M5Stamp Picoを用いたIoT基板,StampBoard の新しいバージョンが完成しましたので,紹介したいと思います。
5000mAh の鉛蓄電池 で動作テストを行なった結果,10分間隔での測定の場合,約8日の動作を確認することができました(蓄電池の寿命や通信環境によります)。
3W ~ 5W 程度のソーラーパネルを使用することで長期の測定を行うことも可能です(天候により左右される場合があります)。
本ユニットは,SDI-12センサを最大で4本まで接続・測定することができます。使用可能なSDI-12センサは現時点(2022年9月)で以下の通りです。
①Digital TDT sensor (Acclima社)
②Digital True TDR sensor (Acclima社)
③WD-5 (WT, WTA, WET) (A・R・P社)*
④TEROS-21 (METER environment社)*
⑤TEROS-11 (METER environment社)*
⑥TEROS-12 (METER environment社)*
本ユニットは,I2Cセンサを最大で4本まで接続・測定することができます (grove端子 × 2 ch,端子台 × 2 ch)。使用可能なI2Cセンサは現時点(2022年9月)で以下の通りです。
④Digital Light Sensor (M5Stack社)
*ENV.Ⅱ もしくは,ENV.Ⅲのいずれか片方を使用できます
本ユニットはプログラミング不要で,スマホ等から端末の設定を行うことができます。所定の手順で端末をウェブサーバーモードへと移行させることにより,スマホ・タブレット・PC等から端末の設定画面を開くことが可能です。主な設定項目は以下の通りです。
①機器情報:機器のバージョンや現在の設定を閲覧するページ
③Wi-Fi:周囲の接続可能なアクセスポイントをスキャンし,接続設定を行うページ(手動入力も可)
④測定間隔:機器の測定間隔を変更するページ(1分,5分,10分,20分,30分,60分から選択可)
⑤SDI-12使用センサ設定:測定に使用するセンサのアドレスを設定するページ
⑥SDI-12センサアドレス変更:SDI-12センサのアドレスを変更するページ(1本接続時のみ可)
⑦アップデート:ファームウェアを更新する際に使用するページ
⑧測定ログのダウンロード:microSDカードに保存された測定ログ(.csv形式)をダウンロードできるページ
本ユニットは,以下の2タイプの電源に対応しています。
StampBoard 4 の紹介は以上となります。