを行っています。また、県内各小中学校に出前授業を行ったり、全海研や北信越ブロックと連携し、様々な事業を進めたり、2月には新しく在外教育施設に派遣される教員の方々の激励会を行ったりしています。
新学習指導要領で導入されている小学校5・6年生の外国語科や3・4年生の外国語活動など、日本人学校等の在外教育施設で従来から実践されている教育活動が、これからの教育現場で取り組まれています。このような中で、世界へと視野を広げ、グローバル社会を生きていくための国際理解力を育成するためには、どのようにして言語能力を習得し、グローバルなコミュニケーション力を身に付けていくための国際理解教育の授業について、各教科、総合的な学習の時間などの教育活動において研究実践を行っていきたいと考えています。在外教育施設で実際に活動した派遣教員の経験や実践が多いに役立てることができる時代となってきました。県内各地域で活躍する派遣教員がともに手を携えながら本県の国際理解教育を進めていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
2024年6月1日