〜 今回の渡航に参加して、いろいろなことを学んだ。 〜
日本からブラジルに行ったことがある、という人はそう多くないだろう。そんな中で、今回高校生という若い身分でありながらブラジルに渡航することができたことは本当に貴重で、学びに溢れた価値ある経験であるということを自覚する。
今回の渡航への参加には、遠軽町の若い世代(そして町民全体)の代表として「日伯関係、遠軽-バストスの友好関係を未来へつなげる」という意義が込められている。はじめに学校内選考に応募したときは、正直なところ、2週間の非日常的な体験であると思っていた。しかし、実際にブラジルに行ってみて、たくさんの人と知り合い、交流し、お互いについて学んできた今、この渡航はたった2週間だけのものではなく、私の人生をも変える、一生のものであったのだと思う。地球の裏側で交流してきた若者たちと一生繋がり、ブラジルの事情を知る者として日本とブラジルの関係をつなぐ新たな世代を担うということが、私の使命であるのではないかと考えている。
そのために、私は今ポルトガル語の学習に興味を持っている。現在日伯を繋いでくれている方々の高齢化が進んでいるのだという。今は受験勉強で忙しく、大学ではこれまでの志望通り教育学を学ぼうと思っているが、私はもともと語学が好きなので、個別にポルトガル語を学習し、今後もブラジルと関わっていきたいなと思っている。