✈フランスParisでの思い出から


🎀Selaちの過去体験話🎀

10年以上前の頃だったから部分的にしか覚えてない

(イコールランド[フランス語版増刷]の原稿を制作しながら、フランスの曲や

過去の思い出の曲を聴いていたら、いろいろ思い出して書きたくなりました。

フランス語版の原稿は細かい文字のチェックとか本当に地味な作業続いたけど、

やっと出版社に提出してひと段落ついたところ。

日本語版制作に取り掛かる前にこれ書きました。)

短い期間だったけど、預かってもらっていた。

まだスマホもなくて、携帯が折りたたみでカラー画面になってしばらくしたくらいの時期だった気がする。

フランス人の持っていた携帯が、緑色の画面で、日本の携帯がかなり進んでいるんだなと思った。


預かってもらっていた家のTVでこの曲が流れていた夏のある日が印象的だった。

https://youtu.be/oofSnsGkops

(この曲をたまたま今聴いたら、フランスにいた時の記憶が蘇ってきたので書きたくなった。

それから日本に来て、この曲が日本で流れだしたのはずいぶん後だった。

特に好きとかどうとかではなく、あの頃を思い出した印象が残っていたから。)


預かってもらっていた人が仕事に出かけ、

わたしはひとりでParisやParis郊外をメトロやバスに乗って散策するひとり遊びの日々の内の1日だった。

その預かってくれていた人はほぼ放任主義の大人だった。

わたしは1枚が1.4€ユーロだったかの10枚綴りだったかの回数券を買って、

1枚でメトロもバスも乗れたし、

1回乗ったら、降りるまでその1枚で乗れるから、

こんなに安くParis市内を移動できるのがガキんちょのわたしには嬉しかった。

ムーランルージュMoulin Rouge のあたりは行かない方がいい(もし行っても立ち止まってはいけない)と言われていたので、

そのあたりには行かなかったけど、

モンマルトルMontmartre の丘はとても好きで何度も通った。

4人に1人の子どもがドラッグ?を使っているとか言われてたけど、ほんとかどうかわからなかった。

その時はその場所が映画『アメリ』の舞台だったことも知らなかった。

あの下にあるメリーゴーランドを後で映画で観た時なつかしかった。

(市内にはところどころにメリーゴーランドを見かけた気がした。

それからフランスパンbaguette の食べかすがポストの上とかあちこちに置かれていて、

ゴミはたくさん落ちてた気がする。)

モンマルトルの広場Place du Tertre に行くと絵を描いているギリシャ人のサンタクロースみたいなおじいさんが

お世話してくれた。

いつもわたしの頭をなでて、近くの絵描きの人たちに

フランス語で『かわいいだろ?』と聞いていたのがおもしろかった。

いつもわたしをそばに置いて絵を描いていた。

わたしはその頃、まだ絵を描く気にはならなかったけど、

絵を描く様子を見るのはおもしろかった。

フランス人の人たちはカフェのコーヒーを買ってきて、

いつも飲んでいた。

プチカップに苦い濃いエスプレッソのようなコーヒーだった。

なぜか何人ものフランス人がわたしに何杯もカフェを買ってきてくれるし、

近くのお店のカフェにもいくつか連れて行ってくれた。

お店の中で、ジャズピアノを弾いて、空き缶にチップをもらっていた浮浪者っぽいみなりのおじいさんが

とても演奏がうまかった。

外でも子どもが楽器演奏してチップもらって働いていた。

フランス人は露店か歩きながら絵を売っていたけど、

たまに日本人らしきアーティストは会場を借りて展示会を開いていた。

わたしが一番好きだったのは、モンマルトルの丘にある大聖堂だった。

それまでに、最近事件が起きたあのシテ島のノートルダム他

Paris市内にたくさんある大聖堂を暗くなるまで歩いて巡るのが好きだった。

夏は夜21時頃まで明るくて遅くまで歩いて巡っていたから、

夕方、入った大聖堂で

たくさんの赤いキャンドルと聖歌が聴こえてくるのが好きだった。

だけど一番好きなのは大聖堂のステンドグラスを見て廻ることだった。

大聖堂のステンドグラスは全部違う絵で

Parisにある大聖堂の絵をつなげると1つの物語になるのを知っていたから、

見て廻っていた。

だけど、やっぱり

Basilique du Sacré-Cœur サクレ・クール寺院が一番素好きだった。

天井が高いのは同じにしても、

天井の絵がすごかったけど、

その天井を見上げた時と、外からの丘の上の光がステンドグラスを通して入ってくる感じの

浄化される感覚がとても爽快で

ここから離れたくないと思った。

温泉につかっているみたいにずっと座っていた。

森林浴みたいな気持ちよさがあった。

それが、パリ市内にたくさんある大聖堂との違いは、

その魂が浄化されるような感覚があるかないかの違いだった。

過去の残酷な歴史をその散策で感じる場所があった。

大聖堂だけど、入ると苦しくなる場所もあった。

過去の歴史で処刑された人たちの何か苦しさを感じる場所もあった。

今思えば、フランスに旅行に行く人なら旅行前に調べたり詳しいかもしれないけど、

わたしはよくわからずガキんちょの時に連れられて行ってから

自分で探索するしかなかった。


とにかく所持金ほとんどないガキんちょの一人巡りだから、

オペラ座の前まで行って眺めただけ、

メトロ乗って、バスに乗ったら終点がベルサイユ宮殿で

門をくぐり

18€ユーロだったか持ってなくて、またまた前を宮殿の前をうろうろしていただけ、

だけど、ベルサイユ宮殿はお城みたいな建物じゃないから、

ちょっと学校ぽいなと思った。

この頃はまだマリーアントワネットやフランス革命についても知らなかった。

後になって知ったり、2年前だったか『ベルサイユのばら』をYouTubeで観たり

コミック読んだりして初めて歴史を知った。

それを知っていればあの時、ベルサイユ宮殿もっとちゃんと見ておけば良かったと思ったから

次行く時はちゃんと行くことしよう。


当時撮った写真はデジカメやスマホがない時代の

使い捨てカメラみたいなので撮ったもので、

タンスのどこかにしまわれている。


同じ場所にいてもお金やステイタスある人達とは全然違う貧しい体験なのだろうとは思うけど、

ただその時は一人で遊ぶ探索の遊びが好きなガキんちょだった。

あれからだいぶたったけど、

マクドナルドのマークが白色だったり景色の色規制があった場所だから、

今もあまり変わっていないかもしれないけど、

あれから、何度が夢に出てきて、ホームシックみたいになる時がある。

あの何百年も変わっていない景色の街だからか、

めちゃくちゃノスタルジックを感じるParisでした。

日本は狭い土地にたくさん人間がいて満員電車とかすごいけど、

フランスは人が少なくて、街の空間が広い感じでゆったりなのもあるし

カフェ飲んでばかりの人多くて

ほんと時間が止まってる感じがした。



2年前2017年に航空会社Air FRANCEのイベントに招待された。

入り口にCAさんが並び、搭乗口みたいな演出されていた。

あの入口から香水の香りは

シャルルドゴール空港と同じ香りだった。

入口にはシャンパンがたくさん並べられていた。

立食のメニューはファーストクラス(LA PREMIÈRE)に出される新作メニューなどとのことだったけど、

わたしはVeganなので、飛行機の中でも、CAさんがわたし用にVeganメニュー作ってくれたのを思い出した。

それをしてくれたCAさんのあの飛行機は

AirFRANCEだったか、

Virgin Atlantic Airways (イギリスHeathrow ⇔Japan成田)だったか

忘れてしまった。

イベント会場で流れていたこの曲

https://youtu.be/zJyWFcEv0XE

(1:00~からの歌声が入るとこからが好き)

香水の香りと

シャンパンと

積み上がられデコレーションされた色彩々のマカロンの感じは

ふんわり系のほうのフランスの感じだけど

Veganのわたしにはいろいろ気になる点をみつけてしまう

のでありました🐰










会場はスウェーデン大使館の近くでした


イコールランド[フランス語版]は今年のParis JapanEXROに出展のため制作していたのに、

延期にしてしまった。

せっかくイベント関連のかたがお話してくれたのに残念。


2019年5月14日~

カンヌ国際映画祭にお仕事のためドラマ映画製作プロデューサーさんが行かれるので

写真をお願いしてしまいました。

黄色の暴動やノートルダム事件あった後で、Parisは変わったと聞くけど、

どうなったのでしょうか。


(追記)

その他

✈少女時代のLondonでの思い出

✈ニューヨークでの勉強とボランティアの体験

✈イタリアRomaとバチカンの短期留学と不思議体験(現実になった予知夢)のお話

についてはまた気まぐれに書くかもしれません。